■ スタッフ編 ■


 スタッフ編は、強制で(脅してませんって)全員書いてもらいました。ガンガンゲームで遊んでいる人、仕事じゃないとゲームしない人、やさぐれている人などバラエティならライターには負けませんので、ぜひ読んでみてください。

 タイトルをクリックしていただくと、GAME Watchの関連記事へリンクしてあります。情報収集のご参考にしてください。

 


石田賀津男
  3Dアクションばかりレビューを書いている私ですが、決して専門というわけではありません。「コレが面白いよ!」と評判を聞きつければ、ジャンルを問わず何でも遊ぶ雑食プレーヤーです。最近はMMORPGを遊ぶことが多かったので、そろそろ殺伐とした対戦ゲームや、ひとりで大笑いできるコメディタッチのゲームに手を伸ばしたいところ。要するに、あんまり頭を使わずにバカ騒ぎできるゲームがいいってことですかね?

PS2「半熟英雄 対 3D」(スクウェア・エニックス)

 個人的に、年末年始に一番遊びたいタイトルです。大抵のRPGは1回クリアすると飽きてしまう性質なのですが、SFC版は何周したかわかりません(そんなに長いゲームでもないですが)。シミュレーションやアクションの要素もありますが、シンプルなシステムなので必死になって小難しいことを考えずに笑えるゲームという点では、まさに最適の1本ではないかと思います。 

(C)2003 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

GBA「逆転裁判」シリーズ(カプコン)
リンク先は「逆転裁判2」

 コタツに入っておせちを食べながらでも遊べる(行儀は悪いですが)ゲームとしてはこちら。「異議あり!」などの名台詞? を生み出したこのシリーズ、普段はゲームをしない人も、デジタルの小説かマンガだと思って気楽に遊んでみてください。「逆転裁判」と「逆転裁判2」はベストプライス版になって2,980円で発売されているので、お安く遊べる点もオススメ。今から遊び始めれば、年明けの1月発売予定の「逆転裁判3」にも間に合います。

PC「EverQuest」(SCEA)

 年末年始だけでなく、来年1年かけて遊べるようなやりがいのあるゲームが欲しい方にオススメのMMORPG。数十人単位でのグループ戦闘や、15の種族と15の職業による明確な個体差、圧倒的な量のアイテム、魔法、クエスト。英語版の発売から4年近くが経過していますが、現在も続くゲーム拡張により、未だ他を寄せ付けない最高の完成度を誇ります。かわいらしいキャラクタに人気が集まりがちな国内では今ひとつ伸び悩んでいますが、これを遊ばずに3DMMORPGは語れません。

PC「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Raven Shield」(UBI Soft)

 かなり前から、一緒にやろうと薦められているFPS。チームプレイによる対戦はもちろん、プレーヤーと協力してミッションをクリアするゲームモードもあります。偵察や陽動、突撃など、戦況にあわせた戦い方を要求されるので、チーム間の連携を考えるだけでもかなり楽しめそう。ちなみにXbox版も発売されており、Xbox Liveによる対戦・協力プレイが可能です。

AC「ぷよぷよフィーバー」(セガ)

 アミューズメント店舗へ出かけるならば、こちらに注目。家庭用ゲーム機では来年2月から順次発売が予定されていますが、今のところはアーケード版のみが稼動しています。キャラクタが一新されて違和感を覚える方も多いでしょうが、遊んでみて感じられるポップな印象は、むしろ今まで以上に「ぷよぷよ」らしさがあります。ゲームとしても、連鎖やおじゃまぷよのシステムが少し変わっているので、また新鮮な感覚で遊べるはず。


 

北村孝和
  天皇杯。5-0で川崎フロンターレが散ったとき「あぁ、これは神様が“33歳の年末年始はゲームをして過ごすが良い”と教えてくれたのだな、と。あれあれ? それだとフロンターレが負けたのは俺のせいですか?」などと考えた途端に耳鳴りが酷くなってきました。電波カムヒアー(30分ほど受信)。
 ……えー、気を取り直して。ワールドカップの余韻か、今年もたくさんのサッカーゲームが発売されたわけですが。冬にマッタリ遊ぶなら、やはり「Jリーグ プロサッカークラブをつくろう! 3(サカつく3)」と「Jリーグ ウイニングイレブンタクティクス(ウイタク)」の2本でしょう。選手のキャラクタを重視するなら前者、監督の立場でチームコンセプトをコツコツと作り上げることに魅力を感じるなら後者といった具合でしょう。個人的には「サカつく3」の留学先に関する厳しいフラグ縛りが納得いかないんで「ウイタク」の稼働率が高くなりそうです。あと、寝る前に10分だけ「くまうた」。これ基本。

PS2「くまうた」(SCEJ)

 シュールな笑いを欲している人に、ぜひともオススメしたい1本。ソリッドに説明すると、要はクマが思いついた単語をつなぎあわせて演歌をこしらえていくゲーム。簡単な言葉を教えることも可能。教えた言葉を使った歌詞も出てくるが、基本的には“なるべくいじらず”に歌詞を完成させるのが熱い。師匠(自分)が手を加えると、どうしても「狙った歌詞」になってしまうのだ。狙って面白ければいいが、寒かったときの自己嫌悪感は死にたくなるものがある。ゲームの目的はあってないようなもので、しょーもない歌詞を弟子のクマが音声合成で歌うのを見ているだけで楽しい。“笑い袋”を思い出させる声質、背景演出、クマの動き、テキトーなメロディ……全編にわたり、制作者である森川氏のアイデンティティが感じられるのもいい。個人的には2003年のイチオシ。バッチコーイ!!

(C) Sony Computer Entertainment Inc.

●PS2「Jリーグ ウイニングイレブンタクティクス」(コナミ)

 『監督』の立場からクラブを指揮することに特化したシミュレーションゲーム。J1、J2の全クラブ、各国の代表40チームが実名で登場する。監督がやれることはそれほど多くないが、こと「戦術」となると話が一変。よほどコアなファンでもない限り、どこから着手すればいいのか悩むほど細かく設定できる。やり込むとAIの練りが足りない点に気付かされるが、目くじらを立てるよりは「まぁ、そういうモンだ」と割り切って遊ぶが吉。

●PS2「SIMPLE2000 THE地球防衛軍」(D3パブリッシャー)

 地球防衛軍の隊員となり、巨大蟻(異星人)、UFO、歩行戦車、怪獣などと戦う、後方視点のアクションシューティング。雲霞の如く襲い掛かる敵を、ただひたすら撃ちまくるシンプルなゲームだが、眼前に迫り来る巨大蟻のキモさ、飛び交うUFO、威圧感たっぷりの歩行戦車と巨大怪獣、「さ……酸だぁーっ!」などの通信ボイスによる演出が、激しい高揚感をプレーヤーにもたらす。リアルな蟻に鳥肌も立たなくなり、冷静に死骸の山を築けるようになった頃、2度目の刺激が来訪。「慣れていくのね……」などと呟きながら難易度を上げると、途端にゲーム性が一変。緻密な戦略を立てて少しずつ敵戦力をそぎ落としていかないと瞬殺される、実にハードコアなゲームへと変貌するのだ。性能が大きく異なる武器、攻撃ではなく高速移動手段として真価を発揮する乗り物など、とても2,000円とは思えない秀逸な内容。PC系のコアなFPSプレーヤーには「プッ、あんなチープなゲーム面白がってんだ?」などと笑われることもあるが、ゲームは見た目ではない。第一、巨大蟻もUFOも歩行戦車も巨大怪獣も出てこないゲームに、我々は興味なんかないのだ!


 

佐伯憲司
  レビューでも散々遊んでいるのですが、リアルタイム性のあるものがとにかく自分には肌に合うようです。好きなジャンルは格闘、アクション、レース、シューティングとか。苦手なのはシミュレーションですかね。今年も自分的にはゲームは豊作で、レビューにも書きましたが、「ことばのパズル もじぴったん」からはじまり、「アヌビス ZONE OF THE ENDERS」、「ソウルキャリバーII」、「メイド イン ワリオ」、「頭文字D」、「R:RACING EVOLUTION」、「Kunoichi -忍-」あたりが印象深かったです。ただ、「好きこそものの上手なれ」といっても、30過ぎのヘタレなんで、候補を挙げてはみたものの、休みの間に全て消化できるかは不安でいっぱいでございます……。

PS2「ハイパーストリートファイターII」(カプコン)

 いやもう、単純に面白かったんで。操作スキル復活→キャラクタ能力を記憶より召還→組み合わせ再考→新しい発見→キャラ再選択→以下ループという流れで延々遊ばされております。楽しいですが、それと同時に寄る年波を感じさせて鬱にもなれてしまうヘンな作品。くっそー(現在連敗記録更新中)。来年AC版も出ますんで、練習したい人は今すぐ、です。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

PS2「キャッスルヴァニア」(コナミ)

 まだラストまで行ってないので、ストーリーを含めて先が気になる。ミュージックモードを出現させるまでがんばりたい所存。歴代シリーズプレーヤーはぜひ。

PS2「Kunoichi -忍-」(セガ)

 これもまだ遊びきれてません。凡ミス=即死なので非常にシビアですが、やる気だけは失っていないので。ウエーン! まだ終わらないよー(本音)。

PS2「零~紅い蝶~」(テクモ)

 前作をプレイしながら今作はまだ積んじゃってますね。すいません。福田さんのレビューを読みつつ、うんうん言いながら遊んでみようと思っています(なんだかこんなのばっかり)。

GC「バテン・カイトス ~終わらない翼と失われた海」(ナムコ)

 セガの「アヴァロンの鍵」とか、「PSO3」とか、カードゲームが今年の流行? なのでひとつ挑戦してみようかと思っています。手が回るかどうかだけが心配でございます。


 

中村聖司
  PCゲーム担当ということで、自宅ではできるだけコンソールゲームをやる、というのが基本方針。だったのだが、ここ数年は相次ぐMMORPGのリリースで、会社でも自宅でもPCに張付いていることが多くなった。という意味では今年の主要コンソールタイトルのほとんどをプレイできていないのが唯一の悔い。本稿では2003年後期にリリースされたPCゲームを中心にお勧めタイトルを紹介していく。対象はPCゲーム初心者層を想定している。

■アクションシューティング
「Call of Duty 日本語版」(メディアクエスト)

 これをやらなくて何をやる、というぐらいの数年に一度の佳作。シングル、マルチ共にボリュームたっぷりで、マルチプレイは近日中にもパッチによる機能拡張が施される見込み。エディター標準サポートで、今後有志によるMODリリースの期待もある。対抗馬としてはマイクロソフトの「Halo 日本語版」があるが、これはこれでたっぷり遊ばせるタイトルながら、個人的に肌に合わない。SFよりもミリタリー好きな人は「Call of Duty 日本語版」、その逆な人は「Halo 日本語版」という選び方でいいと思う。

(C)2003 Activision,Inc.and its affiliates.Published and distributed by Activision Publishing,Inc.Activision is a registered trademark and Call of Duty is a trademark of Activision,Inc.and its affiliates.All rights reserved.Developed by Infinity Ward,Inc.This product contains software technology licensed from Id Software,Inc.("Id Technology").Id Technology (C)1999- 2000 Id Software,Inc.Distributed in Japan by Kids Station,Inc. under agreement with Activision.All other trademarks and trade names are the property of their respective owners.

■フライトシミュレータ
「Flight Simulator 2004」(マイクロソフト)

 新エンジンによる「Flight Simulator」最新作であり、かつ動力飛行100周年記念作品として盛り込まれた航空史エンカルタ要素も充実し、すこぶるお買い得なフライトシム。対応するジョイスティックがなかなか手に入らないのが減点対象だが、押入の中に眠らせているような人はぜひともプレイすべき。対抗馬の「Il-2 シュトルモヴィク フォーゴットン バトルズ」は、レシプロ系コンバットシムとしては現行最高峰のクオリティで、日本語版の特徴としては、零戦、疾風などの新規機体を、英語版の新しいアドオンに先駆けて追加していることがあげられる。こちらもお勧め。

■MMORPG
「ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影」(スクウェア・エニックス)

 国産MMORPGの定番中の定番。10月以降、多数の海外プレーヤーが参加したことで、多様なコミュニケーション、プレイスタイルが採れるようになった。日本産のMMORPGをプレイするだけに親日家が多く、多少の英語力と積極性があれば円滑なコミュニケーションが楽しめるはず。バトルシステムは、相変わらずパーティプレイ依存のシビアなチューニングのままなので、快適なプレイを継続するためには、ある程度時間の余裕があり、プレイタイムを合わせられる知人、友人に恵まれていることが好ましい。

■シミュレーション
「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」(マイクロソフト)

 PCゲームは、FPS、RTS、MMORPGの三大勢力が市場の中心となっているが、「Zoo Tycoon」のような、こうしたまったりと片肘付きながら遊べるシミュレーションゲームの存在も見逃せない。次点としては「トロピコ2~海賊の島~日本語版」があるが、こちらは海賊に矢継ぎ早に命令を下し、捕虜を使役する悪人プレイシムなので、まったり片肘プレイとはいきにくいのが難点。その意味では、前作「トロピコ 日本語版」も候補のひとつとして上げておきたい。

■RTS
●該当作なし

 個人的にRTSは不作の年だった。本来ならばこの覧には欧米では7月に発売された「Warcraft III: The Frozen Throne 日本語版」が入るはずだったが、日本ではいまだ無期延期状態が続いている。カプコンから公式発表がないのもおかしな話で、日本の「Warcraft III」ファンは不幸と言わざるを得ない。国内取り扱い未発表の次期タイトルとして見るべきモノがあったのはCDV Software Entertainmentの「No Man's Land」、JoWooDの「SpellForce」あたり。いずれも「最新ゲーム DEMO & PATCH」のほうで紹介しているのでぜひ一度試してみて頂きたい。


 

船津 稔
 とにかく、怪獣とか特撮とか好きでしょうがない……そうじゃない? えーとアクションですね、好きなのは。わりと古い時代からのアクション好きなので、3Dよりは2Dアクションものが好きな傾向にある。でも、いまの時代、3Dではないゲームはそれこそ無いのでどうでしょうか。

Xbox「ダイナソーハンティング ~失われた大地~」(マイクロソフト)

 最後の面をプレイしている途中で「東京ゲームショウ2003」に突入。エンディング&やりこみに突入していないため、この冬、プレイ決定。

 とにかく、世の中にすかなからずいる“巨大生物フェチ”の皆さん! このゲームはね、そんな皆さんにお勧めですよ。それもほぼ手放しで、オ・ス・ス・メ!! 巨大みみずとか、巨大イカとか、B級映画を観て、ツッコミながらも心のどこかでワクワクドキドキする。「ダイナソーハンティング」はまさにそんな世界に入り込んで、巨大生物と生活できる (?) 素晴らしいソフトなんです。……一応断わっておきますが、巨大イカも巨大みみずも出てきませんよ、このゲームには。出てくるのは恐竜です。それも現在解明されているリアルな恐竜がわんさか出てくる。

 で、麻酔薬で恐竜をハントしていくんですが、そんな王道の楽しみ方をしているうちは、本当の巨大生物フェチとは言えませんな。いや、それでも十分面白いんですが。やはり巨大生物フェチたるもの、恐竜に追っかけられるプレイが楽しくなくては。映画観ていると巨大生物に追っかけられているでしょ? あれが、再現できるんですよ。もうサイコー!! ということで、さんざん巨大恐竜に追いかけられたい人は、ぜひXboxを購入してプレイしていただきたい。その価値があなたにはあるから。

 というわけで、船津はさらに恐竜に追いかけられ、踏みつぶされるというマゾプレイのため冬休みは邁進する所存であります。

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GBA「スライムもりもりドラゴンクエスト~衝撃のしっぽ団」(スクウェア・エニックス)

 基本終了しているのだが、ミニゲームとして用意されている「スッカー」を極めたい。

 とにかく、ラブリーなゲームで、もうそれだけでOK。アクションも細かいし、ゲームとしてもよくできている。たとえばモンスターがトロッコの前にいると、ペシャんと轢かれてしまうのだが、これが2回目までは単純に平べったくなるグラフィックなのだが、3回目にやられてしまうときはグラフィックが変わり、平べったくなるだけでなくヒラヒラと舞ったりして、それがまた可愛らしい。フィールドのグラフィックも美しいし、細かく描かれている。

 唯一の不満点は、ちょっと簡単かなぁって感じ。逆に言えば、バンバン進めるということでテンポはいい。やりこみ要素もそれなりに用意されているので、楽しめる人は長く楽しめる。アクション好きは挑戦してみて欲しいタイトルのひとつ。ということで、スッカーを極めたいところ。

GBA「メトロイドフュージョン」(任天堂)

 これ、年明けにさんざんハマって基本的にエンディングクリアしたのだが、ファミコン版、スーファミ版ではやり込んだ、タイムアタックを未プレイ。いけませんな。「メトロイド」といえば、まずクリアするためにプレイ。2度目はアイテムなどをコンプリートするためにプレイ。そして最短コースを自分なりに作り上げた上で、ここからが本当の「メトロイド」の世界をプレイすると言える。イカン、そこまで行ってませんよ!! ということで2周目、3周目とプレイしていく予定。


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(2003年12月26日)

[Reported by GAME Watch編集部]


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