「RDR2」短期集中連載「大悪党放浪記」

「RDR2」短期集中連載「大悪党放浪記」

第3回:西部の荒野は変人ばかり? 殺人鬼からロマンスまで山盛りのサブミッション

 よう、みんなきちんと挨拶はしてるかい? もちろんリアルだけじゃなくて「RDR2」での話だぜ。「RDR2」では、NPC1人1人に話しかけられるようになった。日本のRPGなら当たり前かもしれないが、普通の生活をしてたらそんなに知らない人には話しかけない。ロックスターのゲームもこれまではそうだったんだが、「RDR2」では挨拶ができるようになったんだ。そして、いきなり脅かしたり、金品を脅し取ったりできるようになった。何気ない変更点だが、俺はここに感心したんだよな。

 そして、ロックスターのゲームは、“人間”が面白い。メインストーリーはもちろん最高なんだが、本筋とは全く関係なく、突然発生するサブミッションでもたくさんの変人が登場するんだ。どう考えてもまともな神経じゃない、とにかく変なヤツばかりが登場してこちらに声をかけてくる。想像で考えたにしては妙なリアリティもあって、ひょっとしたらロックスターの開発陣にはこういう奇妙な知り合いが大勢いるのか? と疑いたくなるばかりだ。

 俺はロックスターの描く人間が好きだ。過去の「GTA」シリーズでも本編のストーリーはシリアスな話だけじゃなく、しょうもないネタが多かった。そしてサブミッションは、輪をかけてしょうもないネタが豊富で、大いに笑わせてもらった。もちろん、今回の「RDR2」でもサブミッションは豊富だ。オープンワールドあるあるとして、サブミッションに夢中になっていると、メインストーリーが進まなくなるのでやりすぎ注意なんだが、今回は、「RDR2」のサブミッションの中でも、かなりユニークだったのを紹介していこうと思う。

 結構ネタバレしちゃうので自分で実際にプレイして笑いたい人は注意しながら読んでくれ。ただ、このくらいのネタバレでは問題ないほどエピソードてんこ盛りだということはあらかじめ言っておこう。そしてもちろん、俺は今でも悪徳プレイを絶賛継続中だ。そのため、サブミッションの事を意識せずにプレイしていると、近づくものみな傷つけてしまうので、これだとサブミッションが全然捗らない。一部のサブミッションでは、このプレイスタイルが原因で続行できなくなったり、厄介な事になったので、こういう悪徳プレイならではの体験も語っていくぜ。

出会いがあれば別れもある。元カノのメアリーがかわいすぎて困る。ちなみにこのセリフは最初の依頼を断った時に言われる一言だ。寂しいとか言われたら受けないわけにいかないだろ! となってセーブデータをロードしてやり直した

伝説のガンマンや百獣の女王様?? 聞くだけでうさんくさい連中が盛りだくさん

 「RDR2」では、“見知らぬ人”に出会う事で発生するサブミッションが非常に豊富に用意されている。その中でもマップ画面上では“?”マークが表示される連中との出会いでは、色々な依頼をこなして、ストーリーが展開するようなしっかりしたサブミッションとなっているんだ。後述の“見知らぬ人”とは異なり、この”?”で登場するキャラクターは、名前もきちんと用意されており、どいつもこいつも癖が強くて、良くも悪くも自分をしっかり持った一筋縄ではいかない連中だ。

 強烈な個性の持ち主達との出会いにアーサーが面食らい、振り回される様子を見ているのは非常に痛快だ。ちょっと皮肉屋で基本的にクールなアクションが多いアーサーがしょうもない依頼に対して見せる嫌そうな顔や、呆れた顔などの表情を見ているだけでも楽しいので、“?”のサブミッションは是非受けてみてほしい。“?”ミッションは発生する場所だけでなく、時間が決まっているものも多い。プレーヤーの進行度でも変わるので注意して欲しい。全部体験したいという人は、俺のようにあえてメインストーリーを進めない、というのもありだと思う。

 かなり早い段階で会えるようになり、面白いのが、バレンタインの酒場で会う小説家だ。酒場で酔いつぶれている老人の横にいる小太りの男が小説家で、酔いつぶれている老人は伝説のガンマン、キャロラインだというのだ。そこで、他のガンマンたちにキャロラインについて取材し、写真も撮ってきてほしいと依頼される。こうして伝説のガンマンを巡る旅を始めることができるんだ。

 依頼を受けると4人の伝説のガンマンの写真とカメラが入手できる。そしてアイテムの中から各写真を見てみると、裏面に最後に目撃された場所が記載されているので、それを読むことでマップ上にマーカーが追加されるので、あとはその場所に向かうだけだ。

伝説のガンマン、キャロライン……ってただの酔っぱらいのじじいじゃねーか! このあとコイツにも出番はあるんだろうか?

 マーカーの場所に向かうと、確かに伝説のガンマンたちはそこにいる。そしてキャロラインについての取材を進めていると、時には列車の中を追いかけっこしたり、豚の糞の片付けを手伝わされたり、会話にならず決闘になってしまったり、何らかのトラブルに巻き込まれることになる。例えば、4人の中で唯一の女ガンマン、ブラック・ベルは会話もそこそこに周囲を賞金稼ぎに囲まれてしまうので、それを共闘して撃退する展開になる。大いなる巻き込まれ事故だぜ。

 この共闘では、賞金稼ぎが追ってくる事を察知していたブラック・ベルが自分の住む仮のアジトの周辺に予め爆薬を仕込みまくっており、ベルの合図とともにスイッチを入れていくと、次々と仕掛けが発動し、ドッカンドッカンとド派手に爆発しまくり、迫ってきた賞金稼ぎたちを一網打尽にするんだが、これが最高に気持ちいい。品の良さそうな女性という見た目と男勝りのキップのいいセリフとのギャップにも驚かされる正にクールな女ガンマンだった。去り際の撮影の願いにも快く応じ、颯爽とポーズを取ってくれるのもグッときた。

伝説のガンマンの1人、ブラック・ベルは最高にクールな貴婦人だった。彼女こそ伝説の名にふさわしい無法者の1人といえるだろうな
ブラック・ベルが事前に仕掛けた起爆装置をアーサーが使って賞金稼ぎを次々と撃破していく。俺自身が賞金稼ぎから追われる身だからこそ、気持ちよく共闘できたのもあるだろうな

 他に出会った奇妙な男といえば、イギリスからやってきたというサーカスの猛獣使いのおっさん、マーガレットも忘れられないぜ。サンドニの町から北西に進んだ森の中で出会えるんだが、このおっさん、見た目はむさ苦しいおっさんだが服装はド派手な女の衣装をまとってるんだ。なお、“?”マークのサブミッションにはタイトルが付いているんだが、こいつのミッションのタイトルは、「百獣の女王様」だ。……「Queen」かよ!

 ミッションの内容は馬車の故障で逃げ出した猛獣たちを見つけてきてほしいという依頼だ。逃げ出した猛獣はシマウマと虎とライオンだ。確かに前回やった狩りでそんな動物は見かけなかったから、確かに気になる。ということで依頼を受けると、マーカーが表示されるようになるので、その現場に向かえば、逃げ出した猛獣を見つけることができるんだが、最初に発見したシマウマは……ん?なんかおかしいぞ? というかどう見てもただの馬に縞模様を描いただけじゃねーか!

 ということで全ての動物を見つければミッションは完了になるんだが、進めてる途中はしょうもないミッションだなぁと呆れる展開が続く。そりゃシマウマの後に出てくる虎はクーガーに虎の模様を描いただけだし、ここで出てくるライオンは被り物をさせた犬だ。しかもライオンという名の犬が虎という名のクーガーに食われちまうんじゃ失笑しか出ない。

女王様登場! ポーズも決まっていてカッコいいじゃねーか
シマウマ……ってただの馬に縞模様描いただけかよ! まぁただ模様の描き方はうまいな。

 こんだけ偽物を連続して出してきたんだから、こりゃ最後のオチは本物のライオンでも出してくるのか? なんて冗談を言いながら最後の動物を捕まえに行なったら、そこにいたのはまさかの本物のライオンだったから大笑い。ところがアーサーは驚愕しまくってるわけだ。そりゃアーサーにしてみたら散々ふざけた偽物を見てきたから、ここにきて本物のライオンに遭遇するとは思ってもみなかったわなぁ。

 個人的に1番の爆笑ポイントはなんとかライオンを倒して「女王様」の元に戻った時のアーサーのリアクションだ。他のサブミッションなどでどんなふざけた事をされてもあまり怒る事のないアーサーがこの時ばかりはガチギレするんだ。そりゃ怒るわなぁ、とこのアーサーのやり場のない怒りをぶつけるリアクションが最高に好きだ。ということでネタバレしてしまったが、この衝撃的なオチとゴージャスな報酬のためにも、是非森の中で「女王様」を探して出会って見てほしい。

実は意外と珍しい、アーサーの激昂シーン。そりゃまぁ散々インチキな動物を見せられ続けて、いきなりホントにライオンだったらそら怒るわな

 奇妙といえば他にも、移動していると見かける奇妙な吊るされた死体だ。その死体のそばを調べると、手がかりが見つかるんだが、同じような死体を今後も見かけるので、都度周辺を調べて手がかりを見つけていく事でついには真犯人にたどりつく。前作「RDR1」でもこうした猟奇的殺人事件に遭遇することがあったが、今回は現場をたどって真犯人を探す感じがちょっとしたミステリーみたいで面白い。

 他にもロマンスがお望みなら、キャンプ地に届く手紙を読む事で発生する、元カノ、メアリーとのロマンスもあるぜ。バレンタインの町の北にある農場に向かうと、メアリーと会うことができる。昔の恋人だったことが会話から判明するが、この時の会話のやりとりからアーサーが未練タラタラなのがめっちゃ感じられるのが俺との共感ポイントだな。うんうん、今でもちょっと思いが残ってる元カノからの頼まれごとなんてそりゃ断れないよなぁ。

 俺も当初は悪徳プレイのために1度頼みを断ってみたんだが、断った場合はただミッションが終了するだけで、その後何の展開もないし、名誉レベルが下がる様子もなかったので、こんな事なら断る理由はないなとわざわざ過去のセーブデータからやり直したんだぜ。

 ミッションの内容としては、怪しげな新興宗教から弟を救い出すのが目的で、これを達成すると、別れ際に再度アーサーとの会話のカットシーンがあるんだが、アーサーは終始無言なんだ。だけどメアリーに対する仕草などを見ていると、やっぱりアーサーは未練タラタラってのがよくわかる雰囲気が出ていて、今更やり直す事ができないお互いの立場を、お互いが理解している感じのやり取りがすごく切ない。で、恐らくメアリーはぶっちゃけさほど未練を感じていないんだろうな、というのも何となくわかるだけにアーサーの失恋感がすごく共感できてしまう、ちょっと胸の奥の古傷がうずく展開だったわ。

 他にもショーに出演するお笑い芸人たちの仲違いを取り持ったり、謎の教授からの依頼を受けたりなど、様々なサブミッションが用意されているので、あちこち歩き回って、“?”を捜して遭遇してみてくれ。

アーサーとメアリーの別れのシーン。アーサーは何も言わないが、メアリーへの態度から未だに未練があるのがよくわかってしまう

歩いていると聞こえてくる人の声、名もなきヤツらを救うか殺すか?

 「RDR」シリーズでは“?”サブミッションのように用意された出会いとは異なる、もう1つのすれ違う“見知らぬ人”とのドラマも用意されている。これについては前作「RDR1」から取り入れられ、その後の「GTA」シリーズにも盛り込まれた要素で、道を歩いていたり、馬で街道を走っているだけで突然ドラマが生まれるんだ。何もない荒野で突然に、しかも同じ出会いは自分でプレイしてもなかなか巡り会えない多くのドラマがそこにある。

 具体的には画面上に突然白い丸が表示され、声が聞こえてくればそれが合図だ。あとは白い丸に近づく事で、何かが起こる。内容はさらわれている人が助けを求めてきたり、肉食動物に襲われている人が助けを求めてきたりとこちらにヘルプを求めてくる場合もあれば、囚人を護送中の法執行人たちを仲間が助けに来ている場面だったり、金庫を火薬で爆破しようと企んでいる最中だったりと、こちらからのアプローチがむしろ邪魔になる場面だったりと様々だ。

 なお、これらは特定の場所で発生するわけではなく、ほぼランダムとなるので、俺も見たことのないドラマは他にもあるかもしれない。今回紹介するのは俺や仲間たちが見かけた“見知らぬ人”とのドラマだ。では、ほんの一部だが、紹介していくぜ。

 まずよく見かけるのが、護送中の囚人を襲撃するコルム一味や、ルモワンレイダーズたちだ。護送車を守る法執行官は見かけた時には既に殺されているので、襲撃しているコルム一味やルモワンレイダーズたちを見逃すか、殺すかだが、こちらに気がつくと、攻撃をしてくるパターンしか見たことがないので、いつもそのまま返り討ちだ。護送車内の囚人は会話次第では解放できる場合もあるのかもしれないが、ついいつも敵対的な会話しちゃうから、結局殺す羽目になるんだよな。

護送車にはよく出くわすが、囚人服をきた奴らが法執行官と戦っている場面に遭遇したのはこれが初めてだ。囚人いいぞもっとやれ

 珍しいパターンとして1度だけ会ったのが、囚人服をきた3人組が、法執行官と戦っている場面だ。うち1人は法執行官に殺されてしまうのだが、残った2人は返り討ちにして、見事に脱走に成功するんだ。法執行官を助ける義理はないので、様子を眺めていたんだが、あーだこーだと言い訳をしながらそそくさとその場から逃げて行っちまった。殺しておいてもよかったかもな。

 ルモワンレイダーズの謎の取引現場に遭遇したこともあったな。馬車の積荷が怪しいブツだったらしく、金のやり取りをしているところに遭遇したんだが、これも見つかった瞬間にこちらから攻撃を仕掛けて全滅させたら、馬車を盗品商に届ければ儲かると画面にメッセージが出たので、慎重に馬車を持ち込んで一儲けできた。

 他にも、街道を外れた木陰で金庫を開けようと企んでいる連中ってのにも会ったことがあったぜ。こいつらはこちらが近づくと、いきなり喧嘩腰で話を聞く耳を持ってくれない。1組はハンマーで金庫を叩き壊そうとしていたところを後ろからいきなり撃ち殺して金庫の中味を丸ごと頂戴したが、もう1組は2人で相談しながらダイナマイトを設置していたんだが、俺が近づくと話の最中に仕掛けたダイナマイトが大爆発! 近くにいた2人は即死。俺はどうにか重症で済んだので、命からがら金庫の中味を頂戴できた。

金庫に仕掛けるダイナマイトの量を相談している声が聞こえてきたので近づいてみたらいきなり大爆発! こちらは一命を取りとめたが、仕掛けた張本人たちは即死だった

 悪人ばかりじゃなくて、普通の人にも多く出会えたぜ。罠にかかってしまって困ってる猟師を助けた時は、カバンの中味を報酬でくれるというのだが、大した中味じゃなかったから、何かの獲物を持っているかもしれないと思い、そのまま1度助けた猟師をそのまま撃ち殺してみたが、金目のものは何もなくてガッカリだったぜ。

 また、人さらいにさらわれてる女を助けた事もあった。助けたはいいけど、解放するのも面倒なので、そのまま縛られた女を俺の馬に乗せて移動したら、最初のうちは感謝の言葉だったのが、気がつくと俺への罵詈雑言に変わっていたのが面白かったな。

人さらいにさらわれたところを助けてやったのにこの悪態かよ。このあと女は容赦なく殺しておきました。というか悪徳プレイ的にはさらった女を売ったりやったり何か殺す以外の何かに利用できればいいのにと思った

 逆にこっちがしてやられた事も多いんだぜ。サンドニの街に初めて行なった夜のことだ。大きな街に入ったことがなかった、おのぼりさんのような俺に「いい儲け話がある」なんて声をかけてきたヤツがいたんだ。ここじゃなんだからこっちにこいというので、どっかのタイミングで後ろから殺してやろうと隙を伺っていたんだが、向こうの方が1枚上手で、逆に後ろから襲われて、気を失っちまったんだ。意識がなくなる直前に、ちょろいもんだ、みたいなへらず口を叩かれながら何もできない口惜しさよ。気がついたら、墓場に放り出されていて、金はなんと100ドルも奪われていたんだ。次に会ったら即殺す。

 また、とある民家の前を通ったら、薄汚い姉弟に食事に招かれた事もある。素直な気持ちでご馳走になったら出てきた酒がなんか凶悪で、ガンガン悪酔いだ。途中で止める選択肢もあったんだが、最後まで見てみたくて、つい飲み続けたらそのまま意識を失っちまった。こちらも寝る直前に「持ってる金を奪って“母さん”の後ろに隠しとけ」みたいなセリフが聞こえ、気がつくとやはり何もないところに放置され、しかも有り金全額盗られていたんだ! 薬が盛られていたんだろうな。こいつらも次に会ったらリベンジだ。いずれの場合も、気がついた時にはこちらの操作が効かなくなっているのが厄介だったな。

サンドニの街に初めてやってきたおのぼりさんのアーサーはあからさまに怪しいヤツの口車に乗せられて、この後まんまと騙され金を奪われましたとさ。こいつ、次会ったら即殺す
通りがかった民家で飯をごちそうになる流れになった。普段なら受けずに殺しちまうんだが、たまには見知らぬ人のミッションを受けるのも悪くないなんて思ったのが運の尽き
酒が強烈であっという間に意識が飛んじまった……っていうかたぶんこれ一服盛られたな。やられたぜ。こいつら絶対次に会ったら殺す

 他にも、オオカミに襲われてる猟師を助けようとして駆けつけたが、オオカミの方が強くてこっちが返り討ちなんて間抜けな話もあるな。

 あと、もしもマーフリー・ブルードという名を見かけたら問答無用で殺してしまえ。というのも、この名前はギャング団の名前なんだが、他のギャングたちは出会った瞬間から敵対するのでわかりやすいんだが、マーフリー・ブルードの連中の場合、困ってるふりをして声をかけて来て、近づいたら銃を向けて脅して来たり、キャンプを張っていたら突然現われて強盗を仕掛けて来たりと、やり方が姑息なんだよな。まぁシンプルに木陰から現われて強盗を仕掛けて来た事もあったし、馬車で人をさらっている現場に遭遇した事もある。とにかく見かけたら即殺しても誰も悲しまないから安心してやっちまおう。

 以上、俺が出会った“見知らぬ人”とのドラマを紹介してみた。前作では馬で移動中にたまに出会うかな、くらいの感覚だったんだが、今回は結構な頻度で声が聞こえてくるようになった印象だ。しかも似たような声掛けは多いが、全く同じ声掛けに合うことはとても少ないので、声が聞こえるとついつい見に行って巻き込まれてしまうんだよな。メインのストーリを進めず、各地をぶらぶらしまくっていても全然退屈せず遊べてしまうのは、こういう出会いに全部首を突っ込んでるからだなと改めて感心させられる。そりゃいつまで経っても終わらないわけだこりゃ。

気に入らなければさよならの悪党プレイ。盗られた物は取りかえす!!

 本来の悪党プレイでやっていると、“見知らぬ人”のところで話したように、大抵の場合はいきなり銃が登場してスムーズに解決できるが、自分以外はみんな死ぬ、または俺が死ぬのでいい話にはなりにくい。ところが“?”ミッションのように位置が固定で発生する人をいきなり撃ち殺してしまうと、そのサブミッションが遊べなくなる場合もあるので、敵対するなら相手を見てからの方がいいだろうな。ここではそんな悪徳プレイの失敗談を紹介するぜ。

 サンドニの町をぶらついていたら、募金をねだってくる女がいたんだ。マップをよく見ると“?”だったので、サブミッションというのはわかっていたんだが、募金というのが気に入らなかったのと、女の目の前には金が入ってそうな金庫が置いてあったので、ついつい募金もせずに撃ち殺しちまった。その後は法執行官に追われてそのまま死んじまったわけだが、あの女とはその後、出会っていないから、未確認だがおそらくもう出現しないんだろうなと考えると、ちょっと失敗したなと思ってる。せめて金は奪っておきたかったぜ。

募金とか言ってるけどその目の前の金庫がめっちゃ気になったのでついつい撃ち殺してしまった。アイコンが“?”だったのでサブミッションが発生したんだろうから、これは失態だったな

 また、とある線路脇の丘で線路を延長しようと作業している団体に出会ったんだ。責任者の男に話を聞くと、現場の人間の誰かが工事で支払う給料を横領していると告げられる。犯人を見つけてくれ、という依頼だったんで面白そうだったので、それは受諾して見事に犯人を見つけて、横領された100ドルを取り返した。金を届けて事件を解決したら報酬として25ドルくれたんだが、残る75ドルはコイツが持ってるんだな、と考えたらつい悪の血が騒いじまったので、そのまま後ろから殺して残る75ドルもゲットしたんだ。すると俺にとってはいつもの展開で、指名手配されて、現場のヤツらとの壮絶な銃撃戦の始まりだ。

 そうして壊滅させてから、しばらく経って再度同じ場所を訪れてみた。てっきり別の業者がやって来て工事を続けてるかと思いきや、そこはもぬけの殻だったんだ。何だか発展を阻害しちまったみたいで悪い事したなと思ったぜ。

線路脇で工事をしていたのはセントラルユニオン鉄道会社のパーシーだ。給料を着服してる犯人捜しを依頼されたので、探し出して盗まれた100ドルを取り返したのに報酬は4分の1の25ドルだったのでついカッとなって殺してしまった。反省はしていない

 そうして壊滅させてから、しばらく経って再度同じ場所を訪れてみた。てっきり別の業者がやって来て工事を続けてるかと思いきや、そこはもぬけの殻だったんだ。何だか発展を阻害しちまったみたいで悪い事したなと思ったぜ。

 逆に位置は固定で何度でも復活する悪党向けのおすすめポイントもあるぜ。北西に進むとそこそこでかいコルム一味の拠点があるんだが、ここは何度襲撃しても、一定時間が経つと再びコルム一味が集結するんだ。このコルム一味から奪える金がかなり美味しい。

 しかもこの拠点のおいしいのはそれだけじゃない。ここには中央の馬小屋の2階に固定のマキシム機関銃が設置されている。このマキシム機関銃、敵に回すと厄介なんだが、制圧した後、利用するとかなりの威力で気分爽快なんだ。

 固定のマキシム機関銃は普通のプレイではそうそう使い道はないと思うが、俺みたいな賞金首の場合、1つだけめちゃくちゃおいしい使い道がある。そう、これで賞金稼ぎを撃退するんだ。賞金稼ぎは考えなしで正面から突撃してくる。これを全部マキシム機関銃で一掃するのがめちゃくちゃ爽快なので、賞金首になった時はぜひ1度試してみてくれ。

マキシム機関銃で賞金稼ぎを一網打尽、チョー気持ちいい! ただし賞金稼ぎの発生位置によってはマキシム機関銃が届かない位置から攻めてくる場合もあるので要注意だ

 以上、一通りサブミッションについて語ってみた。本作のサブミッションはいずれも時代を反映した内容となっており、実話ではなくてもある程度史実を元に作られた物が多いため、メインストーリーで無法者たちの生き様を追いつつ、当時の文化や風潮などがサブミッションで体感できる。こうした作りこみの深さが、まるで西部開拓時代にやってきたような感覚にさせる本作の魅力の1つといえる。

 サブミッションでは依頼をクリアしたらすぐに次の依頼、と次々と依頼が出てきてそれをこなしていくタイプと時間経過で新しい依頼が追加になっていくタイプの2通りがある。前者は依頼を受けたらそのまま一気に進めてしまえば問題ないが、後者の場合、依頼が完了してそこで話が終わりになるのか、話の続きがあるのかわからないところが面白い。

 ここでいう時間経過はメインストーリーを進める事なわけだが、この時間を進めすぎると受けられなくなるサブミッションも存在するため、迂闊にメインストーリーを先に進めてしまうと出会えない人が出てきてしまうのはちょっと残念なところだ。偶然近くを通りかかったところで“?”のアイコンが出る楽しみはもちろんあるのだが、何かしらの提示がほしかった気もする。まぁやり逃したサブミッションがあったらまたやり直せばいいだけなんだけどな。

 一方でチャプターが進めばもっといろんな出会いがあるし、”見知らぬ人”のバリエーションはまだ色々ありそうだから、まだ見ぬ変な人を探し求めて、世界中を彷徨い歩くのも面白そうだ。「RDR2」はいつまでたっても終わりそうにないな!

見知らぬ人以外にも、町外れに1人で住んでいて、他人と接触したがらない変わり者たちは“世捨て人”と呼ばれ、何人か登場する
山の中で謎の館を発見! ただし夜中だったからか、まだチャプターが進んでないからか、周囲を散策してみたが、特にサブミッションは発生しなかった。中には謎の機械が動いてたりするので、なんかサブミッションがありそうだ
名前付きの“見知らぬ人”をついうっかり殺してしまった。なんかの展開があったかもしれないのでちょっと失敗したな