「ディビジョン2」短期集中連載

【ハプニング満載!ダークゾーンよりお届けします!第2回】潜んで隠れて悪事を重ね目指すは窃盗団のアジト! 「DZサウス」からお届け

4月25日 掲載

 崩壊の危機を迎えたワシントンDC。国会議事堂でのクーデターの噂が混乱を煽る。さぁディビジョンエージェントの諸君、ワシントンDCを、アメリカを救え――。

 というわけでディビジョンエージェントの皆さん、こんにちは。アメリカの秩序の奪還のもほどほどに「ダークゾーン」を探検している、ゲームライター兼ディビジョンエージェントのDENPA IS CRAZY(でんぱ)です。

 第0回では「ダークゾーンとはなんぞや?」というご紹介を、そして第1回ではローグエージェントとの手に汗握るPvPのエピソードをお伝えしました。第2回では紹介しきれなかった「ディビジョン2」からの新要素「窃盗団のアジト」というシステムにまつわるエピソードを紹介します。

 今作のダークゾーンではローグアクション(ディビジョンの使命を否定する行為)を重ねると、「トライアンレギュレーション」というステータスが上昇していきます。そしてこのゲージが100%になるとローグのみが入れる「窃盗団のアジト」というスペースに入ることができるのです。窃盗団のアジトにはアイテムとベンダーが配置されています。ある種のご褒美のようなものですね。

 しかし途中で死んでしまうとトライアンレギュレーションはリセットされます。つまり窃盗団のアジトを目指すためには殺されずに悪事(ローグアクション)を重ねていく必要があるのですが、「ローグ」はディビジョンとしての自らの使命を否定している――つまり他のエージェントから攻撃を受ける立場にあります。

 今作のダークゾーンは他のエージェントに出会いやすい設計になっているので、窃盗団のアジトを目指すならダークゾーンに潜入してから人目につかないところでローグへとステータスを変更します。一度ローグになると次のローグアクションを取れる場所がミニマップに表示されるので、基本的にはミニマップを追いながらローグアクションを取る→次のローグアクションを取る……という形で進めていくのが基本です。

 今回は「DZサウス」でこのスタイルに挑戦したのですが、とにかくマップが入り組んでいて大変。マップ上では数メートル先に次のローグアクションが表示されているのですが、建物の中にあってぐるっと回る必要があったり、高いところに配置されていたりとなかなか一筋縄ではいかないエリアでした。

 さて、善心善良なローグエージェントの私。ダークゾーンレポート第2回は通称「DZサウス」と呼ばれている地域、ざっくりこの辺からレポートをお届けします!

【第2回はこのあたりからレポートします】
ホワイトハウスから見て南側にあるエリア。とにかく入り組んでいて狭いのが特徴です
上がGoogleマップに掲載されている現地の写真、下がゲーム内です。ゲーム内の画像では発煙筒から煙は上がっているわ、ビラらしきものが散らばっているわで混沌とした状況が伝わってきますね。テントや軍のコンテナがあるので何かの拠点だったのでしょうか

入り組んだエリアに四苦八苦。無事に窃盗団のアジトにたどり着けるか!

 というわけで人が寝静まっている(はず)のリアル時間の深夜帯を狙ってダークゾーンに潜入します。おもむろにステータスをローグに変更して、次のローグアクションを狙って移動を、って人がいる!「待って、ローグだけど危害を加えるつもりはな……」。「エージェントが行動不能です」(システム音声)

 そうなんです、こちらがローグである以上他のエージェントからはノーリスクでダメージを与えられます。もちろんこちらからも他のエージェントを攻撃することもできますが、死んだらトライアンレギュレーションの数字がリセットされるというリスクを考えると、人数差があったり、相手が敵に囲まれているところを不意打ちするなど、こちらが有利な状況でないと攻撃するメリットはないでしょう。

こちらから危害を加えるつもりはなくても、向こうから見ればこちらは完全に悪者です。とにかく隠れるしかありません

 つまり「窃盗団のアジト」を目指すプレイは自ずとステルス、隠れんぼ的なスタイルにならざるを得ません。このスリルが普通にダークゾーンをプレイするのとは異なる緊張感が感じられます。

 すべてのエージェントは敵と考えても良いですし、このプレイスタイルでは歩いている敵NPCとも遭遇したくありません。銃声や戦闘の気配を感じた他のエージェントが接近してくる可能性があるからです。他のエージェントが見えたら物陰に隠れ、タイマーがなくなる前に次のローグアクションへと移り、トライアンレギュレーションを高めていきます。そして100%になったとき、ついに「盗賊団のアジト」への扉が開かれるのですっ……!

 「盗賊団のアジト」には専門のベンダーと、アイテム袋がありアイテムの購入や取得が可能です。またダークゾーンレベルを上げると取得できるPERK「ノーオナー」を持っていると追加でアイテムが入手できます。これだけのリスクを背負ったのだからさぞやレアなアイテムが……と期待すると、アイテム袋からはなんてことはない普遍的なアイテムが出るし、ダークゾーンPERKを持っていないので追加アイテムは入手できない。「ベンダーはきっと良いアイテムを提供してくれるはずっ……」と話しかけるとアイテムを要求されます。「そんなアイテム持ってないよグギギ……」ということで盗賊団のアジトでは良いアイテムがゲットできませんでした……。つらい。

トライアンレギュレーションが100%にならないと見えない窃盗団のアジト。圧倒的達成感があります
アジトの中には怪しげな人物が腕を組んでドヤ顔で立っています。ベンダーのはずなのにアイテムを求められます……

 とは言え報酬がゲットできなかったわけではありません。ローグ化の条件に「ダークゾーンのクレートをロックピック」で開けるというアクションがあります。

 ダークゾーンのクレートからはレアなアイテムが入手できるのですが通常の手段で開けようとすると、これまた入手しづらい「ダークゾーンの鍵」というアイテムが必要になります。ロックピックで開けるとダークゾーンの鍵が要らないのでレアなアイテムをローコストで入手できるのです。リスクはローグ化することだけ、つまりこのプレイスタイルを進めると実質ノーリスクなのです。

 デメリットは他のプレーヤーに会わなければ、もしくは他のプレーヤーを倒せるだけの強さがあれば倒される心配はないですし、もし倒されてしまってもデスペナルティでダークゾーン経験値が減少する程度で収まります。

ピッキングすることでダークゾーンの鍵を使わずに強力なアイテムを入手できるのが大きなメリットです

 というわけでダークゾーンでこそこそと活動しているローグがいても、コソコソとアイテムを集めているだけかもしれません。私もこのプレイをしたあとローグを見つけたら優しく……なれたかな……。

最近はやっと見知らぬエージェントと協力することを覚えました

 と第2回は新しいプレイスタイルでのレポートをお届けしました。ダークゾーンの遊び方はあなた次第、他にも新しい遊び方も見つけられるかもしれません。さあそろそろダークゾーンをプレイしたくなりましたよね! 現地では経験豊富で"優しい"エージェントたちがあなたを待っています。さぁ、レッツダークゾーンデビュー!

 最終回は「DZイースト」からのレポートをお届け予定です、お楽しみに!