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【UBIDAY2018】日本語版「ディビジョン2」体験版プレイレポート
「スペシャリゼーション」によるロールが、協力プレイのカギとなる!?
2018年10月14日 23:05
本日10月14日にベルサール秋葉原にて開催された「UBIDAY 2018」に、2019年3月15日発売予定の「ディビジョン2」の試遊台が出展された。
舞台を前作の7カ月後のワシントンDCに移し、ニューヨークと同様に崩壊が続くオープンワールドの世界で、ディビジョンエージェント達の活躍を描く本作。今回出展された体験版は、今年の「E3 2018」に出展されたものを日本語化したもので、4人による協力プレイが行なえるようになっていた。そのプレイレポートをお届けしていこう。
様々な武器やスキルを使いこなし、カバーからカバーへと移動しながら戦っていくTPSというゲームシステムは前作同様で、基本操作もほとんど変わらず、前作をプレイしていればすんなり入っていくことができるだろう。前作のニューヨークは時折雪が降ってくる銀世界だったが、その7カ月後ということで季節は夏、エージェント達の姿も薄着になっている。グラフィックの質はかなり向上していて、瓦礫が転がる廃墟と、そこに繁った植物、そして抜けるような青空の雰囲気が印象的だった。
ゲームはマップ上の「コントロールポイント」の周囲にいる敵を排除しながら次の目的地へと進んでいくという流れで、プレイ時間は15分となっていた。本作の新要素である、キャンペーンクリア後に修得できるという「スペシャリゼーション(専門分野)」は、3種類用意され、試遊台によって決められている。
スペシャリゼーションにはそれぞれ「シグネチャーウェポン」という、メインウェポンとは別の固有の装備が存在し、それによりプレイスタイルが全く変わるという仕組みだ。今回筆者が選んでプレイした「デモリッショニスト」なら、グレネードランチャー「M32A1 マルチショットGL」を装備していて、長距離と広範囲をカバーできるグレネードを投てきできる。「サバイバリスト」が装備する「クロスボウ」は音を立てずに攻撃ができ、ボルトを交換することで、攻撃だけでなく味方の回復ができるなどの効果を備えている。そして「シャープシューター」の「TAC-50C 対物ライフル」は、長遠距離を攻撃可能なスナイパーライフルである。こうした装備の違いが、協力プレイにおけるロールに影響することが予想される。
エージェントが使うスキルもまた新しいものが揃い、例えばデモリッショニストが持つ「ハイブ」は、投擲すると範囲内の敵に無数のドローンが出現し攻撃を行なうというもの。サバイバリストの「ケミランチャー」は、撃ち出したところに様々な化学物質を撒き散らすスキルだ。そしてシャープシューターがそれぞれ持っているのは「アサルトドローン」と「プロテクタードローン」で、攻防に活躍するドローンを飛ばすスキルで、このあたりは現代らしいスキルだと感じた。また前作にもあった「追尾マイン」もあり、新旧のスキルが用意される可能性も高い。
ゲームが進行するステージには、敵勢力の1つ「トゥルーサンズ」の集団が登場。こちらもフル装備かつレベルも30なので、ちゃんと撃てば倒せるが、カバーを怠ったり、無理に前線に出ようとすると、あっという間にHPを削られてしまう。筆者もいきなり冒頭でやられてしまい、一緒にプレイした方々に迷惑をかけ……と思ったら、他のプレーヤーも続々やられていて、腕前的には皆同じぐらいだったようだ。ゲームの後半ではエリート級のHPの高い敵が続々登場し、筆者は彼らと対峙したところで試遊時間が終了となってしまったのだが、関係者の話によれば、上級者がプレイすればちゃんと時間内にクリアできる仕様となっていたそうだ。
敵の中にはタンク的な強敵がいて、いくら撃ってもダメージを与えることができない。その姿をよく見ると、背中の腰のあたりに赤いブロックがあり、それを撃って爆発させることでアーマーが剥がれ、ダメージを与えられるようになった。前作のグレネーダーの爆弾袋や、クリーナーズのタンクのように敵の弱点を狙う戦略は、本作でも重要なものとなりそうだ。
そんな強敵を倒すと、お宝となる装備をドロップ。ステージに立ちのぼる紫や金色のドロップアイテムの光を見れば、前作からのプレーヤーはワクワクしてしまうはず。崩壊したワシントンDCでのハック&スラッシュもきっと楽しいものとなるだろう。
ステージマップは、美術館と思われる場所から出ると、墜落しているエアフォースワンの胴体をトゥルーサンズが占拠している。その向こうにはホワイトハウスも見えている。今回は時間が限られていて、敵を倒すことに徹していた関係であまり周囲を見ることはできなかったが、今回はそのホワイトハウスを始め、国立航空宇宙博物館、アメリカ歴史博物館などにも入れることが同日に行なわれたステージイベントで発表されていて、前作以上にインドアでの戦いが楽しくなりそうな予感もしている。
なお「ディビジョン」の象徴でもある「ダークゾーン」やキャンペーンモードなどの体験はできなかったわけだが、来年早々に予定されているというβテストでは、そのあたりも体験してみたいところである。