「ディビジョン2」短期集中連載

【ハプニング満載!ダークゾーンよりお届けします!第0回】超エキサイティングコンテンツ、「ダークゾーン」の楽しみ方をご紹介!

4月23日 掲載

 崩壊の危機を迎えたワシントンD.C.。国会議事堂でのクーデターの噂が混乱を煽る。さぁディビジョンエージェントの諸君、ワシントンD.C.を、アメリカを救え――。

 こんにちは、はじめまして。私はとあるディビジョンエージェントの1人です。ディビジョンエージェントとはユービーアイソフトが3月15日に発売したプレイステーション 4/Xbox One/PC用アクションRPG「ディビジョン2」に登場する架空の特殊部隊で、平時は一般市民として暮らしながら、「致命的な緊急事態」が発生した際に、大統領命令で活動を開始するという設定です。

 前作の「ディビジョン」では冬のニューヨークで発生したバイオテロの影響で、秩序や都市機能は崩壊、死者は増える一方、一部の市民が暴徒化。混乱を極める中大統領は「大統領令第51号」を発令、私たちディビジョンエージェント達は活動を開始しました。

「ディビジョン」

 今作はニューヨークでのバイオテロから7カ月後のワシントンD.C.が舞台。復興に向け歩みを進めるワシントンD.C.はディビジョンエージェントへ助けを求めました。ワシントンD.C.でも様々な敵対勢力が蔓延っており、内戦状態となっています。

 メインのストーリーミッションではワシントンD.C.を救うために私達ディビジョンエージェントが活躍するストーリーが描かれるのですが、本連載の舞台はワシントンD.C.を救うための活躍をお伝えする……のではなく、これから4回に分けて本作で最もエキサイティングなエリア「ダークゾーン」からレポートをお届けしたいと思います。

 第0回ということでまずはというレポートの前にまずは「ダークゾーンとは?」というそもそも話や、楽しみ方にについてご紹介させていただきます。お届けするのは「DZサウス」というエリア、ざっくりこの辺からレポートをお届けします!

【第0回はこのあたりからレポートします】
ホワイトハウスから見て南側にあるエリアです
上がGoogleマップに掲載されている現地の写真、下がゲーム内です。ゲーム内の画像では車は放置されているわ、船は陸に乗り上げているはでほぼ原型が見えないですね……

「ディビジョン」シリーズならではの特徴あるエリア、「ダークゾーン」とは?

 前作の「ディビジョン」ではドルインフルと呼ばれる新型ウイルスによるバイオテロが発生しました。バイオテロの影響でパンデミックに襲われたニューヨークでは、初期対応として感染者を「隔離」し、事態の収束を図ります。ですが結果的に隔離だけでは事態の収束ができずニューヨークの街はさらなる混乱に襲われます。そして隔離地域は高濃度のウイルスで汚染されており、高い壁に囲われて放棄されたエリアとなりますが、そこには軍が残していった強力で貴重な装備が眠っています。これを人々は「ダークゾーン」と呼びました。

 そして「ディビジョン2」の舞台ワシントンD.C.でもパンデミックの影響を受け隔離措置が行なわれました。ニューヨークと違うのはドルインフルに対抗する手段として「DC-62」という薬品が使用されたことです。ただこの薬品は治験が不十分で、多くの生物にとって有害だったのです。結果的にワシントンD.C.でも隔離による鎮静は不可能、そして隔離エリアはDC-62の影響でさらに荒廃し、民間人が入れるようなエリアではありません。ですがそこには強力なアイテムが残されていると言われています――というのが本作のダークゾーンのバックストーリーです。

 ……という形でじっくりとストーリーも楽しんでいただきたいのですが、要するに「危ないけど強力なアイテムも手に入るハイリスクハイリターンな場所」です。では「サッと侵入して良いアイテムを入手して脱出すればいいじゃん」と考えるのですが、「ディビジョン」シリーズならではの「ダークゾーン」というシステムはそんな甘いことをさせてくれません。

 まず1つ目はまずダークゾーンの中には強力な敵勢力のNPCが我が物顔で闊歩しています。彼らを倒したり、時には逃げながらアイテムを集める必要があります。これが1つ目の困難なポイントです。

【強力な敵が立ちふさがる!】
通常のエリアより強力な敵がフィールドを闊歩していたり、建物を占拠しています。

 2つ目は入手したアイテムの扱いです。ダークゾーン内のアイテムは高濃度の汚染物質に冒されているので、そのまま外に持ち出すことはできません。ダークゾーン内の特定のポイントから回収用のヘリを呼び出し、ヘリで回収後汚染物質を取り除けば入手できます。ただヘリを呼ぶという行為は、ダークゾーン内では「ここに強力なアイテムを持ち帰ろうとしているエージェントがいるよ」という行為に他なりません。要するに敵が襲ってきたり、後述する裏切り者のエージェントに横取りされる可能性があります。

【ヘリを呼んでアイテムを回収!】
強力な装備は高い確率で汚染されています。汚染された装備を持ち出すにはヘリを呼んでアイテムを回収する必要があります

 3つ目がエージェントの裏切りです。我々ディビジョンエージェントはワシントンD.C.の混乱を沈静化するためにワシントンに乗り込んでいる……はずなのですが、ダークゾーンでは監視の目が行き届かず、裏切り行為をするエージェントが少なくありません。落としたアイテムを盗まれるのはザラにありますし、ひどいときはこちらを倒してアイテムを盗んでいくようなエージェントもいるのです。

【他のエージェントにアイテムを盗まれる!】
裏切り行為に明け暮れるエージェントも存在するので各方面の警戒が必要です。ちなみにこのスクリーンショットは私が裏切り行為をしてアイテムを盗んでいる図です

 ゲーム的に言うとPvPも発生するし、PvEも発生するというエリアです。PvPの最中にNPCに見つかってPvEも同時に発生することなどもあるので、PvPvEという表現をされることが多いです。

初心者でも大丈夫、様々な機能で探検をサポート

 これらのシステムによりダークゾーンには無数の遊び方が生まれます。例えば「強敵がいるのでパーティで挑戦して良いアイテムを持って帰る」、「ソロで侵入したけど現地で出会った他のエージェントと協力する」という王道の遊び方から「端末のハッキングやダークゾーンの箱をピッキングしてローグとして活動、ローグだけが入れる窃盗団のアジトに潜入する」、「エージェント達を襲う側になって殺戮を繰り広げたり、アイテムを盗みまくる」などなど……。このユニークなシステムの導入でありとあらゆるドラマが生まれるエリアなのです。個人的には「ディビジョン2」でトップクラスに面白いコンテンツだと考えています。

現地で協力した見知らぬエージェント。このまま協力してプレイできるかもしれないし、彼が裏切るかもしれない。良さそうなアイテムを持っていたら後ろから狙うことも……

 ここまで読んで「エンドコンテンツなんでしょ?すぐ遊べないじゃん」とお考えの方。ご安心ください。まず今作のダークゾーンではレベル1~レベル10、レベル11~レベル20、レベル21~レベル30といった具合でキャラクターレベルによって別のインスタンスに振り分けられます。そしてソロプレーヤーはソロプレーヤーが多いエリアに、パーティはパーティが多いエリアに振り分けられるようになっています。そして何より重大なポイントが「装備の標準化」です。

 「装備の標準化」とはなんぞやというお話なのですが、これによってキャラクターの性能差や武器の性能差がほぼなくなり、装備が整っていない初心者でもやりこんでいる上級プレーヤーとほぼ対等に戦うことができるのです。

 ドロップするアイテムはさすがに自分のキャラクターレベル付近のものなので、いきなり最強アイテムを入手するようなことはできませんが、そのレベル帯の比較的強力なアイテムを入手することができます。

 さあ、そろそろダークゾーンをプレイしたくなってきましたよね! 本作のダークゾーンは3つのエリアに分かれており、マップごとの特性が少し異なったりします。今回は「DZサウス」からお届けしましたが、このエリアはかなり入り組んでいるので遠距離戦は難しいでしょう。逆に上手く立ち回れば敵の攻撃から身を守りやすかったり、他のエージェントの後ろを取ることも……?

「DZサウス」はとにかく狭くて入り組んでいるエリアです。立ち回りに工夫が必要です

 次回のレポートでは実際の別のダークゾーンで起きたエピソードをお届けしたいと思います。お楽しみに!

次回はこのあたりからレポートします!