山村智美の「ぼくらとゲームの」

連載第35回

DLC「ASHES OF ARIANDEL」の配信開始で「DARK SOULS III」に再びゾクゾクさせられてる話

この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。

今週もこんにちは、山村智美です。「PlayStation VR」から「Nintendo Switch」と怒濤の日々が続きましたが、まだまだ今年のゲームシーンはとどまることを知らないというか。年内はこのままずーっと話題が目白押しとなっていくようです。

ずっと話題作発売のターンが続いて、「もうやめて! ゲームファンのライフ(とお財布)はもうゼロよ」って感じにもなりかねませんので!本格的に寒くもなってきましたし、風邪などひかないように!暖かくしてください!ゲーム好きは身体が資本ですよ!

さてさて、そんななか今週に僕がプレイしているのは「DARK SOULS III」の大型ダウンロードコンテンツ第1弾「ASHES OF ARIANDEL(アッシュズ オブ アリアンデル)」です。

いやー待ってました。

この連載で「DARK SOULS III」の話題を書くのは、本編をどっぷりプレイしていた今年の4月以来のことなんですけど、それから約半年が経って、待ちに待った大型DLCのリリースです。

半年という期間に「うわー時間が過ぎていくのが早い! 年々時間が過ぎるのが早くなっていく!」と感じたり(この感覚は「ジャネーの法則」って言うそうです)。

「DARK SOULS III」のDLCは、2本リリース予定。「ASHES OF ARIANDEL」はその第1弾で、第2弾は2017年初頭にリリース予定となっております。

さてさて、そんな第1弾の「ASHES OF ARIANDEL」を早速プレイしているわけですが……

いやぁ、いいですね。

いいですよ。

雪の吹きすさぶ絵画世界「アリアンデル」での冒険となっているのですが、まず雰囲気が抜群にいいんですね。ファンタジー世界といえば、やっぱり冬や冷たさを感じさせる光景の方がどこか神秘的になりますけど、ダークファンタジーならではの退廃感のある美しさにも合いますね。

一方で、思わず身震いするようなエグイところも。いろいろと衝撃的な魔物やシチュエーションを生み出してきた「DARK SOULS」シリーズではありますが、それでももう3作品遊んできたわけですし「そんなに衝撃的なものは出てこないでしょ」なんてタカをくくってプレイしていたんですけど……

「うわ、これはホントにキツイ……勘弁してっ!」

って声が出るようなところが、やっぱりありました。
プレイされた人はどのあたりのことか、おそらくわかると思うのですが。

いやー、あれはゾクゾクッときますよね?

ボス戦もかなりいい感じです。バトルの歯ごたえ、印象に残るインパクトの強さ、さらには曲も屈指の出来といったところで、何度も戦いたくて召喚サイン書きまくりです。(説明すると、「召喚サイン」は協力プレイに参加するためのもの。他の人のボス撃破をお手伝いすることで何度もボスと戦えます)。

いわゆる“想像の余地”を多く持たせる方向性は同様ですが、本編よりも会話のできる存在がちょいちょいと現われることもあって、本編とはまた違ったテイストを楽しめるところもいいですね。それでも言葉自体はやっぱり少なめ&断片的ではあるのですが、その“少ない言葉数のなかにもいろいろと垣間見えるものがある”というさじ加減がいい感じです。

本編プレイ済みながらDLCのことを忘れていた! という人はぜひチェックしてみて頂きたいとして、本編未プレイという人も「DARK SOULS III」およびDLCは今年発売タイトルのなかでも屈指の良作ですので。オススメです。

話は変わりまして。よいこの濱口優さんが“最新のゲームに挑む”「ゲームセンターDX」の最新回が今週に公開されました。

挑んでいるタイトルはなんと2017年発売予定の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」!

濱口エグゼクティブディレクターと東島チーフオブザーバーのお2人の掛け合いは今回も健在で、良い味だしてます。以前に「スターフォックス ゼロ」にチャレンジする回のご紹介でも書いたのですが、ゲームの魅力がいい感じに伝わってきますし、笑いどころもばっちり。必見の内容となっております。こちらもぜひチェックしてみてください。

ではでは、今回はこのへんで。また来週。