先行レビュー

「呪術廻戦」の世界観で展開される爽快バトロワ「呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON」先行プレビュー

「穿血」&「呪言」など垣根を越えた呪術・術式のビルドがおもしろい!

【呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON】
2027年 発売予定
価格:未定

 集英社ゲームズは、Nintendo Switch 2/プレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC用サバイバーズロワイアル「呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON」を2027年に発売予定。今回は9月17日より開催される「東京ゲームショウ2026」へ出展予定のデモ版を体験する機会を得たので、実際のプレイを通して感じた本作の魅力を紹介したい。

 本作は、アニメ「呪術廻戦」の世界観を舞台に、「ヴァンサバ」を踏襲したゲームシステムとバトルロワイアルを組み合わせた最大8人対戦のPvPvEアクションゲームだ。

 大まかなルールとしてはプレーヤーは「呪術廻戦」に登場するキャラクターを操作し、15分の制限時間内にフィールドに次々と出現する呪霊を倒しながらポイントを集めていく。呪霊との戦いだけでなく、ほかのプレーヤーとのポイント争いも繰り広げられ、最終的には時間内に最もポイントを集めた上位2人による直接対決に発展。これに打ち勝つことで勝者が決定する。使用するキャラクターや、どのような技や術式を使用するかなどの判断も重要になるタイトルだ。

【呪術廻戦 RUMBLE: SURVIVATON - 2ndトレーラー】

総勢20人以上のキャラクターたちのなかから選んで一番を目指せ

 本作では、20人以上のキャラクターから1人を選択してゲームに参加する。今回の試遊では、主人公の虎杖悠仁をはじめ、伏黒恵、五条悟、禪院真希など9人のキャラクターを使用できた。各キャラクターのボイスも用意されており攻撃時などにセリフを発する。

 原作やアニメを追っているファンであれば、どのキャラクターが登場するのかにも注目したくなるところだ。

本作では20人のキャラクターたちの中からプレーヤーが好きなキャラクターをチョイスできる

 開発は「Vampire Survivors」制作陣であるponcleで、今回のバージョンはマルチプレイのみに対応していた。

 8人のプレーヤーが揃うと、マップ上のランダムな場所へ配置されてゲームがスタートする。試合時間は15分。その間、フィールドには大量の呪霊が出現し、プレーヤーへと襲い掛かってくる。ゲームとしてはバトロワだが、同じフィールドで戦うというわけではない。別々のフィールドで呪霊と戦っており、他のプレーヤーの動きは画面上に薄っすらと表示される。

呪霊たちが無尽蔵に襲ってくる

 プレーヤーが行う基本操作はキャラクターの移動で、呪術や術式は自動的に繰り出される。そのため、大量の敵に囲まれた状況でも複雑な操作を要求されることはなく、敵の攻撃を避けながら効率よく呪霊を倒していくことに集中できる。

 呪霊を倒すことでポイントを獲得できるほか、経験値を得てキャラクターを成長させることもできる。

 ただし、敵の攻撃を受け続けてHPが0になると倒れてしまい、ペナルティとしてポイントを失う。そのうえ、一定時間動けなくなるため、単純に敵を倒し続けるだけではなく、攻撃を避けることも重要となる。

自分のキャラクター以外の呪術や術式も使用可能! この対戦だけのカスタマイズ

 本作の大きな特徴の一つが、使用しているキャラクター以外の呪術や術式も共闘ビルドによって獲得できる点だ。

 敵を倒して手に入るジェムを入手することで、白い球が出現し、それを拾うことでレベルアップし、新たな呪術や術式を獲得できるまた、フィールド上に存在する祠を訪れたりすることでも新たな呪術や術式を入手できる。

 レベルアップすると、「Vampire Survivors」のようにランダムで3つの候補が提示され、その中から1つを選択する。すでに所持している術を選べば、その術のレベルを上げることも可能だ。

画面右下にある白い球を拾うことができれば、レベルアップできる
レベルアップすると様々な術を手に入れたり、強化できる

 呪術や術式は最大レベル4まで強化でき、その後はさらなる強化にあたる「覚醒」をさせることもできる。使用できる術式は対戦ごとに異なるため、毎回同じ戦い方になるわけではない。例えば、脹相の「穿血」や狗巻棘の「呪言」といった、使用キャラクターとは異なるキャラクターの術式も共闘ビルドによって使用可能だ。

 アニメではそれぞれのキャラクターが自身の術式を使って戦うが、本作では共闘ビルドによってキャラクターの垣根を越えてさまざまな技や術式を組み合わせられる。そのため、プレイするたびに異なるビルドを構築できるのがおもしろいところだと感じた。

リスクとリターンを考えながら強力な呪霊と戦い、ポイントを集める

 フィールドには通常の呪霊だけでなく、一級や特級の呪霊が出現するスポットも用意されている。

 その場所にある光る輪の中に触れることで、強力な敵がフィールド上に現われる。この際、輪の色によって呼び出される敵の強さが異なり、なかでも最も強い金色の輪からは、「両面宿儺」や「羂索」が登場することもある。

 もちろん強敵であるため、倒すには相応のリスクが伴う。しかし、強力な敵を倒すことで、通常の呪霊よりも多くのポイントを獲得でき、自身を強化できる。ただし、強力な呪霊を呼び出してもあっという間にプレーヤー側が倒されてしまうこともある。安全に通常の呪霊を倒し続けるのか、それとも強敵に挑んで一気にポイントを稼ぐのか。こうしたリスクとリターンを考えながら行動することも、本作では重要になってくると感じた。

 また、本作では100ポイント貯めるごとに、ゲーム中に新たなルールを追加したり、ほかのプレーヤーに妨害を加えたりすることができる。単純に自分のキャラクターを強化するだけではなく、ポイントをどのように使うかによって戦況を変化させることも可能だ。

 このシステムは「呪術廻戦」の「死滅回游」編に登場するゲームのルールをオマージュしたものとなっている。自分のためにポイントを使うのか、それとも相手を妨害するために使うのか。プレーヤー同士の競争をさらに激しくする要素となっている印象を受けた。

「領域展開」や「黒閃」も使用可能。必殺技で一気に形勢逆転!

 呪霊を倒し続けていると、必殺技ゲージが徐々に貯まっていく。ゲージが最大まで貯まると、「領域展開」や「黒閃」といった「呪術廻戦」を象徴する必殺技を繰り出すことができる。

 しかも、これらの必殺技は敵だけでなく、近くにいるほかのプレーヤーも巻き込むことがある。基本的にはプレーヤー同士は干渉しない作りになっているが、ここにバトロワ要素が組み合わさっているというシステムになる。このため大量の敵を相手に戦っているところへほかのプレーヤーが近づいてきた場合、必殺技を使ってまとめて攻撃することもできる。

領域展開をすると周囲の敵を一気に倒すこともできる
他のプレーヤーの領域展開に巻き込まれることもある

 呪霊を倒してポイントを稼ぐだけでなく、マップを見ながらほかのプレーヤーの位置にも注意を払いながら戦う必要があるため、試合が進むにつれて緊張感も高まっていく。

15分間の戦いを終え、最後に残った2人が直接対決

 15分間の戦いが終わると、ポイントの順位が上位2人に入ったプレーヤーは、最後の決戦へと駒を進めることができる。

 最終決戦には群がる呪霊は出現せず、プレーヤー2人だけの一騎打ちとなる。それまでの戦いで獲得・強化してきた呪術や術式をそのまま使用でき、必殺技ゲージは、最終決戦においてはガードゲージとして利用することができる。

 相手がどのような術を使ってくるのかを見極め、攻撃を避けるだけでなくガードも駆使しながら戦うことが重要となる。

上位2人による最終決戦は一対一の対決だ

 前半の15分間では大量の呪霊を相手に成長しながらポイントを競い、最後はプレーヤー同士が直接戦うという二段構成になっている。

 それまで「いかに効率よく呪霊を倒すか」が重要だったゲームが、最後の2人になると一転して「相手の動きを読み、攻撃を当てる」という対戦アクションに変化する。このゲーム性の変化が、本作ならではの大きな魅力だと感じた。

手軽な操作で楽しめる「呪術廻戦」×ヴァンサバ×バトロワ

 実際に本作をプレイして感じたのは、「呪術廻戦」の世界観をしっかりと感じられる一方で、アニメとは異なる体験ができる作品になっている点だ。特に、使用しているキャラクター以外の術式を共闘ビルドによって獲得できるシステムが印象的だった。

 どの術式を獲得するかは対戦ごとに変化するため、同じキャラクターを使用していても、毎回異なる戦い方が生まれる。アニメでは見ることのできない術式の組み合わせを考える楽しさもあり「呪術廻戦」ファンにとっては新鮮な体験になるだろう。

 また、ヴァンサバライクなゲームシステムを採用していることもあり、操作は非常にシンプルだ。キャラクターを移動させながら大量の呪霊を倒すだけで、アクションゲームが苦手なプレーヤーでも爽快感を味わいやすい。

 一方で、ただ呪霊を倒しているだけでは勝利できない。強敵に挑むか、安全にポイントを稼ぐか、100ポイントをどのように使うか、ほかのプレーヤーを警戒するかなど、試合中にはさまざまな判断が求められる。そして最後には、15分間かけて育て上げたキャラクターでプレーヤー同士の直接対決に挑むことになる。

 「呪術廻戦」のキャラクターや術式を使って爽快に戦いたい人はもちろん、ヴァンサバ系のアクションゲームが好きな人、そしてPvPゲームが好きな人にも注目してほしい作品だ。ぜひ「東京ゲームショウ2026」の集英社ゲームズブースで実際に触ってみてほしい。