先行体験

ド派手な魔法をぶっ放す戦闘が楽しすぎる「FAIRY TAIL2」試遊レポート【TGS2024】

コエテクブースの試遊出展タイトルを先行プレイ

【FAIRY TAIL2】

12月12日 発売予定

価格:
8,580円(通常版)
15,980円(GUILD BOX)
27,960円(ガストショップコンボセット)
【東京ゲームショウ2024】

開催期間:9月26日~9月29日

会場:幕張メッセ

 「東京ゲームショウ2024」のコーエーテクモゲームスブースにて、12月12日発売予定の新作RPG「FAIRY TAIL2」が日本国内で初のプレイアブル出展されている。

 本作は、全世界累計発行部数7,200万部を超えた真島ヒロ氏原作の人気マンガ・アニメ「FAIRY TAIL(フェアリーテイル)」を元にした新作RPG。2020年7月30日に発売したRPG「FAIRY TAIL」の続編という立ち位置で、タイトルに「2」と冠されている。今作においては原作のクライマックスである“アルバレス帝国編”のストーリーが描かれている。

 今回の試遊版では“アルバレス帝国編”物語への導入と共に、ゲームの基本が学べるチュートリアルを体験することができた。プレイ時間は20分。物語は、単身アルバレスに渡ったマカロフを救出するべく、ナツ達がアルバレス帝国の幹部「スプリガン12」と交戦するところから始まる。

 「東京ゲームショウ2024」の開催に先駆けて本作の試遊版をプレイする機会を得た。試遊版は20分の時間制限が設けられたものとなっており、ゲームのポイントや会場で試遊する際に気をつけてほしいことを紹介する。

【ゲーム『FAIRY TAIL2』プロモーショントレーラー第1弾】

「FAIRY TAIL2」の新たなバトルシステム

3名のキャラクターを編成して戦うリアルタイムバトル

 本試遊では「FAIRY TAIL2」の一新された戦闘システムを体験することができる。前作の最大5人で戦うターン制のコマンドバトルから打って変わり、今作は3人で戦うリアルタイムバトルとなっている。プレーヤーは通常攻撃を行なうことで「SP」を貯めることができ、それを使用することでキャラクターたちの魔法や技である「スキル」を攻撃に組み合わせて戦いを繰り広げる。ほかにも、敵の攻撃に合わせて「ガード」ボタンを押すことでダメージを減らすことができるなど、全体的にアクション性が高い戦闘システムとなっている。

通常攻撃をすることで「SP」を貯めることができる
「SP」を消費してスキルの「火竜の咆哮」で迫力ある炎攻撃を放つ
敵の攻撃に合わせてガードすることでダメージを減らすことができる

 基本的にプレーヤーは戦闘画面にいる3人のキャラクターのうち、メインに設定している1人を操作する。残りの2名は自動で通常攻撃やスキルを使ってサポートしてくれるので、キャラクターたちが各々ド派手に攻撃を繰り出して戦闘している姿を楽しむことができる。戦闘中は操作キャラクターを控えのキャラクターと交代させることができるため、敵の弱点属性に合わせてキャラクターを入れ替えて戦うことも可能だ。

プレーヤーと同じように他のキャラクターたちもリアルタイムで通常攻撃やスキルを駆使して戦うので、迫力あるバトル画面を楽しめる
戦闘中は控えの操作キャラクターに交代可能
戦闘中に敵の詳細を確認できるので、相手の弱点属性に合わせた攻撃で大ダメージを狙える

 戦闘では攻撃のチャンスを生み出す「ブレイク」や、ブレイクゲージを1つ削りきった時に発動できる「リンクアタック」、さらに全てのブレイクゲージを削りきった時には連携攻撃「ユニゾンレイド」が使えるなどの特殊な攻撃方法が多数存在し、戦闘の進行度に合わせて爽快感抜群のド派手かつ強力な攻撃も楽しめるようになっている。

【リンクアタック】
ブレイクゲージを削りきるとリンクアタックが発動する
ウェンディのリンクアタック「天竜の咆哮」
【ユニゾンレイド】
ブレイクゲージを全て削りきると連携攻撃「ユニゾンレイド」が発動する
ウェンディとエルザの連携攻撃「蒼天嵐舞」

 ちなみにキャラクターたちは「魔法源」にある3種類のオリジンコア(心・技・体)を成長することで、ステータスの成長や、新たな「スキル」を習得できる。どの「スキル」もかっこよく再現されているので、成長させて新しい「スキル」をどんどん使えるようにしたくなる。

各オリジンコアのオリジンツリーを開放していくことでキャラクターが成長していく
オリジンコアで習得したナツの新スキル「火竜の翼撃」
エルザのスキル「循環の剣」
グレイのスキル「氷槌」
ルーシィのスキル「エトワールフルーグ」
ジュビアのスキル「水流昇霞」

アニメや原作では語られなかったストーリーを体験できる

 作中でプレーヤーは美麗な3Dグラフィックスで再現された「フィオーレ王国」を駆けめぐることができる。ロードを挟まないシームレスなフィールド移動が可能で、ここでは街中で住人と会話したり、フィールドでモンスターと戦うことができる。

フィオーレ王国
作中のシーンや会話は前作同様に、フルボイスとパートボイスで繰り広げられる。
キャラクターたちの会話シーンは表情や動きが豊かになっており、前作からかなりパワーアップしたように感じられる
戦闘は前作同様にフィールド上のモンスターと接触することで開始される
マップでは「マグノリア」以外に「ゾニア地方」、「クロッカス地方」、「ハルジオン地方」、「クローバー地方」を確認できた

 また、フィールド各地にある焚き火では回復ができるほか、ストーリーを進めたり、キャラクターを成長させることで、フェアリーテイルメンバーのさまざまなエピソードがフルボイスでみ展開される。

フィールド各地にある焚き火では回復をしたり、エピソードをみることができる

 限られた試遊時間だったが、戦闘のテンポ、スキルの再現度、ストーリー展開など、全体的にかなり期待できそうだと感じた。ただ、惜しむらくは今回のプレイ時間の短さだ。じっくりとフルボイスのストーリーを楽しんでいたら、序盤だけであっという間に10分が消えていた。20分という時間は思いのほかあっという間に消えてしまうので注意してほしい。会場での試遊を予定されている方は、ストーリー部分を楽しむか、バトルやシステム部分を楽しむかを事前に決めておくことをオススメする。

 本作では原作の最終章を追体験できるだけでなく、戦いのその後を描いたゲーム完全オリジナルストーリー「隠されし秘境への鍵」の収録や、ゲームのみで描かれる「キャラクターストーリー」などのオリジナル要素も多数用意されているそうなので、「FAIRY TAIL」ファンに一押しのタイトルとなりそうだ。原作やアニメが好きな方は、この機会にぜひ「東京ゲームショウ2024」の会場で体験してみてほしい。