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「龍が如く 極」発売記念抽選会が開催

名越氏、横山氏のサイン会には100名以上のファンが長蛇の列!

開催日:1月16日

会場:クラブ セガ 秋葉原 新館 1F 特設会場

 セガゲームスは、プレイステーション 4/3用アクションアドベンチャーゲーム「龍が如く 極」の発売を記念した抽選会、および、シリーズ総合監督の名越稔洋氏、シリーズプロデューサーの横山昌義氏によるサイン会を、秋葉原にて開催した。

 抽選会は「龍が如く 極」購入者を対象に行なわれ、賞品には桐生一馬モデルのアイウェアや、PS4用HDDベイカバーなど豪華なラインナップが揃えられた。購入したファンが次々に訪れ、抽選に挑んでいた。

 サイン会では、なんとサイン会開始までに100名分以上の整理券が配布され、秋葉原の街には長蛇の列が出来上がり、人気の高さを伺わせた。

抽選会の会場には「龍が如く 極」を購入した人たちが次々に訪れて、抽選に挑んでいた。その横には顔ハメパネルも
名越氏、横山氏のサイン会には100名以上のファンの姿が。1人1人に、サインから握手、そしてお2人との記念撮影までもできるなど、ファンサービスいっぱいの内容となっていた

名越稔洋氏、横山昌義氏にインタビュー「本来あるべきだったシナリオが補完された100%の形」

 シリーズ総合監督の名越稔洋氏、シリーズプロデューサーの横山昌義氏にミニインタビューを行なったので、その模様もお伝えしよう。

――本日の発売を迎えてのご感想をお聞かせ頂けますか?

名越氏:無事に発売を迎えられて良かったなと思います。今回は特に10年目の記念作であり、リクエストの声を含めたリメイク作でもあって。いろんなチャレンジがあるなかで、それをちゃんと受け入れてもらえるかどうか。まだ不安ですけど、今回の結果も参考にしながら、11年目も含めてがんばっていこうと思います。

横山氏:10周年記念作品という位置づけで作りましたので、今日でやっと「10年を迎えたんだな」という気持ちになりますね。昨年の12月に10周年自体は迎えていますが、今日初めて「10年ありがとうございました」という気持ちをこめて、ユーザーの方に遊んでもらいたいと思います。ゲーム内容としては新規シナリオもあって、どう評価されるかが気になりますが、自信を持って作りましたので。清々しい気持ちですね。

――本作のオススメポイントをお聞かせ頂けますでしょうか

名越氏:やはり追加シナリオが大量に入っているところですね。ご購入頂いた方には納得して楽しんで頂けるのではと思っています。前作(「龍が如く 0」)を褒めて頂けたから今作があるというところもありますが、原作には欠けていたというか、足りていなかったところが入っていて、本来あるべきだったシナリオが保管された100%の形になっています。喜んで頂けると思います。

横山氏:ファンの皆様のお声を聞き入れて作っているのですが、新規要素では「どこでも真島」というものがありますね。真島というキャラクターが人気が出たのがそもそも1作目からだったというところがあるので、そこをさらに強化しています。ぜひ注目してプレイしてもらえればと思います。

――今作はアジア地域でも同時発売となっていますが、アジア地域での反応などはいかがでしょう?

名越氏:前作では中文版が10万本以上も販売されましたが、今作では2倍以上のご注文を頂いています。アジアでも「龍が如く」という作品を受け入れてもらえたこと、それがさらに加速していける手応えがありますので。いっぱい楽しんでもらえたらと思います。

横山氏:国内とアジアでの同時発売というのは今回が初めてになるのですが、タイムラグなしにお届けできる環境ができたことが嬉しいですね。今後も、アジア、日本と分け隔てなく、同時に楽しんでもらえる、そういう礎ができたのかなと思います。この先も続けていきたいですね。

――今作から初めて「龍が如く」シリーズに触れることになる人もいると思うのですが、そうした新規の方に何かお言葉はありますか?

名越氏:気になったらまずは手にとって頂いて。ご購入頂ければ1番いいですけど、極端な話、借りてでも遊んでもらえたら、プレイしてくれる人が増えてくれたら、と思います。ナンバリングが増えていくというのは愛されている証拠ですけど、ナンバリングの数が伸びるほど、入りづらくなるというのもありますので。今作は勇気を持ってリセットをかけて初代作品をリメイクしていますから、ここでぜひ入門編として遊んでもらえればと思いますね。

――今作には次回作「龍が如く6」の体験版をプレイできるダウンロードコードが付属していますが、先行体験版についてもお聞かせ頂けますか?

名越氏:まずは、「『龍が如く6』の先行体験版は21日配信じゃないんだ」という声があると思うのですが、間に合わせたかったのですけど、デバッグの作業であったり、開発の都合上、もう1週間だけお時間を頂きたいということになりまして。その先行体験版配信までの1週間で「龍が如く 極」を遊んでもらえたらと思います。

 先行体験版は、触ればこれまでと何が違うですとか……ここで説明するまでもないかもしれなくて、何もかもが変わっています。ここで見所を説明したりということも不要で、そういう力のある体験版になっていると思います。

横山氏:名越の言うとおりで。触って頂ければ、操作系は踏襲していますけど、今までと遊び心地が違うことを感じてもらえると思います。自信を持ってお届けするために1週間頂いて最後の調整させて頂いて、同日に配信できなかったのは申し訳ないのですが。ここまで僕らがハードルの上がることを話せるぐらいに自信を持ってお届けできます。「龍が如く」の新しい世界をお楽しみください。

名越氏:付け加えると、言っても「体験版」ですから。体験版でも驚いてもらえるとは思うのですが、完成度は製品だともっともっと良くなります。そういう面も含めて触ってみてもらえればと思います。

――ありがとうございました。

(山村智美)