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Aiming、iOS向けリアルタイムRPG「ロードオブウォー」を2月26日に配信

“濃いつながり”をテーマにした「覇王戦争」に注目!

2月26日配信

 Aimingは、スマートフォン向けリアルタイムRPG「ロードオブウォー」を2月26日に配信する。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制。対応機種はiPhone(3GS以降)、iPad(第1世代以降)、iPod touch(第4世代以降)。Androidも近日対応予定。

 本作はAimingのシミュレーションRPG「Lord of Knights」の百年後の世界を描くカードバトルRPG。「Lord of Knights」のキャラクターやモンスターがカードとして登場し、カードを集めて自分なりのパーティを構成、強化して戦っていく。最大の特徴は同盟(ギルド)メンバーが協力し、他ギルドと戦う「覇王戦争」にある。リアルタイム性を活かしたシステムにより、ギルドプレーヤー達の連携が勝利の鍵になっている。本稿では発売に先駆けて特徴を紹介したい。

 なお、「ロードオブウォー」は2月19日より先行登録受付を開始致している。先行登録したユーザーには、「ロードオブウォー」の配信開始時に、限定レアカード「【SR】神木の弓姫ライラ」が手に入るシリアルコードがメールにて送られる。興味を持ったプレーヤーはぜひ登録いただきたい。

「Lord of Knights」のキャラクター・モンスターが参戦! 終わりなき戦いが繰り広げられる

チュートリアルでは、妖精「ナヴィ」がゲームの基本を教えてくれる
クエストでは様々なモンスターが登場する

 「ロードオブウォー」は、シミュレーションRPG「Lord of Knights」から百年後の、“別の時代の戦い”を描くRPGだ。かつてこの世界は「冥王」と呼ばれる存在が世界を混乱させた。「Lord of Knights」ではこの時代が描かれ、プレーヤーは召喚術を操る城主達となって冥王に立ち向かった。「ロードオブウォー」の世界では、この戦いに決着がつき、冥王を討ち果たした城主達は「覇王」と呼ばれ平和な世界を作り出した。

 しかし覇王の統治から100年後、世界は再び混乱する。人々は再び覇王が現われることを渇望する。このとき、召喚術を操る若者達が立ち上がる。若者達は救世主を待ち望む人々により城主となる。「ロードオブウォー」のプレーヤーである“召喚術を操る若者達”は新たな覇王を目指し、仲間を集め戦いにおもむくのだ。

 本作の世界観は中世風のファンタジーで、「ゴブリン」、「オーク」、「ドラゴン」などのモンスターはもちろん、「真紅の魔女リリィ」、「烈火の騎士クレア」、「蒼龍の闘士レイヴ」など「Lord of Knights」で登場したキャラクターがこちらでもそのまま登場する。彼らは数百年の時がたった「ロードオブウォー」の時代でも、終わりなき戦いを繰り広げているのだ。もちろん新規キャラクターやモンスターも登場し、初期のカードは150種類となっている。

 ゲームの基本的な要素はオーソドックスなカードバトルRPGを踏襲している。プレーヤーは手に入れたカードからお気に入りのモンスターやキャラクターを選び、育成・強化しながらクエストに挑む。自分が所持する領地をかけて、他プレーヤーと1対1の勝負を行なう「制圧戦」といった要素も用意されている。

 カードにはステータスや特性が設定されており、クエストをクリアすることで入手できるカードを使うことでお気に入りのモンスター・キャラクターカードと他のカードと合成させることでレベルアップでき、さらに同じカードを使うことで進化させられる。

 本作の戦闘はカード同士がぶつかり合う派手な演出があり、BGMも用意されている。カードバトルRPGとして演出部分は強化しながら、操作性はできるだけ快適さを追求しているという。チュートリアルも用意されているので、カードバトル初心者でもすぐに楽しめるだろう。

【スクリーンショット】
キャラクター育成や戦闘といったゲームの基本が学べるチュートリアル
様々なモンスターに挑んでいくクエスト
領地を奪い合うバトル「制圧戦」
メインのカードに様々なカードを合成させることで、メインカードは成長する
同じカードを合わせることでより強力に進化させられる

リアルタイム性を重視、同盟みんなで力を合わせて勝利を目指す「覇王戦争」

本作の大きな特徴「覇王戦争」
5分以内で同盟内の人が攻撃すると連携に

 そして「ロードオブウォー」の最大の特徴が「覇王戦争」だ。本作では同盟という最大20人のギルドを作ることができる。同盟にはゲームを進めることで誰でも所属するようになる。自分で作ったり、他のプレーヤーに招待されたり、自動編入することも可能で、ギルドの脱退・加入も簡単にできる。5日間ログインしないと同盟からは退出させられる。

 「覇王戦争」は1日に2回行なわれるイベントで、ランキングの近いギルドと1対1で対戦することになる。対戦は直接戦うのではなく、強力なガーディアンが守る相手の同盟の城をギルドで攻撃し、どちらが先にクリアできるかを競う。制限時間は30分で、攻略できなかった場合はより前に進んでいた同盟が勝ちとなる。覇王戦争に参加をすれば、勝った同盟はもちろん負けた同盟も「覇王戦争ロト」というレアカードが当たりやすい特別なガチャをプレイできたり、様々な報酬が得られる。

 覇王戦争ではプレーヤーのカードは通常とは違う特性を発揮する。カードには属性のついた「攻撃」カードと、「回復」カードという覇王戦争用の特性が付与されている。これらを使って覇王戦争に挑んでいくのだ。ガーディアンは事前に告知されているため、対ガーディアンに合わせた属性を考えたデッキ構成にすることで戦いが有利になる。コアプレーヤーはソロプレイだけでなく、覇王戦争に特化したデッキを構成するという楽しみもあるのだ。

 「ロードオブウォー」の最大の特徴は、「覇王戦争」に“リアルタイム性”を盛り込んでいるところだ。本作では“コンボ”の概念があり、1人目のプレーヤーが攻撃を行なって2分以内に別のプレーヤーが次の攻撃を行なうことでコンボとなる。コンボをつなげることができればどんどんとダメージが増していく。攻撃を行なうとガーディアンからのダメージも受けるので、他のプレーヤーが回復カードを使うことでフォローもできる。

 本作ではスマートフォン向けのゲームとしては珍しくリアルタイムチャットが可能となっており、状況に合わせて様々な情報交換や、指示を与えることが可能となる。事前に攻撃の順番を決めたり、デッキ構成を相談したりもできるし、覇王戦争時には他の人への応援などでも盛り上がりそうだ。攻撃を行なうためには“行動力”が必要となるため、コンボを続けるために行動力を確保していなくてはならない。「行動力をクエストで回復してくる。それまでみんなでつなげてて!」といったやりとりも生まれそうだ。

 これまでのカードバトルRPGでのギルド戦や協力バトルなどは、強いプレーヤーだけが活躍して、初心者はあまり活躍できない作品が多かった。「ロードオブウォー」では初心者でも、カードが弱くてもコンボをつなげることで同盟に貢献できる。攻撃の順番の指示や、回復カードでの助け合いなど、リアルタイムでのやりとりで生まれるつながり。覇王戦争に向けた構成や、カードプレゼントでの同盟全体の強化など普段の雑談も楽しいだろう。他のゲーム以上に“繋がる”というところにフォーカスした作品なのだ。

 プレーヤーは声を掛け合うことでより強いつながり、強い同盟を作っていく。強い同盟に参加することも、積極的に仲間に声をかけ、自らが強い同盟を作っていくのもいいだろう。今後のアップデートでは、覇王戦争の要素をさらにパワーアップし、カードの特性を追加し、より戦略性の高いデッキ構築が可能にしていきたいとのこと。また複数の同盟での対戦システムも企画中だという。

 「ロードオブウォー」は“濃いつながり”をテーマにした作品だ。モバイルゲームは他のプレーヤーとの協力要素は入っているが、直接声を掛け合う作品は少ない。この試みがどんなゲーム空間を作り出すのか、注目したい。

【スクリーンショット】
連携は攻撃のタイミングが大事になる。また攻撃時に体力が回復していると攻撃力が増す場合があるため、回復のタイミングも相談して合わせていきたいところだ
「Lord of Knights」でも登場した美しいカードが、本作でも楽しめる

(勝田哲也)