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スクエニ、「FFXI アドゥリンの魔境」最新情報を公開

新ジョブ「風水士」が操る風水魔法の詳細が公開、新大陸に君臨する「七支公」とは?

【ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境】

3月27日発売予定

価格:
プレイステーション 2版 3,980円
Xbox 360版 3,980円
Windows版パッケージ版 オープンプライス
Windows版ダウンロード版 3,500円

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 2/Xbox 360/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXI」の拡張ディスク第5弾「アドゥリンの魔境」の最新情報を公開した。「アドゥリンの魔境」の発売日は3月27日、サービス開始は3月28日を予定している。

 今回公開された情報は、「アドゥリンの魔境」で追加される2種類の新ジョブのうちのひとつ「風水士」に関するもの。

 風水士は、「VANA★FEST 2012」のトークセッションでも明らかにされたように、自然や地形の力を操って戦うジョブとなる。「FF」シリーズでもお馴染みの職業で、「FFXI」においては、ベルの代わりとなる専用装備「風水鈴」を装備することで最大限の力を発揮できる点は同じだが、その他のスペックに関しては大胆なアレンジが施されている。

【風水士】
風水士のアーティファクトに身を包んだヒューム♂とエルヴァーン♀
こちらは「VANA★FEST 2012」での発表に合わせて公開された萩原一至氏による風水士のイメージイラスト

【萩原一至氏デザイン装備品】
こちらは今回初公開となるジョブ専用装備のイメージイラスト。この4点はいずれも萩原一至氏デザインとなる
ジョブ専用武器
新デザイン片手棍

 基本スペックとしては、他の魔法や呪歌などと重複して効果が得られる風水魔法を柱に、味方にプラス効果をもたらしたり、敵に弱体効果をもたらしながら、サブとして精霊魔法を使って敵にダメージを与えていく。風水鈴スキルを備えており、このスキルを上げていくことで風水魔法の効果を上げることができる。ジョブ特性は「カーディナルチャント」で、精霊魔法に方角の影響をもたらすという。

 風水魔法は、詠唱者自身もしくは、「羅盤」と呼ばれるオブジェクトを中心に、様々な効果を発揮する魔法で、自身を中心として展開する「インデコルア」、羅盤を中心として展開する「ジオコルア」の2系統の風水魔法が用意されている。

 風水士独自の要素となる羅盤は、オブジェクトを中心に特殊なフィールド(コルア)を展開し、そのフィールド内に特殊効果をもたらすものとなる。この羅盤とジオコルアは風水士がメインジョブの時のみ使用が可能となる。主なインデコルア、ジオコルアは以下の通り。

□主なインデコルア
・インデリジェネ:範囲内のパーティメンバーにリジェネの効果。
・インデヴォイダンス:範囲内のパーティメンバーに回避率アップの効果。
・インデアキュメン:範囲内のパーティメンバーに魔法攻撃力アップの効果。
・インデグラビデ:範囲内の敵に移動速度ダウンの効果。
・インデパライズ:範囲内の敵に麻痺の効果。

【風水魔法「インデリジェネ」】
風水魔法「インデリジェネ」:範囲内のパーティメンバーにリジェネの効果

主なジオコルア

・ジオポイズン:範囲内の敵に毒の効果。
・ジオフューリー:範囲内のパーティメンバーに攻撃力アップの効果。
・ジオフォーカス:範囲内のパーティメンバーに魔法命中率アップの効果。
・ジオマレーズ:範囲内の敵に魔法防御力ダウンの効果。
・ジオトーパー:範囲内の敵に回避率ダウンの効果。

【風水魔法「ジオポイズン」】
風水魔法「ジオポイズン」:範囲内の敵に毒の効果
「風水士」がメインジョブの時には、「インデコルア」と「ジオコルア」を同時に展開できる

【風水士の独自要素】
これが羅盤で、風水士が用いる風水魔法の触媒となるものとなる。羅盤を中心に特殊なフィールド(コルア)が展開される
風水士が手に持っているのが風水鈴

【風水士ジョブ特性「カーディナルチャント」】
精霊魔法発動時、発動した方角によって様々な影響を受けるようになる

 今回新たに公開された「七支公(しちしこう)」は、「アドゥリンの魔境」の舞台となるウルブカ大陸に君臨する最上位モンスターの総称となる。七支公はテリトリー意識が強く、開拓者(冒険者)とは対立する存在となるという。「アドゥリンの魔境」における冒険者の目標のひとつとなりそうだ。今回は3体の七支公が公開された。

【水刃公 チャッカ(Riptide Naakual/Tchakka)/ロックフィン族(Rockfin)】

頭部にブレード状の剛角を持つ巨大鮫。エヌティエル水林を縄張りとしており、周辺のアクアン類を統括する。水棲モンスターたちのリーダー的な存在。水の魔力の扱いに長けており、一度水刃を身に纏えば、瞬時に数多の剣閃が走り、水の護りを得る。もし、この激流に飲まれることなく勝利を掴む者がいるとしたら、百の水刃乱舞を前に立っていられる者だけであろう……。

【炎竜公 アチュカ(Firebrand Naakual/Achuka)/ギャブラス族(Gabbrath)】

体内でマグマを生成すると云われている恐竜。モリマー台地の奥地を棲家とし、周辺のリザード類を統括している。深紅の剛皮、堅牢で鋭い角、万物を砕く牙、灼熱の爪など、身体のあらゆる部分が凶器だと云っても過言ではない。さらに、獲物を「狩る」動作を行えば、超高熱の灼熱波が残留し空間が歪む。敵対する侵略者に対しては、容赦無く牙を剥く。どんなに強固な鎧や魔法で防護しようとも、紅蓮の炎の前では無力に等しい。圧倒的な力を誇示する大咆哮を浴び、歴戦の騎士でさえ絶望し膝をつくのだ。

【蟲妃公 コルカブ(Matriarch Naakual/Colkhab)/バズテヴィア族(Bztavian)】

重鎧のような堅殻の陰に無数の毒針を隠し持つ女王蜂。ヤッセの狩り場およびケイザック古戦場のジャングルに潜んでおり、蜂族をはじめとした多くのヴァーミン類を従える。無尽蔵に湧き出る風の魔力が彼女自身を護っており、それは、足で軽く薙ぐだけでも巨大なかまいたちが発生するほど強力なもの。腹部に仕込んだ針を散開発射すれば、風に乗った針があらゆる存在を貫く。例え風針の乱射を耐え凌いだとしても、針に仕込まれた精神毒が身体を内部から蝕んでいく。その後は、にじり寄る虫の大群を前に、ただただ料理されるのを待つだけという恐怖が待っている。
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(中村聖司)