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AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」
コストアップでブースト性能が変わる2機体がロールアウト!
(2013/1/19 21:48)
バンダイナムコゲームスは、1月21日にアーケード用ドームスクリーン型戦術ゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」に新機体2機種をロールアウトする。なお、リビジョン番号は変わらず「REV.3.15」のままとなっている。
今回リリースされる2機種に共通しているのは、コスト200帯のモビルスーツだが、セッティングによってはコストアップし、外見とブースト特性が変化するということ。どちらも機動重視5を選択した場合のみ、外見、ブースト特性が変化し、コストが40プラスされる。さらに、ブーストエフェクトも変化する。
「ガンダム5号機」(コスト200:宇宙・コロニー出撃可)
申請可能条件:軍曹以上
ジム・ストライカー/ジム・ストライカー改、ジム改を取得済み
取得条件:勝利ポイント40
実弾兵装を装備した宇宙戦仕様機。セッティング変更により大幅に推進力を向上できる。バランサーはいわゆる中バランサーで、装甲重視2のセッティングのみ向上する。
コスト200の近距離戦型機体としては、「陸戦型ガンダム」、「ジム・コマンド」、「ジム・寒冷地仕様」に続く4機種目となる。中バランサーということもあり、移動速度や硬直関連は「陸戦型ガンダム」に近いフィーリング。
● メイン武装
近距離で削りに効果を発揮する2タイプの「ジャイアント・ガトリングガン」
硬直を丁寧に狙ったり、クイック・ストライクを狙える「ハイパー・ビームライフル」
右手に抱える「ジャイアント・ガトリングガンA」は6発1セット、装弾数42。1発最高8ダメージの実弾系武装で、フルオート発射可能。敵から遠ざかるほど威力が低下。3発で低バランサー、4発で中バランサー、5発で高バランサーがよろける。リロードは約9カウント。まとめて当てることができればそれなりのダメージが取れるが、射程限界付近ではダメージが減衰してしまううえ、弾道がバラけるため、ロックオン距離は約217mあるが、約160m以内でないと止まっている敵にもまとめて当てるのは難しい。ヒットバックもあるため、まとまったダメージを狙うときはロックオンを推奨する。
「ハイパー・ビーム・ライフル」は最大35ダメージの単発系ビーム・ライフル。装弾数は5。最大35ダメージで、敵に近づくと威力が低下、最少で半減する。ロックオン距離は約217mだが、最大射程は+50mほどある。1発で全バランサーがよろけるため、クイック・ストライクの場合、対低バランサーには1、中バランサーには2、高バランサーには3連撃が入る。この武装選択時は左手にシールドを装備する。FCS判定が狭いので、置き撃ちや偏差射撃には使いやすい。撃ち切りリロード式で、リロードは約8カウント。
「ジャイアント・ガトリングガンB」も「A」同様フルオート発射が可能な実弾系武装。5発1セットで、装弾数は50と多い分、リロードも約13カウントかかる。弾速が「A」より速く、最高7ダメージの威力で、敵と離れるほど威力が低下する。ロックオン可能距離は「A」同様約217m。「A」よりもやや集弾性がいいが、ヒット時のノックバック移動距離がある点には注意。低バランサーは3発、中、高バランサーは4発でよろけが取れる。削りに使う分にはこちらのほうがいいかもしれない。
● サブ武装
誘導に優れけん制に使える「ハイパー・バズーカ」
即ダウンが取れて使いやすい「ハンド・ビーム・ガン」
「ハイパー・バズーカ」は持ち換えありのサブ武装。単発発射で装弾数は3、軌道はほぼ水平。連射はあまり利かず射程は約210m(ロックオン白表示は約184m以内)。1発20のダメージで全バランサーが1発でよろける(距離による減衰なし)が、発射時足が止まる。リロードは約12カウント。ロックオン時の誘導性が高く、横に歩く敵にも当てられる。
「ハンド・ビーム・ガン」は持ち替えなしで左腕から連続射出する4発発射のビーム系武装。装弾数は16。ダメージは1発最大約8となる。1発で全バランサーがよろけ、3発でダウンする。リロードは約10カウント。射程は約150m弱あるが、ロックオン表示が白くなるのは139m以内。トリガーレスポンスがよく、「ガーベラ・テトラ」の「110mm機関砲B」にも似た、ダウンを取りやすい武装になっている。障害物の陰から射出するなどして、1発カス当てしてからのクイック・ストライクが狙えなくもないが、マニアックな使い方だろう。
● 格闘武装
「ビーム・サーベル」は威力が20-22-22となっており「陸戦型ガンダム」と同じ、200コスト帯の近距離戦型としては平均的な威力。モーションは左から右上に振り上げ、突き、1回転して水平斬りという動作になっている。
● セッティング
機動重視が5まで、装甲重視は3まで用意されている。
機動重視5のみコスト+40となり、肩と背中にオプションが装備され見た目とブーストエフェクトが変化、ブースト移動距離が伸び、「ゲルググM」のようにロングブーストが可能(移動速度は「ゲルググM」よりやや低めか)。反面ジャンプ性能が低下する。また、硬直はコスト200帯近距離戦型のそれなので、着地を狙われない工夫が必要となる。
そのほかの機動重視セッティングは、4がジャンプとダッシュが2ランク、旋回速度が1ランク向上。3はダッシュが3ランク、ジャンプは1ランク向上、2がジャンプが3ランク、ダッシュが1ランク向上するが、3と2は旋回性能はノーマル同様。1は旋回が1ランク強、ダッシュとジャンプは1ランク向上。タックル威力は機動重視セッティングいずれも30。
装甲重視は1は旋回とジャンプ速度はノーマルのまま、ダッシュ速度が1ランク低下するが、タックル威力が50となる(ノーマル含めそれ以外では40)。2がジャンプ速度はNのまま、旋回が1ランク、ダッシュ速度が1ランク強低下。3が旋回、ジャンプ速度が1ランク、ダッシュ速度が1ランク強低下する。
アーマー値はノーマルで300、最大340で、最少は240。装甲重視はおしなべて300を超えるため、コスト200帯のモビルスーツとしては高め。
●豊富な弾幕と高めのAP値で戦線を維持できるかがカギ?
AP値が多めのコスト200の近距離戦型ということで、体力と弾数の多さを生かしたある程度長時間にわたっての攻めのきっかけ作りや敵の拘束、といった運用法が思いつく。「ハイパー・バズーカ」と「ジャイアント・ガトリングガン」でよろけをとりながらポジションを変えつつダメージを蓄積していくか、よろけを取って味方にパスする動きができれば効果的。
自分から攻めるなら「ハイパーバズーカ」と組み合わせて、相手を動かし「ハイパー・ビーム・ライフル」からのクイック・ストライク狙いというチョイスもできる。
自衛を重視するなら「ハンド・ビーム・ガン」で即ダウンを狙う、という武装選択もいいだろう。ただし、機動面はコスト200帯近距離戦型の平均的な性能、かつ機動5では移動距離は長いものの、速度は多少落ちるので、単独行動でコスト面でプラスを作る、というのは難しいだろう。
あくまで僚機とセットで行動し、優位な体力を活かしつつ壁となり攻めのきっかけを作る、攻められている敵の動きを止めて仕切りなおす、といった戦い方が向いていると思われる。同コスト帯は「ジム・寒冷地仕様」を筆頭にラインナップも豊富で、コロニーステージではそちらを選ぶパイロットも多そう。宇宙ステージではライバルが「ジム・コマンド」だけになるため、この機体をチョイスするのはありかもしれない。ただ、足回りと多彩な武装を誇る「ジム・コマンド・ライトアーマー」がコスト160で存在感を発揮している現状、コスト220以下、6VS6以上の戦闘で、近距離戦型らしい立ち回りでの起用が無難なところかもしれない。
「リック・ドムII」(コスト200:地上・宇宙・コロニー出撃可)
申請可能条件:軍曹以上
ゴッグ、高機動型ザク(R-1A)、ザクタンク(V-6)を取得済み
取得条件:勝利ポイント40
統合整備計画で改修された機体。プロペラントタンクを追加して大幅に推進力を向上できる。バランサーはいわゆる高バランサー。装甲重視2選択時のみ、超高バランサーとなる。
地上専用の「ドム・トローペン」と素体コストが同じ、近い足回り、そして武装を持つが、メイン、サブともにバリエーションが多く、ブーストダッシュ関連の特性が異なり、こちらのほうが一般的格闘型機体のものに近い。
● メイン武装
足が止まらずよろけを狙いやすい「MMP-80マシンガン」、「ラケーテン・バズ」
威力や射程に優れる「ジャイアント・バズ」で1発狙いも?
「MMP-80マシンガン」は3発発射、21発装填のマシンガン。ダメージは最高4で、ロックオン範囲外ではわずかに低下する。低、中、高バランサーいずれも1セットでよろけさせられる。リロードは約9カウント。射程は約160m程度あり、ロックオン距離は129m以内。クイック・ストライクからは全バランサー3連撃まで入る。クイック・ドロー外しに使うなら、1発カス当てしてタックルを決めるといいだろう。
「ラケーテン・バズ」は単発発射のバズーカで装弾数は5。ダメージは約25。リロードは約11.5カウント。発射時足が止まらないが、弾速は高い分、その反面誘導は皆無。ロックオン距離は129m以内だが、射程は+約25mほどある。対中、高バランサーにクイック・ストライクから3連撃が入る。低バランサーにはクイック・ストライクからタックルを推奨。
「ジャイアント・バズ」は全バランサー1発ダウンのバズーカ系実弾兵器。ヒットすると転倒する際、相手が吹き飛ぶ。単発発射で、装弾数は3。ロックオン距離は約130m前後だが、射程は190m前後と格闘型射撃武装としては長め。軽い発射ラグがあり、発射時に軽い硬直を伴い、足が止まる。ダメージは約45で、リロードは約12カウント。弾速は「ラケーテン・バズ」より遅めで、ロックオン(赤ロック)時はわずかに誘導がかかるが、あてにはできない。爆風がそれなりに大きいため、置き撃ちで使うのもありだ。
● サブ武装
ダウンが取りやすく自衛やカットに向く「拡散ビーム砲」
けん制や攻めの起点に使える「シュツルム・ファウスト」
「拡散ビーム砲」は「ゴッグ」の「メガ粒子砲B」のような判定がやや広めのビーム砲。1発最高16ダメージで、装弾数は2。ヒットすれば即ダウン。発射点から円状に拡散していくため、引っ掛けやすく、ダウンがとりやすい。射程は120m前後まであり、トリガーレスポンスがよく、クイック・ドローに使った場合、外すのは難しい。リロードは約14カウントとちょっと長い。
「シュツルム・ファウスト」は、「ドム・トローペン」のものと違い、2発装備。直撃は全バランサー1発ダウン(ダメージ24)、爆風では1発よろけ(ダメージ12)となっている。リロードは11カウント程度。射程は爆風ヒットなら147m程度。「ドム・トローペン」のものと違い、ほぼ直線の軌道を描くため、平地対平地の状況では低い障害物を越えにくい(ロックオンで射出角度は変わる)。持ち替えがあり、足が止まる点は「ドム・トローペン」同様。右手側から射出するので、障害物に隠れながら撃つ際は覚えておくといいだろう。クイック・ドロー外しに使えなくもないが、足が止まるため注意は必要だ。
● 格闘武装
「ヒート・サーベル」は「ドム・トローペン」と同じ25-31-34の計90の威力。右から左へ袈裟斬り→左から右へ水平斬り→再び袈裟斬りのモーションとなっている。連撃可能最大回数は5。「ドム・トローペン」の場合、連撃可能最大回数は4なので、パワーアップしているといえるだろう。
● セッティング
機動重視が5まで、装甲重視は3まで用意されている。
機動重視5のみ、背部にプロペラント・タンクが追加、ロングダッシュ仕様となる(他は通常の格闘型機体同様ショートダッシュ)。それ以外の特性としては、機動重視1がホバー強化になっており、硬直時「ドム・トローペン」並みに滑る。
そのほかの機動重視は旋回速度がすべて1ランク低下している。4はダッシュ速度が2ランク上昇、ジャンプ速度は1ランク強向上する。2はダッシュ速度が1ランク、ジャンプ速度は2ランク強化。1がダッシュ速度は1ランク上昇、ジャンプ速度はノーマルと同じ。
装甲重視は、旋回速度がノーマルに比べて2ランク下がる。3はダッシュとジャンプは1ランク下がるが、AP値が345に。2はダッシュ速度が1ランク低下、ジャンプ速度はノーマルと同じ。1はジャンプ速度が1ランク低下するが、ダッシュ速度はノーマル同様。
全体の傾向として、空中時のブースト消費量が多め、旋回は苦手、瞬発力に欠ける印象と、「ドム」系列の機体の特性を引きついている。コスト200帯格闘型としては平地での移動に関して平均的な機動力といえるが、「ドム」系列のクセを引き継いでいるため、乗りこなしは慣れが必要だろう。
アーマー値はノーマルで305、最大345で、最少は257。装甲重視はすべて300を超えるが、「ドム・トローペン」と比較すると、体力値は若干低くなっている。タックル威力は機動重視が40、ノーマル~装甲重視はすべて50。
●武装選択肢が広がり攻撃面は「ドム・トローペン」より上?
宇宙でも使える格闘型のコスト200の「ドム」として考えると、AP値が若干下がるが、「ドム・トローペン」に慣れている人が使いやすい機体といえる。武装面は「ドム・トローペン」に比べて強化されており、メイン、サブの組み合わせはどれを選んでもそれなりに活躍できるだろう。
1対1での格闘間合いでの駆け引きにおいては、ジャンプおよび旋回スピードの点において「ドム」系列共通の苦手な部分はあるが、「滑り」が苦手という人には「ドム・トローペン」より使いやすいという感想があってもおかしくはない。
対格闘型機体において「ジャイアント・バズ」を筆頭に射撃戦を展開することも十分可能ではあるが、相手の動きを読みながら、先んじて移動、ポジションを確保できるかどうかがこの機体の運用のカギともいえそうだ。
「ドム・トローペン」同様、コスト220以下戦では、ダメージソースとして活躍できるポテンシャルは持っている。ロングブーストが機動重視5、大幅な滑りが機動重視1のみ、という特性のため、地上では「ドム・トローペン」とどちらを使うかは悩ましい。また、宇宙/コロニーにおいて「高機動型ザク(R-1A)(3S)」と比べると、武装や格闘間合いでの機敏性などを考えると、「高機動型ザク(R-1A)(3S)」の扱いやすさに軍配を上げるパイロットも多いだろう。
1月20日は板倉小隊野良出撃イベント!
直前になって申し訳ないが、1月20日19時から、「機動戦士ガンダム 第07板倉小隊」のユウ、AKATUNA、アカツキ、KEN・G、そしてカバパンのエースパイロットたち、さらに番組スタッフが全国対戦に出撃する。大隊名は「戦場の絆」、小隊名は「第07板倉小隊」となっており、番組と同じ「第07板倉小隊」専用のエンブレムがついている。
エースパイロットおよび番組スタッフと味方または敵でマッチングした場合、「第07板倉小隊との絆」の「勲章」がもらえる。エースパイロットはAクラスとSクラスで地球連邦軍で出撃、番組スタッフはAクラスのジオン公国軍で出撃する。出撃時間は番組公式サイトを確認いただきたい。
【追記】「リック・ドムII」の「ラケーテン・バズ」の蓄積バランサーダメージ表現に間違いがありましたので、訂正しました。
(C)創通・サンライズ