バンダイナムコ、PS3「テイルズ オブ エクシリア」 特別先行体験会&馬場プロデューサー トークショーを開催!
全国で開催されるイベントの2カ所目となる東京会場の様子をレポート


7月31日13時~17時 開催

会場:ヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館(東京都豊島区)


 7月31日、株式会社バンダイナムコゲームスはプレイステーション 3「テイルズ オブ エクシリア」 特別先行体験会&馬場プロデューサー トークショーを東京都豊島区にあるヤマダ電機 LABI1 池袋モバイルドリーム館6Fにて開催。7月30日の大阪会場を皮切りに、7月31日に東京、8月6日に福岡、8月13日に北海道、8月20日に名古屋と全国5カ所で開催されるイベントとなっている。

 ここで簡単に「テイルズ オブ エクシリア」(TOX)について紹介しておきたい。本作はPS3で9月8日に8,379円で発売される「テイルズ オブ」シリーズ15周年の記念作、かつシリーズ最新作。ジュードとミラ、選べる2人の主人公、2人のキャラクターが協力して戦う「DR-LMBS」(ダブルレイド リニアモーションバトルシステム)、キャラクターをペアにして戦う「共鳴モード」、隙間をくぐったり、壁をよじ登ったり、崖から降りたりできる自由度の高い「マップアクション」、カメラを任意で360度変更可能など、15周年記念タイトルというだけあって、これまでのシリーズにはない、多くの新要素を搭載している。さらに、ソフト単体での発売に加え、チャコール・ブラックのPS3をベースにしたオリジナルデザインのPS3を同梱した「PlayStation 3 TALES OF XILLIA X EDITION」(37,980円)の発売も決定している。




■ 新成長システム「リリアルオーブ」に大きな注目が集まったトークショー

本作のプロデューサーを務める馬場英雄氏。数々のイベントでお馴染みの同氏が登場すると会場からは大きな拍手が!

 馬場英雄プロデューサー トークショーは、PVや実機プレイを交えながら行なわれ、開発エピソードや「TOX」の新要素について聞くことができた。

 最初に話題に挙がったのは、いのまたむつみ氏、藤島康介氏のコラボについて。「15年間で初めて、いのまた先生と藤島先生の2人と同時に仕事をしたことが印象に残っており、両先生はそれぞれ独特の絵の描き方があるので、それを同じ世界に共存させるということに気を使いながら開発している。両先生に実機での映像を見せ、細かい監修を受けたこともあり、体験版をプレイしてもらえれば、違和感なく両先生のキャラクターが冒険しているのがわかってもらえるはず」とのこと。

 続いて、公式サイトでも配信されているプロモーションビデオを放映。この映像(公式サイトのプロモーションビデオ3)には、先日開催された「テイルズ オブ フェスティバル」で公開されたミラ編に続き、ジュード編のオープニングムービーのシーンがいくつか入っており、発売までに新たなプロモーションビデオの配信も予定しているそうだ。

 さらに、アニメーション製作が歴代シリーズのアニメムービーを手がけてきたプロダクション I.Gからufotableに変わった点についても言及。「何か問題があったから、ではなく、15周年ということで、アニメにも新しいものを取り入れたいということで(ufotable社に)お願いした。『TOX』というタイトルと、15周年という重みを感じて作っていただいて、背景の細かいところまで非常にクオリティの高いものになっていて満足している」と語った。また、ゲームのビジュアルに関しても、「今回は従来の温かみのあるタッチを活かしつつも、出来る限りデフォルメをかけず、リアルな頭身にしている。構造物などもキャラクターの頭身に合わせた大きさにし、スケール感を表現している。「TOX」ではマップカメラもフリーにしているので、体験版を遊んでもらえれば、空気感、壮大な世界で冒険していることが感じてもらえるはず」と語っていた。

 実機プレイを交えながらのゲーム解説では、「DR-LMBS」、「共鳴術技」、「マップアクション」など、本作ならではのシステムが紹介されたが、中でも最も注目を集めていたのが“成長要素で最も重要”という「リリアルオーブ」。体力知性といったパラメーターや術技の項目が網目上に配置されており、レベルアップで得られるGPを消費し、それらの項目をアクティブにしていくことでキャラクターが成長していくシステムだ。成長させる項目は任意。「同じキャラクターであっても、プレーヤー毎に異なる成長が見られる。どのパラメーターをアップするか悩みどころなので、それだけでも結構時間がかかるかもしれない」と馬場氏。また、オートナビという自動で成長項目を決定してくれるシステムがあるので、どう育成すべきか考えるのが苦手なプレーヤーでも安心だ。

 実は昨日の大阪、今日の東京での先行体験会の整理券は午前7時30分頃にはなくなり、朝早くから集まったファンのためかつお詫びということで、トークショーは午前、午後と2回開催されるなど、注目度の高さが伺える本作。今回、体験版の配信の有無について聞くことはできなかったが、これまでとは違った多くの新要素が詰め込まれた本作を多くの方々が体験できるよう、体験版の配信を願ってやまない。なお、今回のイベントで使用された体験版については、別途詳しく紹介する予定なのでご期待いただきたい。


(C) いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2011 NAMCO BANDAI Games Inc.

(2011年 8月 1日)

[Reported by 木原卓]