カプコン、オンラインチーム対戦アクション「IXION SAGA」

「MHF」のタッグによる新作。「バトルαテスト」参加者募集


7月7日16時~21日14時 テスター募集

7月28日14時~8月11日16時 「バトルαテスト」実施予定

2012年夏 正式サービス開始予定



 株式会社カプコンは、Windows用オンラインチーム対戦アクション「IXION SAGA(イクシオン サーガ)」の情報を公開した。

 本作は6月30日にタイトル名とティザーサイトのみが発表されていた、カプコンの新作オンラインゲーム。プロデューサーは小野義徳氏、運営プロデューサーは杉浦一徳氏で、同社のオンラインゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン」を長年率いてきたタッグが手がける。サービス開始時期は2012年夏の予定で、ビジネスモデルは未定。

 本作の舞台となるのは、生命の力「アルマ」に守られた「ミラ」という世界。ある事件をきっかけに2つに割れた国が争う中、超常の民「イクシオン」が自分達の力を選ばれた人間に分け与え、世界の調停者「ハイペリオン」として育成。彼らは傭兵となって両国を支援し、それによって世界の均衡を保った。プレーヤーはこの世界で、1人の傭兵として戦いに参加することになる。


【独立都市国家エルピシエ】
「ハイペリオン」であるプレーヤー達の根城となる傭兵都市国家。傭兵以外にも、戦乱を避けた少数民族などもやってきており、さまざまな人種が集っている

 ゲームは最大8対8の16人が同時プレイできるMOタイプの対戦アクションゲームとなる。両軍が入り乱れ、巨大な魔獣と戦うNPC戦も実装される予定で、プレーヤーの成長に応じて戦争の背後で暗躍する謎の影を追うストーリーが「シナリオミッション」として展開されるという。


【バトル】
最大16人での対戦が可能。NPCとの戦いも実装される予定

【シナリオミッション】
プレーヤーの成長に合わせてストーリーが展開。アップデートで新たなストーリーが追加されていく

初期は3つの職業から1つを選ぶ。さらに「転生」によって派生していく

 プレーヤーは最初、「見習い傭兵」として誕生し、近接戦に優れた「ストライカー」、重火器による遠距離戦を得意とする「ブラスター」、魔法器を操り回復もできる「キャスター」のいずれかを選択する。その後はレベルアップを重ねることで新たな職業に「転生」でき、扱える武器種やスキルが増えていく。

 武器はアルマエネルギーの調整器を内蔵した「アルマギア」と呼ばれるものを用い、攻撃に「アルマテック」と呼ばれる強い力を帯びさせる。


【ストライカー】
近接戦闘を得意とする職業。アルマを剣に込めた強力な1撃に加え、離れた敵には衝撃波も繰り出せる。初期スタイルは「剣士」、主な武器は「ジェットソード」

【ブラスター】
重火器を主力武器とする遠距離戦に長けた職業。アルマの力を込めた銃撃により遠くの敵も正確に狙撃する。初期スタイルは「銃士」、主な武器は「ブレードライフル」

【キャスター】
アルマの力でさまざまな特殊効果を生み出す魔法器を扱う。広範囲に及ぶ強力な攻撃から、仲間を回復する支援までこなす。初期スタイルは「術士」、主な武器は「キャスターロッド」

 コミュニティ機能としては、「エルピシエ」がビジュアルロビーとして機能。最大100人が1つの街に入れる。また仲間と「ユニオン」を結成でき、専用ルームを持てる。ユニオンメンバーとともに戦闘に参加することで、ルームの拡張やカスタマイズもできる。


【コミュニティ機能】
「エルピシエ」は100人のプレーヤーが入れるビジュアルロビーとして機能する仲間同士で結成できる「ユニオン」には専用ルームが与えられる

 同社は本作の開発において、「ユーザーとともに創り上げていく」というスタンスを取るとしている。各種ユーザーテストを行なってフィードバックを受けながら、開発からの情報も公開し、2012年の正式サービス開始に向けて長期間をかけてゲームを開発していく。7月26日には、その中心となるコミュニケーションWEBサイト「イクシオン サーガ開発隊」が開設される予定。また公式Twitter(@IXION_SAGA_JP)も開設されている。

 その第1弾として、7月28日14時から8月11日16時まで「バトルαテスト」が実施される。戦闘時の打撃感やスピード感、多人数プレイでの戦闘バランスやフィールドサイズ、サーバー負荷などがチェックされ、その他の機能は大幅に制限される。テスターの募集人数は5,000名で、7月7日16時から21日14時まで公式サイトで応募を受け付ける。応募者が募集人数を超えた場合は抽選となり、当選者にはメールで通知される。

 対応OSは、Windows XP/Vista/7。動作環境は、Core 2シリーズまたはAthlon X2 4600+以上のCPU(Core i5シリーズまたはPhenom X4 925以上推奨)、512MB以上のメインメモリ(1GB以上推奨)、4GB以上の空き容量を持つHDD、GeForce 6600シリーズまたはRadeon X1800以上のビデオチップを搭載したビデオカード(GeForce 8600シリーズまたはRadeon HD 2600以上推奨)など。


【イクシオン】
イクシオンにおいて至高の存在とされる「大僧正」。少年の姿だが、年齢は500歳を超える最高齢者で、選ばれた人間を「ハイペリオン」に覚醒させる秘術の最高責任者でもあるアルマを操る技を持つイクシオンの巫女。力を融合し、新たな力を「ハイペリオン」に授ける姿が「糸を糾(あざな)う」姿に重なることから「ツムギテ(紡手)」と呼ばれる

【人間】
人間はミラ世界で最も多く存在する種族。大半は非戦闘地域で暮らしているが、「ハイペリオン」をサポートする者も少なくない。この2人はプレーヤーの専属で身の回りの世話を受け持っており、部屋の掃除から武器防具の管理まで幅広くこなす傭兵ギルドが運営する派兵施設「ステーション」の受付嬢「リーナ」。明るく元気をモットーに傭兵達と接するよう心がけている

【亜人種・タクミ族】
人間に近い外見を持つ亜人種の1つ。苛酷な環境で知られる「メルカト高原」発祥とされる彼らは、非常に器用な手先を持つ。タクミ族が商品を作り、マイド族が売るという共存関係で発展してきた

【亜人種・マイド族】
タクミ族と同じく「メルカト高原」発祥とされる亜人種。商魂たくましく、「こんにちは」、「さようなら」、「ありがとう」を意味する彼らの合言葉「マイドっ!」が名前の由来になっている

【バトルフィールド】
「シルバウス遺跡」
太古の文明が遺した古代遺跡の1つ。アルマ鉱脈の探索により切り拓かれた樹海の奥地で発見された
「リデスペリオ洞窟」
大陸中西部に無数に存在する洞窟の1つ。未開の亜人たちの住処で、余所からの略奪品で溢れている
「アンブラナ湿地」
大陸南西部に位置する広大な湿地帯の1つ。常に暗雲が立ち込める中、旧帝国時代のさびれた施設が残る
「デラエナ要塞」
灼熱の砂漠に囲まれた旧帝国時代の迎撃要塞跡。現在でも砂漠地帯での重要な中継地点として残っている
「フルゴモス採掘所」
高純度の結晶を得るためにアルマ鉱石が採掘されるアルマピット。旧帝国時代からの旧式機器が今なお稼働する高層建造物

【ティザームービー】


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(2011年 7月 7日)

[Reported by 石田賀津男]