株式会社バンダイナムコゲームスは、2011年1月20日に発売を予定しているPSP用“自分だけの騎士団を率いるシミュレーションRPG”「ヴィーナス＆ブレイブス ～魔女と女神と滅びの予言～」において、すでに配信が行なわれている体験版よりちょっと先に登場するキャラクター＆エピソードと、100年を戦い抜く「ブレイブス・レジェンドモード」の新情報を公開した。

　『100年に渡る、世界で最も“せつない”戦い』を描いた本作には、多数の登場キャラクターが登場する。不老不死の肉体を持つ主人公「ブラッド」は、彼らと出会い、別れを経験しながら来るべき災いに備えて最強の騎士団を作り上げるというのが本作の物語だが、登場キャラクターにはそのキャラクターだけの物語が用意されている。ここでは、体験版より先に登場するキャラクターと、そのキャラクターの物語を紹介していく。

ヴィヴィ・オールリンは、とある酒場でブラッドたちと出会う不老不死の大魔女。「不滅の魔女」と謳われる彼女は、人との関わりを避けていたがブラッドにはご執心の様子。自由奔放でアリアとは違う魅力を持つ彼女だが、はたして彼女の目的は？ そしてその想いの行方は？ ちなみにスリーサイズは、B：88 W：65 H：84とのこと

気の強い天才魔女と心優しい剣闘士の仲睦まじいカップル。普段はオルガを尻に敷いているミレッタが、時にオルガに見せる女の子らしい一面。見かけとは正反対の優しい性格で一途にミレッタを想うオルガ。なんとも微笑ましい恋人同士のやりとりが、見るものを甘酸っぱいキモチにさせてくれる。そんな2人も災厄に関わることに

未熟さと情熱を併せ持つ若き冒険者レオ。アーチャーであるフリーに教えを受け、ブラッドの理解者としてたくましく成長していく姿は、若いときに誰もが経験した成長する自分の写し身なのかもしれない。先輩から後輩へ、受け継がれていく騎士団の誇り。仲間と共にどのような成長をするのか？ そういうところにも注目してほしい

マユラは、とある街にある時計塔の番人として生きる少女。誰にも心を開かず、孤独な日々を過ごす彼女もブラッドと出会うことで少しずつ変わっていく。心を開き始めた彼女の前に大きな宿命の車輪が転がってくることになる。魔物の襲来に怯むことなく立ち向かうことができる彼女の宿命とは一体？ マユラとブラッドの関係も気になる

ユマ・ランカンは爆発物の扱いに長けているニンジャ。とある街で裏の仕事を請け負う日々を過ごしていた彼女は、ブラッドと出会うことで「災厄」の存在を知り、自分の生き方を変える決意をする。どうやら生き方を変える決意は、災厄だけではなく、彼女の出生にも秘密が隠されているようだ。戦闘でも活躍をみせる彼女の秘密とは？

ブラッド一行が雪山の難所「キーディス山脈」を越える際、行動をともにする修道女フィルシアと神官のミレイ。フィルシアが勤めるリーヴェ修道院で育った孤児のミレイは、ブラッドを慕って雪山越えのお手伝いをすることに。そして、自分達にできる務めを果たすためにと、災厄に立ち向かうために、世界を救うために立ち上がる

　紹介した物語は、美女、恋、成長、宿命、決別、献身をテーマにしたもので、人生において誰もが1度は経験したことがあるテーマではないだろうか。そんな「人生のテーマがたくさん詰まった宝石箱」のような群雄物語。それが「ヴィーナス＆ブレイブス」の最大の魅力となっているといっても過言ではないだろう。

■ 100年を戦い抜く「ブレイブス・レジェンドモード」続報！

　ブレイブス・レジェンドモードは、不老不死の体を持たない団長と団員を育て、100年を戦い抜くモード。団長の育成と交代を視野に入れた戦略は、不老不死の体を持つ主人公を中心として騎士団を編成する本編とは一味違った楽しみを味わうことができる。このモードにはPSP版専用の新規イベントが10種類用意されている。前回に引き続き今回は4つの専用イベントを紹介していく。どのイベントも騎士団をより強く、より自分らしく育成するための選択の幅を広げることができるものばかりで、イベントを利用することで自分だけのオリジナル騎士団をより戦略的に育てることができる。

■ 「武者修行」イベント

　武者修行イベントは、団員を“達人”に弟子入りさせることで団員を鍛えることができる団員強化イベント。成長期の団員を2人～4人、2年～5年のあいだ達人のもとに預けて鍛えることができる。ただし、弟子入りした人数分だけ、一時的に団員が減ってしまうことになるデメリットも存在する。このため、他の団員の育成度合いや魔物も出現条件などを考慮する必要があるだろう。修行を終えた団員はパラメータが上昇した状態となっており、新たな戦力として期待できる。

【「武者修行」イベント】
達人が弟子を探しているという情報を入手した後、達人と出会うことができる。弟子を探しているという達人であるが、弟子入りには、ちょっとした条件があるようだ
武者修行は成長期（若い）の団員であること。そして人数は、1度に4人まで弟子入りすることができるというが、数名を弟子入りさせることで魔物と戦うための戦力が低下してしまっては話しにならない。誰を弟子入りさせるか、抜けた穴を誰で埋めるかなど、考えることは多い

■ 「ギャンブル」イベント

　ギャンブルイベントは、条件のある戦闘に挑戦する戦闘イベント。提示される条件は「敵の体力ぴったりのダメージを与えて倒せ」など、様々なものが用意されている。見事に条件をクリアすると、フィールド上に存在するすべての魔物を一掃することができる。あちこちの街に魔物が出現しているときに挑戦してみるといいだろう。通常とは異なる戦闘スタイルで戦いを楽しむことができる。

【「ギャンブル」イベント】
謎の僧侶曰く「敵の体力に丁度のダメージを与えて倒す」と、いいことが起こるらしい。僧侶の言葉通りに戦うことができれば、フィールド上の魔物を一掃していくれるというが、戦闘で死亡した団員は復活することができないともいう。リスクは大きいが、成功したときのご褒美も魅力
ご褒美欲しさにいざチャレンジ。攻略のコツとしては、団員1人1人の戦闘力を見極めることだという。魔物の体力は残り10。ここで10のダメージを与えたいところだが、誤って19のダメージを与えてしまい今回の挑戦は失敗に終った。パズル的要素をもった戦闘を楽しむことができるという

■ 「まどろみの道」イベント

　まどろみの道イベントは、団員の中から1人を選んで5年後の未来に送り込み、将来の危機に備えるというイベント。送り込んだときの年齢や強さを保ったままの団員と、5年後に再会することができる。強力な騎士団を編成し比較的平和な現代から、若手だけになるかもしれない数年後へ強力な団員を送り込んだり、数年後にピークを迎える騎士団に現在ピークの団員を送り込んでさらなる強化を試みるなど、騎士団の維持に自分なりの戦略を持たせることができる。

【「まどろみの道」イベント】
まどろみの道に迷い込んだ者は、歳をとることなく5年後に帰ってくるという情報を入手。騎士団の将来を予測し、団員1人をまどろみの道へ進ませる。5年後に再開するとき、理想とする騎士団を作ることができるのだろうか。または団員の選択ミスにより意味のないものになってしまうのか
5年の月日が経ち、まどろみの道を通ってかつての団員が帰ってきた。帰ってきた団員から見ると騎士団は、年下だった団員が立派に成長している未来。少々高齢化の進んだ騎士団に若い力が復帰し、新たな戦力として期待せずにはいられないだろう

■ 「次元の隙間」イベント

　フィールド上のどこかに現れる「次元の隙間」。そこに入った者は、魔物のいる街へと一瞬で移動することができるという移動短縮イベント。フィールド上に複数の魔物が出現した場合には、飛ばされる街はランダムになる。遠征に時間がかかる本作においては、遠くの街に出現した魔物は非常に厄介な相手となる。次元の隙間イベントは、そんなときに役立つという。

【「次元の隙間」イベント】
次元の隙間に関する情報は事情通の酒場の親父が詳しく知っているらしい。話を聞くと街の人は気味悪がって誰も近寄らないとのこと。意を決して次元の隙間に飛び込んでみると……
まばゆい光があたりを包み込んだ瞬間、さいはての街へ一瞬で飛ばされた。北方に魔物が固まって出現してるときは、この街を拠点に魔物退治を行なうといいようだ。遠征の時間を短縮することができるため、100年間を戦い抜くためにも欠かすことができない、重要なイベントの1つ

　既報の通り、「ブレイブス・レジェンドモード」専用のフィーチャーとして、「テイルズ オブ」シリーズ7タイトルから20名の「テイルズ オブ」キャラクターがゲスト出演する本作。今回は、「藤林すず」、「カイル」、「ナタリア」、「ルーク」、「エステル」の5人を紹介する。

【藤林すず】
つむじ風を起こして一気に退却する「葉隠」は、強敵と出会ったときに重宝する

【カイル・デュナミス】
神速の突きで突風を引き起こし、風属性のダメージを与える術技「空破絶風撃」

【ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア】
ナタリアの術技「ブラストエッジ」は、炎の力を込めた矢を扇状に放つことができる

【ルーク・フォン・ファブレ】
ルークの術技「魔王地顎陣」は、大地から岩を巻き上げ土属性のダメージを与える

【エステル（エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン）】
「フォースフィールド」は、光の盾を発生させることで敵の攻撃から仲間を守る術技

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