「SDガンダム カプセルファイター オンライン」大規模アップデート先行体験レポート
ついに12人対戦が実現! 新メニューや3Dゲームルーム、そして新MSも!!


近日アップデート実装予定


 CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン」において、近日中に大規模アップデートを実施する。

 アップデートではメイン画面や、ロビーが一新、さらにこれまで最大で8人の対戦だったものが、12人対戦が可能になる。今回はこれらの要素の紹介に加え、同時に実装されるMSも取り上げていきたい。

 アップデートと同時期に実装される新機体はB~Cランクの機体だが、注目は「ユニオン」シリーズだろう。「機動戦士ガンダム00」において主人公達の前に立ちはだかった機体が登場する。「グラハム専用ユニオンフラッグカスタム」はもちろん、「ユニオンフラッグ」、「ユニオンリアルド」、「ユニオンリアルド(タリビア軍カラー)」と充実したラインナップである。ユニオン軍団を組んで挑戦者を募集するクランイベントなども楽しそうだ。


■ 一新されたメニュー画面、ロビーは3D表示に。対戦は最大12人まで拡張

 アップデートではクライアントプログラムが刷新される。その最大の特徴はログインした後のメニュー画面だろう。月と地球、スペースコロニー、そしてその間でホワイトベースとザンジバル、ムサイが戦っているというガンダムファンの心をつかむビジュアルとなっている。

 各要素をクリックすると拡大されメニューが表示される。ホワイトベースをクリックすればROOM MENUとなり、マイルーム、カプセルマシン、ショップといったサブメニューが表示される。これらのメニューは入口のみで、実際にゲームを始めると従来のゲーム画面となるのだが、この最初の演出は楽しい。

 対戦やミッションではロビーからプレーヤーが待機するゲームルームが「3Dゲームルーム」となる。MSを動かすことが可能となり、各機体をより細かく見ることができるようになった。また、シンボルチャットによる感情表現なども可能で、クランで集まって雑談するのも楽しそうだ。一方でマップやミッションのイラストが小さくなってしまったので臨場感が少し減ってしまった部分はあるかな、とも感じた。開発スタッフは今後3Dゲームルームの内容も強化していきたいという意向だったので、こちらにも期待したいところだ。

 今回は体験できなかったが、最大12人の対戦というところも興味が惹かれるところだ。クラン戦を積極的に行なうコアプレーヤー達は新たな作戦やフォーメーションを考え、バランスを探していくだろう。今回のアップデートで韓国の最新バージョンに近いものになり、実装を見送っていたMSも入れやすくなるということで、今後どんな機体が実装されていくかも注目したい。


一新されたメニュー画面。ガンダムの世界観を活かした演出が楽しい
3Dゲームルーム。今は移動のみで要素が少ないが、他のプレーヤーの機体をたっぷり見れる。感情表現等が可能なシンボルチャットも用意されている。

■ ユニオンシリーズが一気に4種実装。レンタル専用だったザクIIIを所有可能に

 今回の新機体で、何と言っても注目は「グラハム専用ユニオンフラッグカスタム」、「ユニオンフラッグ」、「ユニオンリアルド」、「ユニオンリアルド(タリビア軍カラー)」というユニオンシリーズの登場だろう。グラハム専用以外は変形できず、Cランクだが、ぜひユニオン軍団を結成して欲しい。それぞれの役割が違うので、連携を工夫が楽しそうだ。

 「ブルーディスティニー3号機」は好評のブルーディスティニー1号機とはカラリングと武装が違う。1号機は所有武器がマシンガンだったため非力なところがあったが、ビームライフルになったところでどのくらい強さが変わるか気になるところだ。「ザクIII」は量産機ザクの名前を受け継ぐ最後の機体である。主力機になれなかった悲劇の機体だが、突出した部分のないバランスのいい機体という劇中の雰囲気を再現しているところがうれしい。バランスのいいパー機体として人気を集めそうだ。

■ グラハム専用ユニオンフラッグカスタム

・近接格闘型(グー機体)
・Bランク

 「機動戦士ガンダム00」の主要人物の1人グラハム・エーカーの乗る専用MS。アメリカや南米諸国からなる「ユニオン」のMSユニオンフラッグのスペシャル機体だ。航空機形態への変形機構を持っているが、グラハムが初めて空中での変形を披露したという。空中での戦いを重視した細身のシルエットが特徴だ。

 ゲームとしては今回実装されるユニオンシリーズの中で唯一変形が可能な機体だ。スキル1に「拡張ブースター」、スキル2にHP50%以下の時味方全体の攻撃力とブースターの使用時間をアップさせる「突撃指揮」を持っており、機動力を活かした戦いができそうだ。

 武器1のプラズマソードはリーチは短いものの振りが早い。武器2のリニアライフルで牽制しつつ、ブースターで相手に飛びこみ、プラズマソードをたたき込むという戦い方となりそうだ。武器3もプラズマソードだがこちらは当てると敵のブースターをダウンさせることができる。逃げようとする敵に特に有効な攻撃だろう。


原作でも強烈な印象を残すグラハム専用ユニオンフラッグカスタムが登場。接近戦にどう持ち込むかがテーマとなる機体だ
ブーストゲージを低下させる武器3や、変形を使いこなし敵に近付く。変形時の必殺技はある程度距離があっても当たる

 

■ ブルーディスティニー3号機

・万能型(チョキ機体)
・BRランク

 セガサターン向けに発売された「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」に登場した機体で、この後様々な作品に登場している。ニュータイプに対抗するため機体性能を限界まで引き上げる「EXAMシステム」を搭載している。

 1号機や、イフリート改が既に実装され、人気を博している「ブルーディスティニー」シリーズだが、3号機は武器2がビーム・ライフルとなりより中距離での戦いを得意とする機体となった。スキル2の「EXAM強制発動」では、HPが50%以下の時ユニットの移動と攻撃スピードが速くなる。Aランクに匹敵するほどの強い機体で、人気を集めそうだ。

 武器3はミサイルとなっており、爆風で近くの敵にダメージを与えられる。ビーム・ライフルとミサイルで相手の体力を削っていくという中距離での戦い方は、パー機体に対してかなりの脅威となりそうだ。グー機体への援護など距離をとった戦い方を心がけていきたい。


EXAMを搭載したブルーディスティニー3号機。チョキ機体として中距離での戦いを得意とする
武器3はミサイル。爆風も活用することで敵にダメージを与えていこう。必殺技のEXAM発動の演出も楽しい

 

■ ザクIII

・遠距離攻撃型(パー機体)
・Bランク

 名機と呼ばれるザクIIのコンセプトを受け継ぎ、発展させたネオ・ジオンの強力なMS。しかしドーベン・ウルフと次期主力機の座を争い破れたという。「機動戦士ガンダムZZ」では主人公ジュドーのライバルのマシュマーがこの機体を改造した「ザクIII改」に搭乗し大いに活躍した。

 これまでレンタル機体だったザクIIIが所有可能な機体として登場する。狙撃能力こそないものの、中~遠距離機体として強い機体だ。武器3の「腰部ビーム砲」は当てると敵を転倒させられる。武器2の「銃剣付きビーム・ライフル」で敵にダメージを与えつつ、近付かれたら武器3で転ばせて距離を取る、という戦い方が有効だ。

 スキルは「リロードアップ」と「必殺技覚醒」。必殺技は太いビームを発射するタイプでこちらも近付こうとする敵を迎撃するのにちょうどいい。使いやすい遠距離攻撃型機体として注目したいMSである。


中~遠距離の戦いが中心となるザクIII。「銃剣付きビーム・ライフル」は使い勝手の良い武器だ
必殺技は強力なビーム。近付こうとする敵に当たれば大ダメージを与えられる

 

■ ユニオンフラッグ(チョキ機体)
■ ユニオンリアルド(チョキ機体)
■ ユニオンリアルド(タリビア軍カラー)(グー機体)

・Cランク

 「ユニオンフラッグ」、「ユニオンリアルド」、「ユニオンリアルド(タリビア軍カラー)」はまとめて紹介したい。どの機体も全てCランクで、変形能力はないものの、使いやすくまとめられている。「量産機を渋く使いたい」というユーザーや、グラハム専用機とフォーメーションを組みたい、といった戦い方をしたいプレーヤーも多いと思う。

 「ユニオンフラッグ」は武器3がバルカン砲になっているチョキ機体。スキル2にリロードアップがあるため、安定した射撃戦を行なえる。「ユニオンリアルド」は状態異常の防御と攻撃力アップという特徴部分でちょっと弱いと感じるチョキ機体だが武器3のリニアライフル(3連射)が当てやすい。

 「ユニオンリアルド(タリビア軍カラー)」は赤いカラーリングが目を引く。武器構成は「ユニオンリアルド」と同じだが敏捷性アップと拡張ブースターにより機動性が増したグー機体になっているのが面白い。機体の形はそっくりながら、その違いを対戦者に印象づけるMSになりそうだ。


ユニオンフラッグは変形できないが、リロードアップで中~近距離での戦いが得意だ
ユニオンリアルドは攻撃力が高い。3連射できるリニアライフルは当てやすく使いやすい
グー機体のユニオンリアルド(タリビア軍カラー)は機動性を活かして戦える

 

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送
Produced by BANDAI KOREA
Developed by SOFTMAX / Published by CJ Internet Japan.

(2010年 12月 20日)

[Reported by 勝田哲也]