「SDガンダム カプセルファイター オンライン」12月実装機体先行体験レポート
“ハマーンのキュベレイ”ついに実装。劇中の名場面を再現できるか!?


12月実装予定


 CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン」において、12月に新機体のアップデートを行なう。今回もCJインターネットジャパン本社にて、実装に先立って先行体験してきたので、メジャー機体5機種をピックアップしてご紹介したい。

 今回紹介する機体は、「Zガンダム(ビーム・サーベル)」、「キュベレイ」、「ジ・O(ビーム・ソード)」、「バウンド・ドック」、そして「ブリッツガンダム」。機体の情報はニュースでも取り上げているが、本稿では体験会での感触を中心に紹介していきたい。

 今回実装されるキュベレイはハマーン専用機となっており、先行して実装されている「量産型キュベレイ」とはひと味違うものになっている。キュベレイの実装により「機動戦士Zガンダム」の屈指の名場面、百式、キュベレイ、ジ・Oの3つ巴の対決も可能になった。ぜひ友達とコロニーレーザーステージで3つ巴の戦いを再現し、この場面での名台詞「まだ終わらんよ!」を叫んでいただきたい。


 

■ Zガンダム(ビーム・サーベル)

・近接格闘型(グー機体)
・ASランク

 Zガンダムはこれまで“ハイパー・メガランチャー”を装備していたパー機体は実装されていた。今回実装されるのはビームサーベルによる格闘能力を強化したグー機体だ。接近では4回攻撃が可能になり、敵に大ダメージを与えることができる。

 武器2はビーム・ライフルで、ロックオン距離も長く使い勝手がいい。武器3はグレネード・ランチャー。敵のリロード時間を遅くする効果がある。必殺技は巨大なビームサーベルで斬りかかるというパワフルな演出だ。原作ではハイパー・メガランチャーも印象深いが、ビームサーベルで敵と切り結ぶ接近戦での活躍も多い。この機体も人気を集めるだろう。

 この機体ももちろんRキーでウェーブライダーに変形できる。変形することで一気に距離を縮めたり、反対に逃げたりと、変形機体ならではのスピーディーな活躍が可能だ。ウェーブライダー時の必殺技は機首を敵機体にめり込ませるもの。ジ・Oに対してカミーユが行なったアニメのラストシーンを再現したものだ。こういったこだわりがファンにはたまらない。必殺技を決めるとき、わざわざ変形する人も出てきそうだ。


ウェーブライダーに変形し高速移動も可能。ビーム・ライフルの射程も長めで、近~中距離で戦えるバランスのいい機体だ
グレネード・ランチャーは敵のリロードを遅くする効果がある。必殺技はどちらも原作の名場面を再現していて楽しい

 

■ キュベレイ

・遠距離攻撃型(パー機体)
・ASランク

 ハマーン・カーンが搭乗した純正のキュベレイはファンが待ち望んだMSといえるだろう。肩の大きな装甲と、兵器とは思えない華やかなカラーリングが特徴的な機体で、特に遠距離からも敵をロックするファンネルが恐ろしい。ファンネルは一定時間対象の周りにまとわりつき、チクチクとダメージを与える。バルカンを持っている機体はファンネルを打ち落とせるが、そうでなければ壁にこすりつけて破壊するしか逃げるすべはない。

 キュベレイを使っているプレーヤー側はファンネルにまとわりつかれ焦っている敵を、武器2のハンドランチャーで撃っていればいい。1対1の局面ではかなり有利に戦える機体だと感じた。キュベレイのハンドランチャーは右手と左手で交互に打つので連射力が高く、敵にダメージを与え続けられる。ファンネルと複合的な攻撃で、反則的な強さを実感できた。

 さらに必殺技も長射程だ。HPが少ないことと、防御力が低いことが弱点ではあるが、中~遠距離の戦いではかなり有利に戦える。機動力も高く、敵に回すとやっかいな機体だ。AランクMSの中でも、かなりの強機体である。射程外から狙撃するか、他の人を狙っているときに近付くかといった対処が必要となるだろう。


コロニーレーザー内で百式と対決。この機体はファンネル以外にも、ハンドランチャーの連射力が高くかなり強い
ファンネルを発射してから遠距離でハンドランチャーで削る。この機体に狙われたらかなり苦戦しそうである

 

■ ジ・O(ビーム・ソード)

・近接格闘型(グー機体)
・ASランク

 厚い装甲とずんぐりしたスタイル。原作では通常のMSが20m前後なのに対し、全行28mと巨大なMSだが、巨体にもかかわらず高い敏捷性を併せ持つという強力な機体だ。「機動戦士Zガンダム」ではシロッコがこの機体を駆り、Zガンダムのカミーユと最終決戦を繰り広げた。

 “ラスボス”的な存在で人気の高いジ・Oだが、今回紹介する格闘仕様機体はすべての攻撃がビーム・ソードというかなり思い切った、クセの強いデザインとなっている。1番長い射程が武器1のビーム・ソードなのだ。敵に近付かなくては何もできない、上級者向けのチューニングだ。

 ジ・Oの大きな特徴といえば腰アーマーについている“隠し腕”だが、この機体は隠し腕でもビーム・ソードを握り、ブンブン振り回して敵を切り刻む。武器2の「ビーム・ソード4刀流」は回転ノコギリの歯のように機体を回転させ突っ込んでいく攻撃で、周りの敵にダメージを与えられる。武器3は4つの腕での「ビーム・ソード突き」 こちらは射程距離が短いが、ダメージが大きい攻撃だ。


武器が全て近接のみというかなりクセの強い機体だ。近付くことが最大のテーマといえそうだ
武器3のビーム・ソード突きは射程が短く当てるのが難しいが、大ダメージを与えることができる

 

■ バウンド・ドック

・万能型(チョキ機体)
・Aランク

 狐のような顔が面白いバウンド・ドックはオーソドックスな戦い方ができるチョキ機体だ。MA(モビルアーマー)形態にも変形可能だが、MAになると近接攻撃のみになってしまって、使い勝手が悪くなる。ただし、丸い胴体から腕が出たその形はさらにユニークで、MA形態に変形して殴る姿は対戦相手を驚かせそうだ。

 MS形態のバウンド・ドックは武器2のビーム・ライフルを主体に戦うスタイルとなる。武器3は拡散ビーム砲で威力はもちろん、放射状に広がるので当てやすい武器だ。拡散ビーム砲はリロード時間が長めなので、ここぞというときに使いたい。

 チョキ機体にもかかわらず、武器4はビーム砲の照射となっている。大ダメージを与えられるビーム砲は当てやすく威力も大きい。MS形態は中距離の射撃戦が強いのに、MA形態では必殺技も接近戦用になっていて、とことん格闘向けのバランスになっている。姿と同じく、戦い方にも独特の味が感じられるMSだ。


変形した姿はかわいらしいともいえるデザインのバウンド・ドック。中距離での戦いが得意だ
拡散ビーム砲も、必殺技も使いやすい。変形しての必殺技は丸い機体が高速で飛び回るのが面白い

 

■ ブリッツガンダム

・近接格闘型(グー機体)
・Aランク

 今回紹介する機体の中で、唯一「機動戦士ガンダムSEED」からのMS。右腕につけられた攻撃も兼ねた盾「トリケロス」が特徴的な、隠密能力に秀でた機体である。光学迷彩システム「ミラージュコロイド」を搭載しており姿を消せる。ちなみに、ゲームで使用できるバトルアイテムの中に一定時間姿を消せる「インビジブル」があり、アイテムはトリケロスの形をしている。姿を消す代表的なMSといえるだろう。

 武器2は高エネルギービーム・ライフルで、中距離の戦いもこなせる。格闘型だけに、武器1のグレイブニールは強力でこの攻撃を当てるのがこのMSでのテーマになるだろう。武器3のランサーダートは当てることで姿を消せる。ランサーダートを当て姿を消して相手に近付き、グレイブニールで切り刻む。暗殺者のような戦い方ができるMSだ。

 スキル2にはオートロックオンジャマーEXがあり、育てることでさらに隠密能力は高まる。姿の見えなくなる機体は乱戦時に特に強い。敵の不意をつく、ブリッツガンダムらしい戦い方を追求できるだろう。


格闘型のブリッツガンダム。ビーム・ライフルによる中距離戦も得意
中央は相手側の視点。完全に見えなくなるのがわかるだろう。敵の目をくらまし、必殺技を決めよう

 

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送
Produced by BANDAI KOREA
Developed by SOFTMAX / Published by CJ Internet Japan.

(2010年 11月 30日)

[Reported by 勝田哲也]