日本ファルコム、「Ys I&II」のドラマCD発売決定
豪華出演声優陣のコメントを紹介
日本ファルコム株式会社は、RPG「Ys(イース)」と「Ys II(イース2)」を題材にしたドラマCD「Ys I ~失われし古代王国~」と「Ys II ~天空の失楽園~」を、12月26日に発売する。価格は各3,150円。発売元は株式会社キャラアニ。
このドラマCDは、「イース1」および「イース2」の本編ストーリーを辿りつつ、ゲーム内では語られなかったエピソードを、日本ファルコム完全監修のもと、新規書き下ろしで収録。キャストには、OVA「イース」シリーズに出演したメンバーに加え、サブキャラクターにも新規声優陣を起用している。主な出演声優は次の通り。
- 【主な出演声優】
・アドル・クリスティン:草尾毅
・ドギ:玄田哲章
・ダーム、ナレーション:銀河万丈
・フィーナ:川澄綾子
・レア:植田佳奈
・サラ・トバ:寺田はるひ
・ジェバ:赤池裕美子
・ゴーバン:大西健晴
・ルタ・ジェンマ:森訓久
・ダレス:小杉十郎太
・リリア:喜多村英梨
・サダ:千葉進歩
・マリア:斎藤千和
・ゴート:遠近孝一
・キース:佐藤拓也
・バノア:タルタエリ
■ 出演者たちに収録の感想や聞き所を直撃
後列左から、タルタエリ、赤池裕美子、高橋伸也、佐藤拓也、寺田はるひ、森訓久、遠近孝一、大西健晴、千葉進歩、麻生智久。前列左から、小杉十郎太、銀河万丈、植田佳奈、川澄綾子、草尾毅、喜多村英梨、斉藤千和、玄田哲章(敬称略) |
ドラマCD「Ys II ~天空の失楽園~」の収録が行なわれた都内某スタジオで、収録を終えた出演者たちに、収録の感想やドラマCDの聞き所などを伺った。
――収録を終えた今の感想は?
草尾毅さん: 「イース1」に引き続き、「イース2」も楽しく、そして精一杯、聞いている方が喜んでいただけるものを盛り込もうと、出演者一同頑張りました。楽しんでいただけたら嬉しいです。
玄田哲章さん: しばらく会っていなかったメンバーと会えて、色々な話に花が咲き、楽しいひと時でした。もちろんドラマも充実していて、今回は過去の話です。ドギ22歳、気分も若返ってよかったです。
銀河万丈さん: いつもより冒頭からナレーションの量が多いなと感じていました。これはもう、きちんとドラマが完結するんだなと期待していたのですが、後半にダームという予想もしない伏兵が出てまいりまして。私の中でですが「あの塔の中枢にいたので、窮屈だったんだろうなぁ」と(笑)。アドルを倒したかったんですが、そうするとゲームが終わっちゃいますので、ちょっと負けてやりました(笑)。
川澄綾子さん: 昔から知っている作品だったので、参加できて、とても嬉しかったです。
植田佳奈さん: すごく長い歴史のある作品というのは知っていたので、アフレコ始まる前からすごく気合いを入れてやらせていただきました。私自身もどんな仕上がりになっていくのか、すごく楽しみです。
小杉十郎太さん: 昔ながらの(?)役者と一緒になれて楽しかったです。
喜多村英梨さん: 私が2歳のときの作品ということで、それだけでも私の中ではすごく大きな大きな作品ということで、身の引き締まる思いで現場に来たのですが、実際に迫力のある素敵なお声がたくさん乱闘されていて、私もリリアという役で、力がないなりにもなんとかみんなの輪に入っていくというところが、自分の心情ともリンクできたので、とてもいいチャレンジをさせていただける現場でした。
斎藤千和さん: 自分も参加していながら恐縮ですが、大先輩のお芝居をすぐソバで聴けて大変幸せでした。圧巻です。
――ドラマCDの聴き所は?
草尾毅さん: ダームとの最終決戦と、フィーナとリリアとのお別れのシーンです。これはドラマ化されていませんが、アドル君は毎回、新しい冒険に行った土地でヒロインといい仲になるんだけれども、最後「僕には冒険があるからごめんね」と言って旅立っていって。残された人たちは「アドル~」って言っているパターンが多いらしいです。それを踏まえた上で、天然な冒険バカ野郎(笑)みたいなアドルをぜひ聞いていただきたいと思います。
玄田哲章さん: アドルのフィーナへの一途な想い。そして魔物との対決! アドルが窮地におちいったとき突然現われるドギってカッコイイでしょ!
銀河万丈さん: 彼(アドル)が後に書いたという書。その中にどういう形でヒロインが登場してくるか。その名前がいっぱい連なるように頑張りたいと思います(笑)。
川澄綾子さん: 最後のアドルさんとの別れのシーン。
植田佳奈さん: 私のオススメはドギの出てくるシーンです。後に相棒になる人ですけど、今回、ドギが登場してくるシーンは、すごい緊迫してて、思わず「ぷっ」って笑っちゃうような独特のテンポ感があったりして、すごくオススメです。
小杉十郎太さん: やっぱり僕(ダレス)と草尾くん(アドル)の対決シーンでしょ。
喜多村英梨さん: リリアを演じた中では、永遠のヒロイン「フィーナ」と会話するシーンがあるんですけれども、さわやかな昼ドラ的な女同士の戦いというか、大切な人を想う女たちの会話シーンであったりとか、幼いながらもここは身を引いた方がいいだろうと物わかりのいいリリアはかわいくて、「頑張って」と言ってあげたいなと思いました。
斎藤千和さん: 銀河さんのナレーションが素晴らし過ぎて、冒頭からうっとり聴き入ってしまいました。全部が聴き所です!
――それぞれの演じたキャラクターが、もし日本人だったらどんな職業に就いていると思いますか?
草尾毅さん: (アドルは)フリーターとかじゃないですかね。あまり定住せず、何か職人的な……手に職を持って日本全国を転々としているような。そして、いざという時にしか役に立ちませんからね。普段は目立たないんだけど、ここぞっていう時に何かやり遂げる。わりと主役にはなりにくいタイプの人として生きているんじゃないでしょうか(笑)。
植田佳奈さん: レアはハーモニカを吹くので、音楽家とかですかね。女神としてがっつりやっているときは、すっかり大人の感じだったんですけど、ハーモニカ吹いて、みんなに歌を歌っていたと思うので、声楽家か音楽家という感じだと思います。
喜多村英梨さん: リリアはまだ子供なんですけれども、わりと無限の可能性があるなと。天真爛漫な性格なので何にでもいけるかなって思います。目の前の事件に対して、果敢に飛び込んでいく性格をしているので、彼女の性格だったら芸能系も芸術的なものもいけると思いますし、普通にOLさんでもいけると思いますので、なんでもいけるんじゃないでしょうか。
銀河万丈さん: (ダームは)闇の整形外科医(笑)。
――最後にファンの皆様へのメッセージをお願いします
草尾毅さん: ゲームをやったことのある方も、今回初めて「イース」の世界に踏み込む方も、どちらも楽しめる作品に仕上がっていると思いますので、ぜひ1度聞いていただいて、感想なんかをお友達と話し合っていただけたら嬉しいなと思います。
玄田哲章さん: 冒険の旅と淡く切なく美しい恋! トキメキ感満載のドラマですよ!
銀河万丈さん: 本当に取り扱いには注意してください。本当に石化されます(笑)。
川澄綾子さん: 長く愛されている作品に出演できて、とても幸せでした。ゲームを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。是非、聴いてください。
植田佳奈さん: 王道の冒険物語ですので、ぜひいろんな年齢の方に聞いてもらいたいなと思います。ぜひ「イース」を愛してください。お願いします。
小杉十郎太さん: 「イース」は本当にいいっす!
喜多村英梨さん: 作品もストーリーもキャラクターも素晴らしい「イース」という作品なんですが、一声優オタの喜多村としては、本当に中の人たちがとても豪華な作品で、ドラマCDというところで音声で楽しめる内容になっています。みなさんの美声をより多くの人に「イース」という作品を介して聞いていただいて、私はここでは大先輩がいるのでハァハァできませんけれども、どこかで喜多村に会ったときに「シーン良かったね」なんていって、一緒に楽しいトークができるように皆さんぜひ聞いてください。
斎藤千和さん: 歴史ある作品に参加できて、大変光栄でした。確立された世界観なので、どなたでも楽しんで頂けると思います。じっくり聴いて下さい。
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(2009年 12月 2日)