バンダイナムコ、PSP「GOD EATER」
NPCとの共闘で生き残るチーム連係を紹介


今冬 発売予定

価格:5,229円


巨大なアラガミ「ヴァジュラ」に立ち向かうゴッドイーター達を描いたメインビジュアル

 株式会社バンダイナムコゲームスは、今冬発売予定のPSP用チーム連係型ハイスピードハンティング「GOD EATER(ゴッドイーター)」において、1人プレイでも複数のNPCとの共闘を楽しめるチーム連係プレイの情報を公開した。

 「GOD EATER(ゴッドイーター)」は、集団バトル(マルチプレイ)をメインとしたハンティングゲームの要素を数多く含んでいるが、1人プレイならではの楽しみも用意されているという。それが、今回紹介するNPC達と共闘することができるシステムだ。物語の冒頭に用意されているミッションでは、ゴッドイーターのリーダーである「リンドウ」と共に「オウガテイル」と呼ばれるアラガミを討伐するミッションが登場する。

 「リンドウ」の使う神機は、ロングブレードタイプの接近専用武器となっている。巨大なアラガミに対して接近戦で戦う「リンドウ」をバックアップしながら戦うか、リンドウと2人で接近戦で戦うか、NPCの動きを考慮しつつ、プレーヤーの好きなスタイルで戦うことができるようだ。

 1人プレイに登場するNPC達は、「旧型」と呼ばれる神機を持つ者とプレーヤーと同じ「新型」の神機を持つ者がいる。「旧型」の神機は剣形態と銃形態の変形を行なうことができない。変形ができない分、自らの役割に徹した活躍を期待することができる。一方の「新型」の神機を持つNPCは可変武器の特性を活かして、戦況に応じたスタイルの切り替えを行なってくれるという。


勇敢に接近で戦うリンドウに対してプレーヤーキャラクターは、新型神機の可変性を活かして後ろからバックアップしているようにみえるアラガミが怯んだら、神機を剣形態に変形させ、リンドウと一緒に斬りつけて攻めることもできる。どう動くかはプレーヤー次第ということになるNPCだからといって、ただ斬りつけるだけという動きはしない。画像を見ればわかるが、前衛のリンドウは盾を使ってアラガミの攻撃をガードしている
ミッション受注時には、ミッションを共闘するNPCを選択することができる。ここでは新型神機を持つ「アリサ」と旧型の神機を持つ「コウタ」と「サクヤ」を選択コウタと遠距離攻撃でアラガミの足を止める主人公。アラガミ「ヴァジュラ」もただやられているだけではない。突進を仕掛けてくるので1カ所に固まるのは危険

 プレーヤーが戦闘不能となった場合でも、制限時間内ならばNPCが駆け寄ってきて「リンクエイド」を発動してくれる。NPCがリンクエイドを発動させた際には、キャラクターごとに用意されている独自の掛け声を発してくれる。逆にNPCが力尽きた場合、プレーヤーがリンクエイドを発動させて復活させることも可能。NPCの戦闘不能回数は、ミッション失敗に関わる「リスポーン数」にはカウントされないので、無理に復活させる必要はないが、自らのピンチを助けてくれる存在であるNPCだけに、ミッションクリアのためには、多少無理があってもリンクエイドを発動させ、NPCを復活させるほうがいいということになる。

リンクエイドを使ってNPCと連係しながら生き残ることを第一に考えたほうがいいようだ。そうすることで巨大な力を持ったアラガミにも勝つことができる

 「新型」の神機使いは、敵から捕喰することで得られた「アラガミバレット」(アラガミが使用する強力な遠隔攻撃を弾丸化したもの)を、仲間に渡すことができる。これを「リンクバースト」と呼び、受け渡された「アラガミバレット」は通常のものよりも濃縮された弾丸(濃縮強化)に変化する。最大でLV3まで濃縮することができ、LV3「濃縮アラガミバレット」は圧倒的な攻撃力と効果範囲を持つという。

 リンクバーストはNPCと行なうこともできるが、マルチプレイでは参加者全員が新型神機使いとなるので、参加者全員によるリンクバーストはマルチプレイをより熱くさせる要素の1つといえるだろう。

【「リンクバースト」】
アラガミバレットの中には、麻痺などの状態異常を付けることができるタイプのものも存在するらしい。使いどころを見極めれば、バトルを優位に進めることもできる
濃縮「小雷球機雷」LV1濃縮「小雷球機雷」LV3
「小雷球機雷」はトラ型のアラガミ「ヴァジュラ」が使用する、小さな電球を複数発生させる技。この技をアラガミバレットとして獲得することで、敵アラガミに打ち返すことができる。LV1ではヴァジュラの放つ「小雷球機雷」と大差はないが、LV3まで濃縮させた「小雷球機雷」は画面を覆いつくすほどの巨大な火力となる
【「濃縮アラガミバレット」レベルアップ例】
濃縮「拡散型ミサイル」LV1濃縮「拡散型ミサイル」LV3
濃縮「大雷球」LV1濃縮「大雷球」LV3
濃縮「トマホーク」LV1濃縮「トマホーク」LV3
濃縮「ホーミングレイ」LV1濃縮「ホーミングレイ」LV3




 9月27日に開催された、「東京ゲームショウ 2009」バンダイナムコゲームスブース内ステージイベントにて、「GOD EATER」の新作プロモーションアニメが公開された。このアニメでは、ゲーム本編の6年前にあたる2065年に行なわれた、とあるミッションの様子が描かれている。ここでは公開されたアニメのスクリーンショットとともに「ゴッドイーター」の世界観の謎に迫る。

 公開されたアニメーションは、10月30日~11月4日の期間限定で公式ホームページで公開されているのでチェックしてみるといいだろう。

【アニメーション】
ツバキの援護射撃を背に、アラガミの群れをなぎ倒しつつ前進するソーマとリンドウ窓を割って侵入してきた小型アラガミ「サイゴート」。一般兵士に勝ち目はあるのか?巨大なアラガミ「クアドリガ」や「ボルグ・カムラン」も登場。体内からロケット弾を放つ
鋭い眼光は現在と変わらない? このときソーマは12歳で初任務とのことだが……巨大なアラガミに渾身の一撃を喰らわせるリンドウ。ソーマと同じく若々しさがある巨大な爆発が謎の触手のようなものに取り込まれていく。これもアラガミなのか?
若くして極東支部長のトップの椅子に座っている支部長。全てを知るような微笑の先には、一体何を見ているのだろうか現在では第1部隊の教官を務めるツバキも6年前は現役の神機使いだった。彼女の使う遠距離型神機はコウタのそれにソックリだが!?


【登場キャラクター紹介】
【リンドウ】

第1部隊の頼れるリーダーであるリンドウ。普段はひょうひょうとした物言いでつかみどころのないところもあるが、部下には「とにかく死ぬな、生きていればあとはどうにでもなる」と常に説く。リンドウの使用神機はロングブレードタイプの近接戦専用武器。歴戦を潜り抜けてきた戦いの勘で、どんな状況でも仲間を守ってきた。普段は第1部隊のメンバーとともにミッションに出動するが、時折単独で独自の行動をとっているらしく、その詳細は第1部隊のメンバーも知らされてはいないようだ。

TGSで公開されたアニメでは、まだ若い新人時代のリンドウの活躍が見れた。服装も現在のような渋いロングジャケットではなく、プレーヤーが選択できるフェンリルの制式衣装を着ているのがわかる。

【サクヤ】

リンドウについで、第1部隊のまとめ役としてチームを引っ張るサクヤ。大人の女性らしい落ち着きと冷静な判断力は戦場でも心強い力となってくれる。サクヤの神機は旧型の遠距離専用タイプ。しかしコウタの神機とは異なるスナイパータイプと なっており、敵から離れた位置から強力な一撃を放つのを得意としている。同僚たちとはだれとでも分け隔てがないが、リンドウとは単なる同僚以上の関係を匂わせる言動を見せることがある。

TGSで初公開されたプレリュードアニメでは本編の6年前の姿が一瞬だけ映っている。ロシア地区に向かうリンドウ達を心配するように立ち尽くす彼女だが、アナグラの「オペレーター」と同じ格好をしているのがわかる。彼女ももとはオペレーターとしてアナグラに赴任していたのだろうか?



※画像は開発中のものです。
(C)2009 NBGI

(2009年 10月 30日)

[Reported by 志賀康紀]