バンダイナムコ、PSP「GOD EATER」
仲間との助け合いがミッション攻略のカギとなる
「リンクエイド」システムの情報を公開


2009年秋 発売予定

価格:未定

イメージイラスト

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2009年秋に発売を予定しているPSP用チーム連携型ハイスピードハンティング「GOD EATER(ゴッドイーター)」の最新情報を公開した。

 「GOD EATER」は、モンスターを「喰らう」ことでその能力を奪いパワーアップできる特殊武器「神機」を操る「ゴッドイーター」の一員として、群れとなって襲ってくる巨大モンスターを相手に、戦いを挑むアクションゲーム。第2報となる今回は、バトルシステムの基本情報を中心に、仲間を助ける「リンクエイド」システム、武器バリエーション、登場するアラガミの新情報をお届けする。


■ 基本システムの紹介

 プレーヤーの武器は、銃と剣を任意に切り替えれる「神機」。その力の源は敵であるアラガミを形成する「オラクル細胞」のパワーを活用している。弾丸である「オラクル弾」を放つことで神機のOP(オラクルポイント)を消費してしまうが、剣形態で斬ったり、捕喰することで敵のオラクル細胞を取り込んで消費したOPを回復することができるという。一方剣状態でのアクションでは、スタミナの消費があるため、動き続けると疲労してしまい大きなピンチを招く危険があるという。銃と剣、両者をバランスよく変形させて活用していくことが戦闘に勝利するコツとなるようだ。また、銃や剣を特化させたいプレーヤーに対しては、これらのバランスを是正するスキルやアイテムも用意されているという。

【基本情報】
画面左上にある3つのゲージは、上からHP(ヒットポイント)、OP(オラクルポイント)、ST(スタミナ)を表している。その下には仲間のパラメータが表示されている画面右側には、周囲の地形と敵、味方の位置が表示されているミニマップ、リミットバーと呼ばれる制限時間、オラクル弾のスロット情報が表示されている

■ 助け合って生き延びろ! 新機軸「リンクエイド」システム

 本作のマルチミッションでは、1ミッションで2度までの「リスポーン」(強制復活)が認められており、合計3回プレーヤーが死亡するとそのミッションは失敗となってしまう。しかし、HPが0になった「戦闘不能状態」から30秒間は「リンクエイド」(緊急蘇生)を受けつけることができる。戦闘不能になってもこの間に仲間からリンクエイドしてもらえば、リスポーン回数はカウントされない。このリンクエイドシステムを上手に使うことで、困難なミッションでも生き残る確率が高くなり、ミッションクリアも達成しやすくなるようだ。

 ただし、リンクエイドは施す側のHPを分け与えることになるため、メリットだけでなくデメリットも存在する。過酷な戦場において、ミッションを遂行するためにチームとして瞬時のリスク&状況判断が求められるので、緊張感のあるミッションを楽しむことができる。

【「リンクエイド」システム】
蘇生のチャンスは30秒しかない。戦闘不能になった仲間に駆け寄り、リンクエイド発動。自らのHPを分け与えて蘇生に成功。敵の追撃に備えて散開せよ!

■ 剣状態(ブレードフォーム)の基本タイプは3種類

 剣状態の「刀身」は3種類に大別されている。短いものほど軽快な剣捌きが可能だが、大きく重い刀身の一撃は強烈な威力を持っている。タイプ別に威力や攻撃モーションが大きく異なるのはもちろん、それぞれに特有の特殊操作や特殊効果が設定されいる。これらの刀身はミッション出動前の装備設定で変更することが可能となっているので、敵の種類や仲間とのバランスを考慮して選択していく。また、各タイプごとに属性値や見た目も異なる多数のバリエーションと強化版が用意されているので、敵を倒して手に入れた素材を使ってより強い武器にする「合成」も楽しめるという。

【ショートブレード(短剣タイプ)】
3タイプの中で最も短く軽い刀身。軽量を生かして非常に素早い連撃を繰り出すことが可能で、ジャンプからの空中コンボでも多くのヒット数を稼ぐことができる。ただし射程は短く、一撃あたりの攻撃力は他のタイプに劣る。手数の多さを生かし、敵の懐に潜り込む必要があるため、スタミナゲージには注意が必要だ

【ロングブレード(長剣タイプ)】
十分な射程と威力、そしてスピードを備えたバランスタイプの刀身。ダッシュからのなぎ払い攻撃に長けており、敵との間合いを計りつつチャンスを狙って一気に詰めて連撃を食らわせ、すぐに離脱するといった戦法を得意とする。バーストモード発動中は剣戟も加速するため、強力なコンボを喰らわせることができる

【バスターブレード(大剣タイプ)】
3種中最大のリーチと攻撃力を持つ刀身。その分重量も大きく大振りとなるが、狙い済ました一撃は画面を震わすほどの圧倒的な打撃力を誇る。また横方向へのなぎ払いは複数の敵に囲まれた戦いでも効果を発揮するという。ロングブレード同様バーストモード中の速度アップを利用して連続攻撃を狙っていきたいが、フォローモーションのすきも大きいため、無闇に振り回すと反撃を喰らう恐れがある

■ 弾丸バリエーションが豊富な銃状態(ガンフォーム)

 銃形態の「銃身」の種類も3タイプに大別される。それぞれが連射性能や飛距離、攻撃補正力に特徴があり、装填する弾丸との相性を考えて使い勝手の良いものを選択するといいだろう。剣同様に多数のバリエーションと強化版が存在しており、属性やスキル補正値のバランスを考慮して、自分に合ったものを合成から作り出すこともできる。さらに、銃身に装填する「オラクル弾(バレット)」にも無数の種類が用意されているという。

【アサルト(連射タイプ)】
連射性能:◎ 射程:○ 攻撃力:△
連射性能に優れ、幅広い弾丸を運用できるバランス型。至近距離から中距離までをフォローするので扱いやすいが攻撃力補正は弱いので手数で勝負するプレイに向いているだろう

【ブラスト(爆撃タイプ)】
連射性能:○ 射程:△ 攻撃力:◎
射程はないが攻撃力が高いので、近距離射撃に特化した効果範囲の広い爆撃系弾丸との相性が良い。逆に弱点を狙い打つには不向きで、熟練が必要

【スナイパー(狙撃タイプ)】
連射性能:△ 射程:◎ 攻撃力:○
3種中最大の射程を誇り、長距離からの狙い撃ちに最適な銃身。レーザータイプなど、1発のOP消費の大きい強力弾を使用して安全且つ確実に狙い撃とう

■ 装甲パーツにも3種類のタイプが存在

 銃と剣の攻撃要素以外に、神機には装甲パーツが取り付けられている。これらのパーツは種類によって、基礎防御力の増減と、剣形態時にR+○ボタンを押すことで展開できる盾の展開速度や防御性能が異なる。敵の攻撃に対しては、○ボタンによるステップ行動での緊急回避が重要だが、ときには敵の攻撃を盾で受けて、すかさず反撃を繰り出すことも大事な戦術になるという。銃や剣と同様に、バリエーションは多数用意されているので、自分のあったスキルなどを組み合わせて、自分に合うパーツを作り出すことができる。

【シールド】
バランスに長けたノーマルな盾。展開速度、ダメージ減算量ともに中程度。どのようなアラガミにも柔軟に対応できる。複数種類のアラガミと同時に戦う際に有効

【タワーシールド】
防御能力に長けた巨大な盾。展開速度は3タイプで最も低いが、高いダメージ減算能力はそれを補って余りある。アラガミの予備動作を読みきることができれば、勝率が格段に向上するだろう

【バックラー】
展開速度に長けた小さな盾。ダメージ減算量は3タイプで最も低いが、予備動作が少なく、至近距離の攻防で大きな効果を発揮する

■ 戦闘を優位に進めるためのシステム紹介

【戦闘中のアイテム使用】
セレクトボタンを押すと、画面中央にアイテムスロットが出現する。スロットからアイテムを選択して、○ボタンで使用することができる。用意されているアイテムは、回復錠やスタングレネードなど、戦闘中に役立つものが多い

【銃形態でのエイムモード】
銃形態でRボタンを長押しすると、精密射撃が可能となるエイムモードに移行する。十字キーでサイトを敵に合わせて、ピンポイント攻撃を仕掛けることができる

【地形の高低差】
フィールド上に点在している高台を利用することで、空中に浮いている敵を攻撃することもできる。ただし、高台に上がっているときは、敵もそれに合わせて攻撃を仕掛けてくるので、安全地帯というわけではないので注意してほしい


【「アラガミ」紹介】

 ゴッドイーター達が戦う「アラガミ」は大小、変異種など含め数十種に及ぶ数が登場する。今回は「アラガミ」の中でも巨大な体躯と圧倒的な火力が特徴の「クアドリガ」と、小型の「ザイゴート」を紹介する。

■ クアドリガ

発生起源:地中海沿岸

 骨のような形骸、キャタピラのような前足、硬い金属装甲など様々な要素をあわせ持ち、既存の概念による形容を拒否するかのごとき異様な進化を遂げた四足歩行のアラガミ。

 巨体に似合わぬ機動力と、人類が使用していた兵器を模倣した大火力の攻撃は、さながら戦艦級の脅威となっている。巨大な体躯ゆえに、頭部への直接攻撃にはジャンプを駆使しての剣戟の腕が求められる。



■ ザイゴート

発生起原(ルーツ):アメリカ大陸~全世界

 世界中に分布する飛行型の小型アラガミ。女体と卵殻が融合したような奇怪な形状に巨大な瞳が備わっている。空中を高速で移動しながらの多様な攻撃は非常に対処しにくく、反撃も困難。銃形態で狙うにも正確な狙撃の腕が必要とされる。

 集団においては策敵行動も行ない、他のアラガミを呼び寄せることもある厄介な存在。



【登場キャラクター紹介】

■ ペイラー・榊 博士(CV:楠 大典)

 極東支部で独自のアラガミ研究を続ける研究者。主人公達の教育役でもある。シックザール支部長とは旧知の仲。

 切れ長な瞳の奥で、何を考えているのか計り知れない人物である。



■ シックザール支部長(CV:小山力也)

 主人公が招聘されたフェンリル極東支部を仕切る人物。

 やわらかな物腰ながら、支部間での政治的交渉力にも長け、極東支部主導による大規模な計画を遂行している。



■ 雨宮ツバキ(CV:田中敦子)

 主人公をはじめとする第一部隊を指揮、統括する女教官。

 数少ない「引退」したゴッドイーターのひとりでもある。リンドウの実の姉。


イラストレーション:板倉耕一(BNG)

※画像は開発中のものです。
(C)2009 NBGI

(2009年 8月 10日)

[Reported by 志賀康紀]