バンダイナムコ、PSP「GOD EATER」
神を喰らう者たちの終わらない戦い


2009年秋 発売予定

価格:未定


 株式会社バンダイナムコゲームスは、PSP用チーム連携型ハイスピードハンティング「GOD EATER(ゴッドイーター)」の発売を2009年秋に予定していることを発表した。価格は未定。

 「GOD EATER」は、モンスターを「喰らう」ことでその能力を奪いパワーアップできる特殊武器「神機」を操る「ゴッドイーター」の一員として、群れとなって襲ってくる巨大モンスターを相手に、ハイスピードなアクションで翻弄しながら戦うハンティングゲーム。4人の仲間とチームを組み、お互いの状況を声を掛け合って伝え合いながら、倒れた仲間を復活させたり、奪ったパワーを分け合ったりと、様々な状況下で、協力し合いながら戦場を生き抜く多彩な連携プレイ要素を楽しむことができる。

 制作には、「テイルズ オブ」シリーズを手掛けてきた岡本進一郎プロデューサーのもと、バンダイナムコゲームス精鋭チームと株式会社シフトのタッグによる徹底した作りこみを敢行。さらには、各業界で活躍している実力派クリエーターが集結し、作品の世界観を作り上げている。

・制作プロデューサー:岡本進一郎(代表作:『ゼノサーガ』、『テイルズ オブ』シリーズ)
・ゲーム制作:株式会社シフト(代表作:『Xai』、『ピポザルアカデミーア』シリーズ)
・音楽:椎名 豪(代表作:『テイルズ オブ』シリーズ、『アイドルマスター』)
・キャラクターイラスト:曽我部修司(代表作:『ペルソナ』シリーズ漫画版、『旋光の輪舞』)
・ロゴデザイン、ビジュアルアート:PowerGraphixx(代表作:『Levis』、『MTV』、『MGS』シリーズ)

【世界観】

それは決して遠くない未来。
突如現われた謎の生物「アラガミ」によって世界は「食い荒らされ」ていた。

すべてを諦め、祈り続ける人々。
さけられない運命に抗い、武器をとる人々。

「アラガミ」を倒すことのできる唯一の方法、
それは「アラガミ」自身の細胞を人体に連結し、兵器として操ること。

「神」に対抗する兵器「神機(ジンキ)」をたずさえ戦う彼らのことを、
人は「ゴッドイーター(神を喰らうもの)」と呼んだ。

終わりのない戦いの先に、少年たちは未来を見つけ出せるのか……。


【フィールド】


 プレーヤーは、敵である「アラガミ」の細胞を組み込んだ、形態変化型生体武器「神機(ジンキ)」を使い、集団で襲ってくる敵を相手に「銃形態(ガンフォーム)」と「剣形態(ブレードフォーム)」、さらに「捕食形態(プレデターフォーム)」と呼ばれる3つの形態を使い分けて戦っていく。「捕食形態」では、敵を「喰らう」ことで、その能力を一時的にコピーすることが可能となっている。自分で使うだけでなく、仲間に「パス」してシェアすることで、さらに能力を増幅させた一発逆転の超協力攻撃を繰り出すこともできるという。

【「神機」】
剣形態銃形態捕食形態
神機は、敵から奪った素材で武器や弾丸を自由にカスタマイズすることができる。神機の切り替えは、Rボタン1つで簡単に切り替えが可能となっているので、敵との間合いや戦況に応じて切り替えを行なっていくことが『鍵』となるようだ


【捕食システム】
敵への「捕食(噛み付き攻撃)」が成功すると、敵のアラガミ細胞が武器に取り込まれ、様々な能力が強化された「神機解放状態(バーストモード)」へ突入する。捕食で得られる能力は、一定時間自己の攻撃&運動能力が大幅にUPすることと、捕食した敵の特殊攻撃を弾丸として獲得することができる。この2つの能力を駆使してさらにハイスピードな連携プレイを楽しめる
【神機解放状態:スピード&パワーの向上】
神機解放状態になることで、パワーとスピードが大幅にUPする(30秒間の時間制限あり)。2段ジャンプや猛ダッシュといった特殊アクションを行なうことも可能になる。このチャンスを活かし、一気に攻撃を畳み掛けて勝負を決めてしまおう
【神機解放状態:仲間に力を集結させて最終奥義へ】
獲得した特殊攻撃弾丸は、銃を使って仲間に受け渡すことができる。これにより、弾丸の威力が増幅し、一発逆転を狙える大ダメージを与えることも可能になる


 ゴッドイーターの敵「アラガミ」には様々なタイプが存在し、それぞれの行動特性や弱点を見極めて戦っていくことが重要となる。主なアラガミの特徴は以下の通りとなっている。

・肉弾戦だけでなく、遠隔攻撃や非物理攻撃を仕掛けてくる。
・部位を破壊することでレアな素材を獲得することができる。
・能力や見た目の異なる変異種も多数存在する。
・フィールドやミッションごとに異なる行動特性を持っている。
・複数の固体が徒党を組んで戦略的に襲ってくるミッションもある。

 また、本作は完全同期型の通信プレイのため、これまでザコとして無視されてきた中・小型の敵集団(最大同時8体)もチーム共通の脅威になりえるという。並みいる強敵に囲まれる絶望的な状況を切り抜ける緊張感と戦略性。それが本作の魅力であり、「集団VS集団」で展開する戦場のリアリティだという。用意されているミッションは、100種類以上もあり、1人プレイでも3人の仲間NPCを連れて協力プレイ気分を味わうことができる。ミッション間には、ストーリーを盛り上げる演出としてデモシーンも用意されているようだ。

【バトルシーン】

【神機】
アサルトシールドスナイパー
タワーバックラーランチャー
大剣短剣長剣

【デモシーン】




【「アラガミ」紹介】

■ ヴァジュラ

 トラ型の大型アラガミ。背中のマント状の部位を広げて帯電することで発生させる強力な雷攻撃を得意としている。逆にマントで隠している背中が弱点という情報があるが、普段は硬く閉ざされているため狙うのは至難の技。驚異的な脚力での大ジャンプ等、巨体からは想像できない俊敏な動きでゴッドイーターたちを翻弄する強敵である。

発生起源:ユーラシア大陸南東部




■ サリエル

 死の天使の名を冠する邪眼の女王。優美だが奇怪な形状の大型アラガミ。額の邪眼から強力な光線を放ち、プレーヤーに大ダメージを与えるほか、数々の病を引き起こす。常に空中を踊るように浮遊しているため、初級者では攻撃をあてるのも困難。邪眼を射撃することで敵の動きを止めることができるが、強力なホーミング性能をもった光線をかいくぐりながらの射撃は実に困難。射撃の腕に自身が無ければ避けるべき相手だろう。

発生起源:地中海沿岸




■ ボルグ・カムラン

 巨大な尾針が目を引くサソリの騎士。尻尾を振り回す広範囲への攻撃や、素早い動きからのジャンプ攻撃など、多彩な動きと堅牢な両腕の盾での防御を駆使した戦いを挑んでくる。重心が上にあるため、攻撃も尻尾や頭部をねらった正確なアクションが要求される。足元にもぐりこんでの斬撃でダウンを狙うことができるが、視界の悪い状況下で常に敵の動きを把握しておかなければ、深刻な反撃を受けてしまう。

 どこかに巨大な口を隠し持っているという情報が報告されているが、普段は露出することは滅多にないといわれている。

発生起源:グレートブリテン島南部




【ゴッドイーター達が集う組織「フェンリル」の仲間達】

 新米GEとして「フェンリル極東支部」に派遣されてくる主人公。そこには様々な境遇を背負ったゴッドイーターの仲間達がいた。本作では、主人公たちを巻き込む巨大な事件と陰謀をとおして、彼らの活躍と苦悩、そして成長を描く壮大なストーリーが用意されている。

男性キャラクター女性キャラクター

■ 主人公

 ゴッドイーターの拠点であるフェンリル極東支部より、『新型』神機の適合者として招聘される。多くのゴッドイーターとともにアラガミ討伐の任務をこなしていく中で、仲間との絆を深めながら、巨大な陰謀にまきこまれていくことになる。


【キャラクターカスタマイズ】
プレーヤーの分身となるキャラクターは、カスタマイズによってプレーヤーオリジナルのキャラクターを作ることができるようだ


■ リンドウ(CV:平田広明)

 主人公が入隊する第一部隊のリーダー。

 冷静な判断力と行動力を兼ね備えた人物だが、普段はチームの隊員相手に軽口ばかり叩いている。ある重大な秘密を握り、独り隠密行動にでるが……。


■ ソーマ(CV:中井和哉)

 18歳という若さで、すでにゴッドイーターとしては古株の少年。

 常に無口で他人と交わることを嫌う。他のゴッドイーターとは異なる超人的能力を持っているが、本人はそれを疎んでいるようにも見える。その裏には彼の出生の秘密が絡んでいるようだ。


■ アリサ(CV:坂本真綾)

 ロシア支部から赴任してくる「新型」ゴッドイーターの少女。

 新型としてのプライドが高く、成績も申し分ないが、ときおり精神的な不安定さをみせることがある。彼女が引鉄をひいた1発の銃弾が、1つの事件の発端となる。


■ コウタ(CV:阪口大助)

 主人公と同じ日にフェンリル極東支部に招聘された少年。

 常に明るく振舞う部隊のムードメーカー的存在。ただし勉強は苦手でアリサにはバカにされてばかり。近郊の居住区に母親と妹が住んでおり、休暇がもらえるたびにお土産を持って帰る家族思いの一面もある。


■ サクヤ(CV:大原さやか)

 落ち着いた物腰でみんなをまとめる、頼れる先輩隊員。

 責任感が強く行動力もあるが、それは密かに憧れ続けたリンドウの影響によるところが大きいようだ。とある事件をきっかけに、彼女もまた大きな苦悩と選択を迫られることになる……。


(C)2009 NBGI
※画像は開発中のものです。

(2009年 7月 16日)

[Reported by 志賀康紀]