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映画「ストリートファイター/ザ・ムービー」、葛葉さんが吹替キャストに決定!【TGS2026】

リュウ役高橋広樹氏、ケン役岸祐二氏、春麗役折笠富美子氏がキャスト続投の気持ちを語る

【東京ゲームショウ2026】
開催期間:9月17日~9月21日
会場:幕張メッセ/TKP東京ベイ幕張ホール

 現在開催中の「東京ゲームショウ2026」のカプコンブース内に設営されたイベントステージにおいて、日本では10月16日より公開される映画「ストリートファイター/ザ・ムービー」の公開1カ月前スペシャルイベントが行なわれた。

 「ストリートファイター/ザ・ムービー」は、1991年から稼動を開始した格闘ゲーム「ストリートファイターII(スト2)」のストーリーをモチーフとしたアメリカのハリウッドによる実写映画作品。リュウやケン、春麗、エドモンド本田、バイソンやバルログといったキャラクターたちが登場する。

 ゲストとして登壇したのは、格闘ゲーム「ストリートファイター6」のディレクターを務める中山貴之氏(中山D)のほか、「ストリートファイターIV」以降、リュウ役を務める高橋広樹氏、「ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-」以降、ケン役を務める岸祐二氏、「ストリートファイターIV」以降、春麗役を務める折笠富美子氏の3人で、いずれも映画版の同キャラクターの日本語吹き替えを担当する。つまり、「スト6」プレイ時に聞いてきた馴染みのある音声で映画が楽しめるというわけだ。

 本稿では、ステージでの声優たちや中山Dのコメントなどを中心に紹介したい。

カプコンブースの一角に設営された「ストリートファイター/ザ・ムービー」ブース
劇中で実際に使用されたリュウ、ケン、春麗の衣装が展示されている
ゲストとして日本語吹き替えを担当する高橋広樹氏、岸祐二氏、折笠富美子氏が登壇
MCはeスポーツキャスターの平岩康佑氏が務めた

キャスト陣が明かす映画化への思いとハリウッドでの撮影秘話など

 1987年に初代「ストリートファイター」が稼働してから、来年で40周年を迎えるタイミングでの実写映画化について、中山Dは、新たな映画化のチャンスを得られたことや、シリーズを楽しんでくれているファンへの感謝と喜びを語った。

 日本語吹き替えを担当するキャストたちからも映画化を知った際の感想が明かされた。高橋氏は「やったなと思いました」と長年関わってきた作品の広がりを喜んだと述べており、岸氏は声優の配役変更を懸念していたことに触れ「ハラハラドキドキでした。早くオファーが来ますようにと毎日祈っておりました」とオファーが来るまでの不安な日々を振り返った。

 折笠氏は、実を言うとプライベートで「スト6」の世界大会「CAPCOM CUP X(10)」を観戦していた際、会場の廊下で中山Dから直々に「フライングですが、お願いしますと言われた」という驚きのエピソードとともに、折笠氏が実は格闘ゲームの観戦勢だったという事実も明らかになった。

 本日の登壇者たちの衣装はそれぞれのキャラクターであるリュウ、ケン、春麗を意識したデザインになっており、特に岸氏のブーツなど細部へのこだわりが話題となり、岸氏は「今日のために髪を伸ばして金髪にした」と気合が入っていたことを語る。高橋氏はリュウと同様に裸足で参加しようと思ったが、「さすがに怪我をしそうだからやめた」として会場の笑いを誘った。折笠氏も髪型を春麗風にアレンジして今回のステージに臨んだことを明かした。

 今回の映画制作において、中山Dはシナリオの一部にも参加しているほか、各キャラクターたちの衣装やセリフのチェックなど、かなり深くまで携わっており、ゲームの「スト6」を知る人が観ても違和感なく楽しめるように配慮したと説明。現地ハリウッドの撮影現場を訪れた際のエピソードとしては、現地俳優陣の作品愛の深さについて言及。撮影セットの横にアーケード筐体が設置され、俳優たちが自身が演じるキャラを使って自由にプレイしていたことを明かした。

 映画にてガイル役を務めるコーディ・ローデスが、自身のプライベートトレーラーに中山Dを招き、「スト6」での対戦を挑んだが、一切手加減なしでフルボッコにされたというエピソードは舞台裏映像などでも公開されているが、そのほかのエピソードとして、ザンギエフ役を務めた俳優のオリヴィエ・リヒタースが、ゲーム内のザンギエフを上回る巨体で、実写での再現度が非常に高かったとし、「彼が手に消しゴムのような物を持っていたので何かと思ったら携帯電話だった」とし、サイズの感覚がバグったという「異次元の大きさ」について解説して会場を盛り上げた。

衣装だけでなく、足も裸足にしたかったと笑うリュウ役の高橋広樹氏
リュウのポーズがとても似合っていたのも印象的だ
真剣な顔で常に話の合間に面白いネタを入れてくるケン役の岸祐二氏
ポーズを決める春麗役の折笠富美子氏。かわいい
3人の衣装がリュウ、ケン、春麗を意識したものという話題になると
テンションが上がって、高橋氏と岸氏が波動拳のポーズを決めて会場を盛り上げる
スト6のディレクターを務める中山貴之氏(中山D)
スナップを見ながらハリウッドの撮影現場での思い出を語った

自身のキャラクターを吹き替えする難しさと楽しさ

 その後、初公開となる日本語吹替音声による予告映像が流された。これらの映像を見たキャスト陣からは、ゲームの技がそのまま実写で表現されていることへの感動や、作中の選曲の素晴らしさが語られた。キャスト陣が吹替を行なう際に使用されるチェック用の映像にはぼかしが入っており、はっきりと映像が確認できないためで、3人とも大きなスクリーンで完成版を見るのが楽しみだと述べた。

 予告映像などで確認できる必殺技のリアリティについて、中山Dは、人間の動きとして自然になるようアクション監督と調整を重ね、ケンの技などを1からこだわり抜いて再現したことなどの裏事情を明かした。

 日本語吹替版では今回登壇した高橋氏、岸氏、折笠氏以外にもゲームでお馴染みの声優たちが続投している。アフレコについて高橋氏は、画面上の俳優の演技やセリフに合わせる吹替と自身が積み上げてきた「リュウ」の雰囲気をうまく融合させて演技する難しさがありつつも、俳優が役になりきった演技をしてくれていたおかげでやりやすかったと語った。

 岸氏は自身がケンの声を担当したのが、「ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-」からである点を挙げ、映画のケンが「スト2」の時代がベースのため、さらに若いキャラクターとして役作りを再調整して臨んだとしており、「若々しいケンの声を聞いてほしい」と笑顔を見せた。折笠氏は春麗の熱い正義感を意識して演じたことを明かしたほか、長年付き合いのある音声ディレクターたちが吹替も担当してくれたため、リラックスして収録が行なえたと舞台裏を明かした。

映画「ストリートファイター/ザ・ムービー」の主なあらすじ
会場では日本語吹き替え版の予告映像が初公開された

 作品の見どころを聞かれたキャスト陣は、アクションが途切れることなくまさにゲームのようなスピーディーな展開を、聞き馴染みのある声で楽しめる点、必殺技が自然な形で実写化されており、選曲や音楽の使い方が非常にノリノリでカッコいい点、キャラクターの熱い思いから出る名言や、時代背景に合わせた演出・小ネタが散りばめられている点などをアピールした。

 ここで、これまでに発表されてきた日本語吹替の担当声優に加えて、未発表だったキャラクターたちの日本語吹き替え声優の第2弾として、多くのゲームでもお馴染みの声優たちの名前が発表された。加えて、特別ゲストとして、インターポールの諜報員であるマービン役の吹き替えに、なんとVTuberとして人気の葛葉氏が起用されたという衝撃の事実も明かされた。

 葛葉氏の吹替について、中山氏は「どの声が葛葉なのか分からないくらい、プロの声優たちの声に紛れてしっかりと演技できていた」と絶賛した。葛葉からのビデオコメントも上映され、緊張しつつも貴重な体験となった旨が語られた。

現在既に公開されている日本語吹き替えキャストのみなさん
新たに発表になった日本語吹き替えキャストの第2弾
VTuberの葛葉氏がまさかの「HERE COMES A NEW CHALLENGER!」
挨拶の映像も公開。貴重な体験をさせてもらったとコメントしている
映画に出演した俳優陣たちもビデオでコメント

ビックリマン風シールやマックコラボも!

 続いて、「ストリートファイター/ザ・ムービー」に関するコラボレーション情報なども発表された。入場者特典としては、グリーンハウスがデザインを手掛けた「ビックリマンチョコ」のようなビジュアルの映画キャラクターシールがランダム配布される。リュウやケン、春麗など映画に登場するキャラクター全6種に加えて、100枚に1枚のみ封入されているリュウの超レアキラシールも用意され、これも含めて全7種となっている。

 劇場では、オリジナルデザインのTシャツやクリアファイル、フェイスタオル等のオリジナルグッズが公開日の10月16日より販売される。

 前売券としては、ムービーウォーカー限定バンドルチケットとして、観虐(かんぎゃく)氏書き下ろしアクリルパネルとムビチケのセットが9月17日17時より販売されるほか、ローソンとのコラボとして、ローソンの「Loppi」端末で9月17日15時から販売されるムビチケには、カプコンデザイナーたちが新たに描きおろしたオリジナルイラストのデスクマットと、「スト6」で使えるケンの映画公開記念特別カラーコードが付いてくる。このほか、ローソンでプレイステーション ストアカードを購入すると、映画公開記念特別カラーのリュウの先行カラーコードがプレゼントされる。

 以前、オリジナルバーガーの発売などで話題となった、日本マクドナルドとのコラボも決定。マクドナルド公式アプリの機能で、バーガーを食べるリュウ、ケン、春麗の書き下ろしイラスト等を含む限定壁紙3種が、10月5日~10月31日の期間限定で100ポイントで交換できる。

 最後に、イベントの締めくくりとして、登壇者それぞれから来場者およびファンへメッセージが送られた。岸氏はメッセージの最後に「手加減は期待しないでくれよな」というキャラクターのセリフを交えた挨拶などもあり、格闘ゲームファンだけでなく、新たなファンも大興奮できる作品に仕上がっている旨をアピールし、イベントは終了となった。

 「スト2」に登場したキャラクターたちや、そのド派手な必殺技が実写で再現される様子を楽しんだり、中山Dのシナリオの手腕を確認しにいく意味でも、10月16日から公開される「ストリートファイター/ザ・ムービー」は是非劇場でその仕上がりをチェックしてみたい。

入場者特典として、全7種類からランダムで1枚もらえる映画キャラクターシールを用意
実物のシールをアピールする中山D
劇場で販売されるオリジナルTシャツをアピールする平氏
ムービーウォーカー限定バンドルチケットには観虐(かんぎゃく)氏書き下ろしアクリルパネルやムビチケがセットになっている