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「スプラトゥーン」、“ほぼ完成版”のプレイデモを体験!
最後まで見えない勝負にドキドキ! 戦略性の高さ、プレイの幅の広さを再確認
(2015/4/25 15:12)
任天堂は、5月28日発売予定のWii U用対戦アクション「スプラトゥーン(Splatoon)」の最新体験デモを「ニコニコ超会議2015」にて公開している。
主人公はイカ、ステージに“インク”を塗りあってチーム戦を繰り広げていく「スプラトゥーン」の国内プレイアブル出展は、1月31日と2月1日に開催された「闘会議2015」に引き続き2回目。発売1カ月前に差し迫った今回は、「ほぼ完成バージョン」というデモを使って、4対4人のチームバトルがプレイできた。
ブースは行列の先頭から順番にプレイする流れになっていたのだが、「ニコニコ超会議」らしいのはプレーヤーの1人は「実況者」としてプレイするということ。「実況者」のプレーヤーは特設の実況席に案内され、司会のサポートを得ながらマイクに向かって「実況」する。来場者は実況者の体験ができるし、ニコニコ生放送を見ているユーザーは来場者の生の声が続々聞けるという、面白い試みだった。
今回プレイできたのは、工場がテーマとなっているステージで、相互の陣地に回り込める路地がある作りになっていた。地面をより多く塗った方が勝利という条件なので、ついつい目立たない路地にインクを塗りに行きたくなるのだが、“塗り”に集中しすぎると背中ががら空きになるので、そのケアもしなくてはならない。敵はどんどん攻めてくるので、視界を広く捉えることが何よりも大事と言える。
本作は操作方法が独特で、特に照準はWii U GamePadのジャイロ機能を使った操作となっている。右アナログスティックで視界を動かすだけでなく、Wii U GamePadをそのまま動かすことで撃つ方向もグリグリ動く。いわばマウスとゲームパッドの良い所をあわせたような感じで、慣れないと混乱するが、慣れてしまえばよりダイナミックな操作が可能となっている。この操作を楽しめるかどうかが、本作のキーと言えるだろう。
そして攻防の肝となっているのは、大量のインクを消費して使用できる「ボム」と「バリア」。「ボム」は投げてから一定時間後に爆発するため攻めこむ時の牽制として非常に効果があり、「バリア」は敵の攻撃を防ぐため突撃時に威力を発揮する。
「ボム」と「バリア」を上手く使ってジリジリと前線を押し上げていくぞ! ……と思っているといつの間にか回りこまれていて、ふと気づくと背中側の地面が相手の色に染まっていたりする。倒した数では勝負は決まらないので、こうした一筋縄ではいかない奥深さも本作の楽しさ。
またプレイしていて感じたのは、プレイスタイルにいくらでも応用が効くということ。シューティングが得意なら前線に出てバリバリ戦ってもいいし、そうでないなら少し後方で相手のインクを埋める作業に徹してもいい。またイカ状態になれば相手からは姿は見えないので、ステージに潜む暗殺者としてのステルスプレイも可能だ。デモ版では武器はマシンガン風のインク銃1種類のみだったが、製品版では武器の種類が増えるようなので、さらなる戦略の広がりが期待できる。
プレイ中は常にシーソーゲームで、最後までまったく勝負が見えない。ラスト1秒のインクの塗りが勝負を分けることだって十二分にあり得るので、試合の結果発表もドキドキである。今年期待の1作なのは間違いないし、発売前に体験できるのはおそらくこれがラストチャンス。会場に足を運ぶ際は、ぜひ体験していただきたい!