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バンダイナムコ、「テイルズ オブ フェスティバル 2014」を開催

スペシャルスキットやmisonoさんのライブなど、初日の様子をレポート!

5月31日、6月1日 開催

会場:横浜アリーナ(神奈川県横浜市)

入場料:
プレミアムシート【パンフレット+お土産付き座席】:13,000円
SS席〔パンフレット付き座席〕:11,500円
S席:9,000円
A席:7,000円(全席指定・前売り券)

 バンダイナムコゲームスは、5月31日、6月1日の2日間、「テイルズ オブ」シリーズの祭典「テイルズ オブ フェスティバル 2014」(TOF2014)を横浜アリーナにて開催。

 「TOF2014」はシリーズキャラクターのCVを担当する声優陣と関連アーティストが出演し、ゲームの最新情報、シリーズ間の枠を超えたオリジナルスキット、トークコーナーやライブなどが楽しめるイベント。横浜アリーナでの開催は今年で3回目で、なんと両日で合計2万2,000人もの動員を予定している。本稿ではイベント初日の様子をレポートしていく。

 なお、ニコニコ生放送されたプレイステーション 3「テイルズ オブ ゼスティリア」、ニンテンドー3DS「テイルズ オブ ザ ワールドレーヴ ユナイティア」の新情報についてはこちらをご覧いただきたい。

【5月31日 出演キャスト】

小野坂昌也(ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア) ※司会
名塚佳織 (アンジュ・セレーナ役/テイルズ オブ イノセンス)  ※司会
草尾毅  (クレス・アルべイン役/テイルズ オブ ファンタジア)
岩男潤子 (ミント・アドネード役/テイルズ オブ ファンタジア)
関智一  (スタン・エルロン役/テイルズ オブ デスティニー)
今井由香 (ルーティ・カトレット役/テイルズ オブ デスティニー)
緑川光  (リオン・マグナス役/テイルズ オブ デスティニー)
小西克幸 (ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア)
鳥海浩輔 (ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
森川智之 (ダオス役/テイルズ オブ ファンタジア)
近藤隆  (ルドガー・ウィル・クルスニク役/テイルズ オブ エクシリア2)
大川透  (ユリウス・ウィル・クルスニク役/テイルズ オブ エクシリア2)

※敬称略

 初日はシリーズ初期の作品を中心としたキャスティング。草尾さん、今井さん、森川さん、大川さんはTOF初出演となる。

長い行列ができていた物販コーナー。開場前の時点で、公式応援セット、Tシャツ、推しメンネームバッジなど、売り切れ商品が続出するほどの盛況だ
会場入口すぐの所には「ゼスティリア」を象徴するドラゴンの巨像が。他に立て看板やフィギュアも展示されていた。ファンが我先にと撮影していたのが印象的だった
新作情報コーナーで紹介されたフィギュアはイベント終了後の展示となった

シリーズの人気キャラクターのかけ合いが楽しめる朗読劇 ――スペシャルスキット「テイルズ オブ ドリームス」

 最初のコーナーは、タイトルの枠を越えたオリジナルの物語が楽しめるスペシャルスキット。タイトルは「テイルズ オブ ドリームス」。

 ダオスと戦うクレスとミント。ダオスの時空転移術を封印すべく生み出されたエターナルソードで攻撃するものの、折れてしまうエターナルソード。ダオスは時空転移を試みるがエターナルソードの影響か、3人ともどこかへ飛ばされてしまう。

 ルドガー、ユリウスらシリーズのキャラクターたちもクレスやミントと同様に異世界に転移されていた。クレスはロイドとリオンに、ミントはユーリとスタンに助けられ、互いを探すべく先へと進む。

 ミントがユーリとスタンに事情を説明していると、どこからかユアンの声が。ユアンによるとエターナルソードの欠片を集めて直し、ダオスを倒さなければ元の世界には戻ることができず、その欠片を狙ってダオスが魔物を放ったという。

 果たして、エターナルソードは直るのか、彼らは元の世界に戻れるのか!?

ルドガーとユリウス。ルドガーは料理中に飛ばされてしまったため、エプロン姿で登場。ルドガーを演じる近藤さんもエプロンをしていた。2人とも時計がなく、骸殻化できない
ロイドとリオンに助けられたクレス。魔物に襲われるが3人同時の魔神剣で撃退。スペシャルスキットならではの展開だ
TOF恒例の「オレは悪くねー!」は小野坂さんが担当。2日目には本物?を聞くことができるだろう
どこからか聞こえてくるユアンから、元の世界へと戻るには欠片を集め、エターナルソードを修復することが必要と聞かされ、【ミント・ユーリ・スタン・ゼロス】、【アンジュ・ルーティ・ルドガー・ユリウス】、【クレス・ロイド・リオン】の3グループはそれぞれ、欠片を求め、旅を続ける。ちなみにユアンのCVはダオスと同じく森川さんだ
全員が合流し、スタン、ゼロス、アンジュの持つ欠片が揃ったが、ユアンはダオスに操られており、ダオスはエターナルソードのかけらを消し去ってしまう
会場の力を借りてエターナルソードが復元。みんなの力をもってダオスを攻撃するが足りず、さらにルドガーが攻撃を受けてピンチに!
エターナルソードを借りたルドガーだったが、攻撃をうけきれずやられてしまいそうになる。再度会場の力を借りて時計を手に入れたルドガーとユリウスは骸殻化し、ダオスを退けることに成功する
物語はもちろん、キャストの登場方法や朗読位置の変化など、こだわりが詰まっている。ちなみに今年のステージはメインステージ+左右にサブステージという構成だ

ファンが選んだベストパートナーや強敵を発表 ――「ビバ☆マガ コラボ企画コーナー」

 このコーナーでは「ビバ☆テイルズ オブ マガジン」で事前募集したオリジナル企画「テイルズ オブ なんでもセレクション」を公開。

 「ベストパートナー」に選ばれたのは「ルドガー&エル」。代表的な理由は、「相棒だから」、「とある関係にあるから(ネタばれになるので規制)」。後者に関してはプレイして確認してもらいたい。

 僅差で2位になったのは「ロイド&コレット」。「お互いを思い、支え合っている」、「天然コンビは見てて面白い」という票が多かったようだ。また、小西さんは2位に選ばれたことをコレット役の水樹奈々さんに伝えたところ、「シンフォニア発売から10年以上経つのに、投票してもらえるなんて嬉しい」とコメントがもらえたそうだ。

 「倒すのに苦労した強敵」は「バルバトス」(CV:若本規夫さん)が断トツで1位。「アイテムを使ったりするとすごいカウンターがくるから」、「何回やってもゲームオーバーで勝てるまでレベルを上げた思い出がある」、「何度も現れるから嫌になる」など、圧倒的な戦闘能力の彼に苦戦した人が多かったようだ。また強烈な個性から忘れられないキャラクターでもあるのだろう。

 2位は「ユリウス」。「戦いたくない気持ちが強すぎて辛い」とバルバトスとは違った意味で苦戦した模様。3位は「ダオス」。「ダオスレーザーや秘奥義が強すぎる」、「何度も戦う上にそのたびに強すぎる」と純粋な強さから選ばれた。

 「お世話になった術技セレクション」で選ばれたのは「魔神剣」。27キャラクターも使用している、シリーズを代表する技だ。初期から使えて使用頻度が高いのが多くの理由とのこと。

 また、キャストが選んだ印象深い術技も生披露。魔神剣から始まり、ブラッディローズ、ダオスレーザー、ピコハン、ジャッジメント、蒼破刃、祓砕斬・零水(ばっさいざん・あやみ)、鳴時雨など、ファンにはたまらない術技ばかりだった。関さんが「シャイニング……」と言い出して止められる場面も(笑)。

ベストパートナーセレクションでは「ルドガー&エル」が1位に輝いた
強敵セレクションではバルバトス・ゲーティアが断トツで1位。プレイしたことがある人なら頷ける結果だろう
お世話になった術技に選ばれたのは「魔神剣」。2位以下には「ファーストエイド」、「ナース」、「秋沙雨」、「リザレクション」などが並んだ

misonoさんが驚きの楽曲を披露! ――「テイルズ オブ ライブ」

 シリーズのテーマソングが生で聴ける「テイルズ オブ ライブ」コーナー。初日はmisonoさんだ。

 misonoさんは「二人三脚」、「そして僕にできるコト」、「Starry Heavens」、「Junction Punctuation Mark」、「61秒目のフラLetter 最後の初恋~コペルニクス的転回~」と例年に勝るとも劣らない熱いライブを披露。

 それだけではなく、5曲披露した後、「毎年、ファンのために何ができるのか、スタッフと話し合いをしています」と語り始めたmisonoさん。「ここからはDVDにも入らないでしょう」との前置きがあり、他のアーティストの「テイルズ オブ」関連曲を歌うと宣言! これには会場から大きな拍手が巻き起こった。

 選ばれたのは「goodnight」、「~progress~」、「Song 4 u」の3曲。「goodnight」はEvery Little Thing、残り2曲は浜崎あゆみさんの曲だ。

【セットリスト】

1 二人三脚
2 そして僕にできるコト
3 Starry Heavens
4 Junction Punctuation Mark
5 61秒目のフラLetter 最後の初恋~コペルニクス的転回~
6 goodnight~progress~Song 4 u(メドレー)

今年は持ち歌に加え、他のアーティストの楽曲も熱く歌い上げてくれたmisonoさん。MCでは、PASSPO 根岸愛さんが1時間半並んでグッズを買ったというエピソードも披露

(木原卓)