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【年末企画】2013年10大ヒット&注目ゲームアプリ総決算
独断と偏見で選ぶ編集部激オシアプリ!
(2013/12/29 00:00)
独断と偏見で選ぶ編集部激オシアプリ!
iOS「CROSS×BEATS」
「CROSS×BEATS」は、“NAOKI”こと前田尚紀氏が手掛ける音楽ゲーム。前田氏はKONAMI時代に「Dance Dance Revolution」や「BEMANI」シリーズの楽曲を手がけており、NAOKIファンには満を持しての本格音ゲーアプリの登場となった。
音ゲーアプリは数多くあれど、「CROSS×BEATS」の特徴はそのシンプルな操作と前田氏のコネクションならではの楽曲の豊富さ。「beatmania」シリーズを思い起こさせるようなシンセサイザー系の楽曲が中心となり、「beatmania IIDX」をプレイしまくっていた筆者としては、それがゆえに懐かしくも新しい音ゲー体験となっている。
楽曲をクリアしていけばさらに新しい楽曲がオープンしていくが、難点を指摘するなら、数曲のプレイでプレイに必要なチケットが切れてしまい、すぐに課金するか時間経過を待つかの選択を迫られること。様々な曲を繰り返しプレイすることこそ音ゲーの醍醐味だと思うので、この辺りをもう少し緩めにすると、さらに良いタイトルになると思う。
・カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
・「CROSS×BEATS」のページ
http://www.capcom.co.jp/smartphone/crossbeats/
(C)CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED.
iOS/Android「おしおき☆パンチガール」
「おしおき☆パンチガール」は、ステレオタイプとしての「ヘンタイ」たちを殴りまくってスッキリするという、“どうかしてる”系タイトルとして赤丸急上昇中のアクションゲーム。主人公の女子高生だけがまともで(でもなぜかコスプレはする)、あとはスク水を着たおっさん、幼稚園児姿のおっさん、股間に白鳥のバレリーナ姿のおっさんなど、とにかくヘンタイおっさんたちのオンパレードである。
あまりにエッジの効いたタイトルなためAppleの審査がよく通ったと思うが、スタッフによればむしろAppleはあっさりで、Googleの方が審査に時間がかかったのだというのだから、審査というのはよくわからないものである。
ゲームとしては、ヘンタイたちを攻撃できずに床へ落とすと終了となるので、とにかくヘンタイたちを落とさないように、主人公を付かず離れず連打を叩き込んでいくのがコツとなっている。連打の中に、状況によってどのパンチ/キックを入れるかが重要になっているので、単調な連打ではないというのもポイントだ。ヘンタイたちのヘンタイ度合いは強烈なので、怖いもの見たさで始めて見るのもオススメだ。
・e-DragonPowerのホームページ
http://e-dp.jp/
・「おしおき☆パンチガール!!!」のページ
http://punchgirl.e-dp.jp/
(c) 2013 e-Dragon Power / (c) 2013 Crafts&Meister Co.,Ltd.
iOS/Android「マジック&カノン」
ディー・エヌ・エーが送る「マジック&カノン」は、スマートフォン用のRPGタイトルとしては出色の出来と言える。
3Dフィールドを歩きまわってNPCたちと会話したり、ダンジョン内を移動して敵とエンカウントできるという点だけでかなりポイントは高いのだが、さらに2頭身のキャラクターがかわいく、「ファイナルファンタジー」と「ドラゴンクエスト」を掛けあわせたような独自の世界観を構築しているのが良い。またバトルも行動を選択するコマンド式なので、昔からのRPGファンにも受け入れられやすいだろう。
最近ではしっかりとしたストーリーやコマンド式のバトルシステムを組み込んだ、スマートフォン用の本格的なRPGが増えてきたような印象があるが、「マジック&カノン」はその筆頭と言える。本格的なRPGを待っていたというユーザーには特にオススメできるタイトルだ。
・ディー・エヌ・エーのホームページ
http://dena.com/
・メディア・ビジョンのホームページ
http://www.media-vision.co.jp/index.php
・「マジック&カノン」のページ
http://www.mbga.jp/lp/game/magic_cannon/
(c) DeNA Co.,Ltd. 2013. Developed by Media. Vision Inc.
iOS/Android「DEAD TRIGGER 2」
MADFINGER Gamesが配信するマルチプラットフォーム用FPS「DEAD TRIGGER 2」。Tegra 4に対応しているという、「モバイルでここまでできる!」というグラフィックスの綺麗さが見どころの1つとなっている。
Tegra 4対応ということで、NVIDIAのポータブルゲーム機「SHIELD」が最もスペックを引き出せるというが、スマートフォンでもその綺麗さは十分に堪能できる。ミッションは操作は左手で移動、右手で視点を操るバーチャルパッド式となるが、銃撃は照準が合えば自動で発射するモードが最初に設定されているので、比較的カジュアルに銃撃戦が楽しめる。
ステージクリアをこなしてポイントを溜め、武器や装備を開発していくというのも面白く、中には鶏に爆弾を持たせて敵に突撃させるという悪ノリな武器も登場。ほかにも武器開発等の拠点となるアジトの見た目を改装できるなど、カスタマイズ面にも気が配られている。ゾンビの動きはゆっくりなので、FPS初心者にもオススメ。
・MADFINGER Gamesのホームページ
http://www.madfingergames.com/
・「DEAD TRIGGER 2」のダウンロードページ
https://itunes.apple.com/jp/app/dead-trigger-2/id720063540?mt=8
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.madfingergames.deadtrigger2
(c) 2013, MADFINGER Games, a.s.
iOS「Clumsy Ninja」
最後の紹介となる「Clumsy Ninja」。こちらはへっぽこ忍者を修行して育てていくという育成シミュレーションとなっており、実は最近で1番のお気に入りだ。
「Clumsy Ninja」の特徴は、画面内の忍者とのインタラクションにある。タッチで掴むように体を持ち上げたり、頭をなでると喜んでくれる。また忍者修行の道具としてトランポリンやサンドバッグなどを配置できて、トランポリンではその上でジャンプする忍者を落とさないようにトランポリンを動かしたり、サンドバッグではサンドバッグを持ち上げて忍者がパンチとキックが上手く決められるように移動させていく。
ゲームを始めると修行する忍者の動きが実にへっぽこで、トランポリンにはビビリながら乗ってみたり、サンドバッグには引けた腰からのなでるようなパンチを繰り出し、弱々しい姿を見せつけてくれる。しかし修行を重ねるに連れて忍者の動きが段々としっかりしてくるので、その成長ぶりが実に微笑ましい。
そんなのんびりとした風景に気を緩めていると、実は主人公には姉貴分の忍者(こちらは優秀)がいて、道場が襲われた際に行方不明になってしまっている……というストーリーが挟み込まれる。へっぽこながら、姉貴分を探すために修行していることがわかってくるので、俄然忍者を応援したくなる。
唯一難点となっているのは、本作の言語が英語のみというところ。簡単な英語なのでとりあえずやってみれば大丈夫なのだが、日本語化すればさらに受け入れられやすいタイトルになるのではないだろうか。
・NaturalMotion Gamesのホームページ
http://www.naturalmotion.com/
・「Clumsy Ninja」のページ
https://itunes.apple.com/jp/app/clumsy-ninja/id561416817?mt=8
(c) (2012-2013) NaturalMotion Games Ltd