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【年末企画】2013年10大ヒット&注目ゲームアプリ総決算
「黒猫」や「アルパカ」などのヒット作から編集部激オシ作まで振り返り!
(2013/12/29 00:00)
2012年にはガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」旋風が吹き荒れたが、2013年にはその旋風をモロに浴びつつ、2匹目のドジョウを狙ったアプリが出てきたり、そんな風潮とは関係なく独自の路線を突き進んだりと、ゲームアプリ界隈も賑わった年になったかと思う。
そこで今回は「10大ヒット&注目ゲームアプリ総決算」と題して、ヒット作を改めて振り返るとともに、編集部アプリ担当激オシのゲームアプリをご紹介したい。ユルめのアプリからガッツリ系のゲームまで取り揃えたので、もし興味を引かれたタイトルがあるならば、この年末年始に遊んでみるのもオススメだ。
2013年ヒットゲームアプリ!
iOS/Android「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」
直近では1,600万ダウンロードを突破したという、「パズドラ」に続くモンスタータイトルへと成長した「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」。仲間を集めてチームを編成→合成で進化させてチームを強化という「パズドラ」以降のスマホゲームロジックを基盤に置きつつ、そこへ「クイズ」という要素をうまく融合させた。
クイズをテーマとしたゲームアプリは数多く配信されているが、やや後発組の「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」がヒットできたのは、このシステムが大きいといえる。またゲーム進行のテンポも良く、またクイズも豊富にあるので飽きさせないほか、むやみに他のプレーヤーと対戦させないという点にも配慮を感じる。
一方でトーナメント戦として他のプレーヤーと対戦できる機能もあるので、多少は間違えていいやと1人でクイズを楽しんでもよし、他人との対戦の中で緊張感をもってクイズに挑戦するのもよし、様々なスタイルでゲームを楽しめるというのもポイントだろう。
・コロプラのホームページ
http://colopl.co.jp/
・「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」のページ
http://colopl.co.jp/magicianwiz/
(c)COLOPL, Inc.
iOS/Android「Clash of Clans」
いわゆる箱庭系のシミュレーションと要塞を攻略するような戦略シミュレーションが融合した「Clash of Clans」。システム側で用意された街を攻略するというだけでなく、他人の作った街がそのまま攻略ステージになる殺伐さが画期的。
裏を返せば自分の街も攻略されてしまうため、街づくりの初期の段階から防御優先で思考を巡らせる必要があり、いきなり大事な場面がやってくるのも単なる箱庭シムとは一線を画すポイントになっている。
また攻撃時は、出撃させるユニットと出現場所、またその数を調整するだけで、攻撃はユニットが自動的に行なってくれる。ユニットがワラワラと街を襲っていく様子は賑やかであり、またコミカルでもあるので、街を潰し合う辛辣さが薄まっていて非常にプレイしやすい。シミュレーションが好きというゲーマにはオススメのタイトルだ。
・Supercellのホームページ
http://www.supercell.net/
・「Clash of Clans」のダウンロードページ
https://itunes.apple.com/jp/app/clash-of-clans/id529479190?mt=8
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.supercell.clashofclans&hl=ja
(C) 2013 Supercell. All Rights Reserved
iOS/Android「チェインクロニクル」
セガネットワークスの「チェインクロニクル」は、そのゲームシステムがヒットに繋がっているという、セガのゲーム作りの凄みを改めて感じさせるゲームとなった。
内容についてはこちらにたっぷりと書かれているので参考にしていただきたいが、カジュアルゲームの定番となっているタワーディフェンスをベースに、RPG要素、ストーリー要素、必殺技などの演出を加えることで日本ゲームらしいシミュレーションRPGへと昇華させており、「本当に面白いスマホゲーム」と自ら謳うのも頷けるタイトルとなっている。
・セガネットワークスのホームページ
http://sega-net.com/
・「チェインクロニクル」のホームページ
http://chronicle.sega-net.com/members/
(C) SEGA/(C) SEGA Networks
iOS/Android「アルパカにいさん」
まぬけな表情と長い首、モコモコとした体毛で人気の動物アルパカを、なぜかグロテスクにアレンジメントした「アルパカにいさん」。“キモカワいい”レベルをあっさり飛び越えて単に“キモい”という、下手なホラー映画もびっくりの「アルパカにいさん」に度肝を抜かれた読者も多いはずだ。
時間経過で出現する他の「アルパカ」を吸収することで「アルパカにいさん」は進化していくが、1つの体から手足が何本も生えてくるわ、頭部が何個もひしめき合っているわでビジュアルがとにかくキツイ。その一方で「アルパカにいさん」が生き物としての範囲を逸脱して神の怒りに触れ、神へと挑戦していくというトンデモなストーリーも潜まれているから、なかなか引き込まれるものがある。
なおこの続編として、前日譚とその真実が描かれる「アルパカにいさん ビギンズ」も配信されているので、「アルパカにいさん」フリークは要チェックだ。
・COCOSOLAのホームページ
http://cocosola.jp/
・「アルパカにいさん」のダウンロードページ
https://itunes.apple.com/jp/app/arupakaniisan/id601186099?mt=8
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.Beltheva.Alpaka&hl=ja
(c)COCOSOLA Inc.
iOS/Android「ドラゴンクエストI」
ヒットとはまた少し違うが、大きな話題となったので「ドラゴンクエストI」をご紹介したい。
「ドラゴンクエストI」は、スマートフォン用ポータルアプリ「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」の第1弾として12月20日まで無料で配信された。当初は100万人限定となっていが、大台を突破して人数無制限で無料配布されたというのは記憶に新しい。
仕掛けとしてもなかなか大胆なプロモーションだが、一方でその操作性の悪さも注目された。その原因となったのは、十字キーの代わりとなるバーチャルパッド。始まって最初の宝箱すら開けられないとか、最初のドアまでも行けないとか、散々な評価を受けたが、そもそもバーチャルパッドそれ自体は以前からあり、十字キー操作をスマホ上で再現する苦肉の策的な立ち位置だと常々感じていた。
バーチャルパッドのそのイマイチな感じがようやく世間に認識され、「操作の快適さ」が改めて見直されたというのも、「ドラゴンクエストI」が果たした大きな役目だったのではないかと思う。
・スクウェア・エニックスのホームページ
ttp://www.jp.square-enix.com/
・「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」のサイト
http://www.dragonquest.jp/dqpteaser/
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