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東京マルイはサウンドシステム搭載のスナイパーライフルを発表
ハセガワは戦艦大和やオスプレイ、複葉機などスケールモデルの新作を展示
(2013/5/17 21:55)
5月16日~19日で開催されている「静岡ホビーショー」では、東京マルイ、ハセガワはどちらもユニークで、力を入れた新製品を発表し来場者の注目を集めていた。今回は展示されていた新製品をピックアップしていきたい。
東京マルイは“サウンド”にこだわったスナイパーライフル「VSR-10 Pro Hunter G」を出展した。サウンドユニットと連動しており、ヘッドフォンをつけて射撃をすると、ヘッドフォンを通じて射撃音を聞くことができるのだ。他にもグレネードランチャーやショットガンなども展示し、注目を集めていた。
ハセガワは複葉機の「ソッピース キャメルF.1」が強いインパクトを放っていた。他にも「日本海軍 戦艦 大和」や、「オスプレイ」も金型を新規に作った「完全新作」でハセガワの“気合い”を感じさせた。
ライフルにショットガン、グレネードランチャーまで登場した東京マルイブース
東京マルイが近日発売予定の「VSR-10 Pro Hunter G」は全長95cm、サイレンサーをつけると113.5cmにもなる大型のスナイパーライフルだ。1発1発弾を込める「ボルトアクション」形式で、電動やガスではない“コッキングエアー”方式で弾を発射する。
この「VSR-10 Pro Hunter G」の最大の特徴は銃と連動し、サウンドをならすことができる機能だ。トランシーバー型の受信機が用意されており、銃を撃ったときに連動して射撃音を鳴らすことができる。銃とサウンドユニットはコードレスで、サウンドユニットからの音声出力ジャックに付属のイヤフォンか、別売りのヘッドフォンを取り付けることでサウンドが楽しめる。
射撃音はサイレンサーを付けたものや、音の反響などの射撃場所が異なるものなど4種類用意されており、切り替えることができる。射撃練習場などで銃を撃つとき、発射音から耳を保護するためにヘッドフォンをつけることがあるが、音を楽しむためにつけるという逆転の発想が面白い。
「VSR-10 Pro Hunter G」はガンサウンドシステムの第1弾であり、会場ではアサルトライフルも試すことができた。サウンドユニットもそれぞれ専用のもので、銃とサウンドユニットのセットで販売していく予定だという。
今回の新作で最もインパクトがあったのが、「M320A1 グレネードランチャー」だ。専用のカートリッジを使うことでBB弾18発を1射で散らばすことができる。引き金の上にあるスイッチを押すと、発射管が横にスライドし、カートリッジが入るようになっている。
カートリッジには複数の穴が開いており、ここにBB弾をセットする。専用の棒で穴に押し込む形になっており、セットすればカートリッジを逆さにしてもBB弾がこぼれることはない。着弾距離の目安となる「タンジェントサイト」により、目標を決めての射出が可能だ。
さらに「M320A1 グレネードランチャー」はアサルトライフルやサブマシンガンなどに取り付けることもできる。重量はかなりのものになるが、取り付けた姿は非常に格好良く、“ロマン”を感じさせる。カートリッジの装弾数は1発だけだが、ベルトポーチなどで複数を持ち歩くといった使い方をするという。そのポーチを持っている姿もかなりのインパクトだ。
「M870 タクティカル」はポンプ式のガスショットガン。マルイが開発したBB弾を詰め込めるショットシェル型マガジンを使って3発か6発同時にBB弾を発射できる。複数の弾を発射しながら、安定した弾道を見せるという。
ショットガンはポンプ操作をする装弾のアクションが楽しい。これまで東京マルイはエアーガンタイプのショットガンを発売していたが、「M870 タクティカル」はガスガンであり、エアーガンに比べポンプアクションが軽くなっているという。連続発射もしやすくなり、サバイバルゲームなどでの活躍が期待される。