ブシロード、PSP「探偵オペラ ミルキィホームズ」
「ゲーム発売直前!ミルキィホームズ発表会」を開催
ゲームの発売前に早くも続編の制作を発表!


12月3日 開催

会場:東京・富士ソフト2F アキバシアター


ゲームキービジュアル

 株式会社ブシロードは、12月16日に発売するPSP用探偵アドベンチャー「探偵オペラ ミルキィホームズ」(以下、「ミルキィホームズ」)に関する発表会「ゲーム発売直前!ミルキィホームズ発表会」を東京・秋葉原にある富士ソフト2F アキバシアターにて開催した。

 この発表会は、主人公である小林オペラ役の森嶋秀太さんやミルキィホームズを演じるキャストの三森すずこさん、徳井青空さん、佐々木未来さん、橘田いずみさんを迎えてのトークのほか、統括プロデューサーによる体験版のデモプレイ、関連グッズの情報や、今後の展開に関する発表など、「ミルキィホームズ」に関する新情報が満載の内容になっていた。

 本稿では、体験版のデモプレイなどPSP用ゲームの内容を中心にお伝えしていく。




■ キャスト陣を迎えてのトークと体験版のデモプレイが行われた

 発表会が開始されると、まず主人公である小林オペラ役の森嶋秀太さんとコーデリア・グラウカ役の橘田いずみさんが登場して「こんにちミルキィ」とあいさつ。この2人が司会を務める形で発表会がスタート。

 続いて登場したのは、「探偵オペラ ミルキィホームズ」の統括プロデューサーの中村伸行氏。中村氏は「日本を元気にする『ミルキィホームズ』ということで、最後までおつきあいいただければと思います」と挨拶し、残りのミルキィホームズのキャストの3人を迎え入れた。

 最後に登場したのは、シャーロック・シェリンフォード役の三森すずこさん、譲崎ネロ役の徳井青空さん、エルキュール・バートン役の佐々木未来さん。まずはこの6人が、好評放映中のアニメのアフレコに関してトークをする形で最初のステージが進行していった。

司会を務めた、主人公である小林オペラ役の森嶋秀太さん同じく司会を務めたコーデリア・グラウカ役の橘田いずみさん株式会社ブシロードの「ミルキィホームズ」統括プロデューサー、中村伸行氏
シャーロック・シェリンフォード役の三森すずこさん譲崎ネロ役の徳井青空さんエルキュール・バートン役の佐々木未来さん



 続いて、近日中に配信開始予定の体験版を使ってのデモプレイが行なわれた。この体験版では、主人公である小林オペラが怪盗を追いかけるアニメーションムービーから始まり、アドベンチャーパートでの小林オペラとミルキィホームズの4人の出会いを経て、実際に捜査を行なう様子も見ることができた。

 すべての場所を捜査し、証拠を集めると「クイック・コマンド・アニメーション」と呼ばれる追跡モードがスタート。このモードでは、表示されるムービーに合わせ、怪盗が逃げる方向に方向キーを押しながら追跡していき、怪盗が仕掛けてくる妨害を「ミルキィホームズ」の「トイズ」の力を使って切り抜けることになる。間違ったキャラクターを一定回数選んで失敗するとゲームオーバーになるとのことなので、アニメーションを見ながら適切なトイズを持っているキャラクターを選択していくことが必要となる。

 この体験版は、来週ごろに配信を開始する予定とのことなので、ファンは配信開始を楽しみに待っていてほしい。

【アドベンチャーパート】
体験版冒頭のアニメーションムービー。このほかにも随所でムービーが挿入されることが確認できたビルから落下したシャーロック・シェリンフォードを助ける小林オペラのイベントシーン。しかし、直後にコーデリアに痴漢と勘違いされてしまうことに……。アドベンチャーパートでは、キャラクターのバストアップを用いた会話シーンのほかにもこういったイベントCGが多数用意されているようだ
【捜査・推理パート】
捜査・推理パートでの捜査シーン。まずマップ画面でミルキィホームズのメンバーがいる場所を選択する必要がある。現場に移動したら、選択したメンバーと会話をしながら、怪しい場所を虫メガネ型のアイコンで選択して捜査していく。こうして証拠を集めて、怪盗を追い詰めていこう
【リアルタイム・フルアニメーションバトル】
クイック・コマンド・アニメーションのパートが始まると、怪盗の追跡がスタート。怪盗の逃げる方へエフェクトが出るので、その方向キーを入力しようミルキィホームズのメンバーが持つ特殊能力、トイズを選択する画面。アニメーションの内容に合わせて、トイズの力を使うメンバーを選択しなければならない上からシャッターが降りてくるこの場面では、怪力のトイズを持つエルキュール・バートンが正解。もちろん、ほかのメンバーのトイズが役立つ場面も用意されている



■ 最後はブシロード社長の木谷氏がゲーム続編の制作を発表!

株式会社ブシロードの代表取締役社長、木谷高明氏

 デモプレイの後には、関連グッズの紹介が行なわれた。そして、発表会の最後は「ミルキィホームズ」のこれまでの軌跡を振り返るとともに、これからの展開を紹介していくステージとなった。ここからは株式会社ブシロードの代表取締役社長であり「ミルキィホームズ」の制作総指揮・原案を行なった木谷高明氏が登壇。

 このステージでは、「ミルキィホームズ」の海外でのステージをスライドで紹介するとともに、シンガポールに現地法人を開設。シンガポール・マレーシア・インドネシアを中心とした東南アジアで「ミルキィホームズ」を先頭として事業を展開していくことや、アニメ「ミルキィホームズ」の再放送が決定したこと、来年2月27日に行なわれる「ブシロードカードゲームライブ2011」への「ミルキィホームズ」の参加や、来年4~5月に「ミルキィホームズ」のセカンドライブツアーが行なわれることも発表された。

 これらの発表に続けて、最後の発表として木谷氏は「僕も実はゲームをやってみました。そうしたら、すごく面白い。で、続きがやりたくて仕方がないんで、ドン! 続編の開発が決定しました!」と、早くも続編の制作を発表。「僕が続きをやりたいという風に思ったということは、たぶん皆さんもそう思ってくれるでしょうし、4人も演じたいしプレイしたいでしょう。ということで、このゲームを今後も長いシリーズにしたいと思っています」とコメントした。

 閉会のあいさつとして、木谷氏は「『ミルキィホームズ』は皆さんの応援もあって、ここまで何とか盛り上がることができました。ゲームに関してはブシロードを中心にやっていますので、私の一存で(続編の制作を)決められるということで、ぜひとも続きをやってみたい。また、4人の声優たちやオペラ君の成長も見てみたい。いろいろ関わっているスタッフの皆さんがさらに力を発揮するところを見てみたい、ということもありまして、開発を決定しました。16日に発売されるゲームについても、そういう視点を持って楽しんでいただければと思います」とゲームの続編についてコメント。

 さらに「やはり今放映中の『アニメの2期を見たい』という声もありますが、アニメは制作委員会で作っていることもありまして、私の一存だけではなかなか難しい。ぜひともファンの皆さまの応援をいただいて、今後も『ミルキィホームズ』のアニメも続けていきたいと思っています。簡単に言いますと『Blu-rayを買ってください』ということですが(笑)、Blu-rayを買っていただけると次の可能性も高そうだということで、今度とも『ミルキィホームズ』の応援していただきたいなと思います。当初イメージしていた通り、アニメやゲーム、イベント、グッズその他もろもろ、いろいろな形で楽しめるコンテンツに成長していっている。今後とも末永く『ミルキィホームズ』を、皆さんにいろいろな楽しみ方をしていただきたいなと考えています。本日はお忙しいところをご来場いただきましてありがとうございました」と、発表会を締めくくった。


最後の発表では、早くも続編の制作が発表された。1作目の発売前だけに、この発表には会場を訪れていたファンからも驚きの声が上がっていた登壇したキャスト陣や関係者を集めてのフォトセッション。ゲームの続編やライブなど、今後の展開が決まり、キャスト陣の明るい表情が印象的だった

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(2010年 12月 3日)

[Reported by 菅原哲二]