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「ストリートファイター6」、対戦は“エンドコンテンツ”として開発されていた

「対戦に至るまでのコンテンツ」を逆算で洗い出す

【「ストリートファイター6」霊長類最強・吉田沙保里出演CM】

5月26日 公開

 カプコンで「ストリートファイター6」ディレクターを務める中山貴之氏は、本作における対戦格闘要素は「エンドコンテンツという立ち位置にしていた」と明らかにした。

 コメントは、Red Bull Gamingが5月26日に公開した「ストリートファイター6」メイキング映像での中山氏へのインタビューで明かされたもの。映像では、中山氏や本作プロデューサーの松本脩平氏、本作でリードコンポーザーを務める寺山善也氏、アートディレクターの藤岡要氏などから、「ストリートファイター6」制作の背景が語られている。

ドキュメンタリー映像に出演する「ストリートファイター6」ディレクターの中山貴之氏

 「ストリートファイター6」は対戦格闘ゲームでありながら、対戦格闘以外のコンテンツも多く収録されている点が最大の特徴となっている。この点について、中山氏は「対戦格闘は面白いが、入っていくのにハードルが高い」とかねてから考えていたという。

 そこで中山氏は「対戦はエンドコンテンツ」とあえて決め、「そこに至るまでに何が必要か」を逆算して洗い出していったという。そのため「スト6」では“対戦の前段階の部分”に大きく焦点が当てられており、楽しみながらステップアップできるようにする。プレイを進める中で、「気がついたら対戦格闘が面白くなっている、ということができないか」という狙いが企画の大元にあったと明かしている。

 このほか映像では、ヒップホップを取り入れた音楽やアートワークの表現や、キャラクターデザインの方向性などについて語られている。6月2日に迫る「スト6」発売前に、ぜひチェックしておきたい映像だ。

【EXCLUSIVE DEVELOPER DEEP DIVE INTO THE MAKING OF STREET FIGHTER 6】
キャラクターデザインのアートなども登場する