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「サイバーパンク2077」、大型パッチ1.2の配信を3月後半に延期へ

サイバー攻撃が影響、実装内容は大規模なものに

2月25日 発表

 CD PROJEKT REDは2月25日、オープンワールドRPG「サイバーパンク2077」において、最新パッチ1.2の配信を3月後半まで延期することを発表した。

 「パッチ1.2」は、1月14日に公開された「サイバーパンク2077」の開発ロードマップによると、1月23日のパッチ1.1配信後、数週間以内に実装が予定されていた大型アップデート。CD PROJEKT REDは、「ゲーマーの皆様が直面している不具合やクラッシュを全プラットフォームで修正すること」を最終目標として、無料DLCや次世代機向けのアップデートなどの配信スケジュールを見直し、本作の致命的な不具合の修正とアップデートに注力している。

 本日2月25日、CD PROJEKT RED Japanの公式Twitterにて、パッチ1.2は「当初のスケジュールに沿った開発を進めておりましたが、先日の弊社に対するサイバー攻撃、および本パッチの幅広い実装内容を鑑みた結果、残念ながら配信を遅らせることを決定いたしました」と発表。

 このサイバー攻撃とは、2月9日に明らかにされた開発元CD PROJEKT REDに対する標的型サイバー攻撃のことで、身元不明の攻撃者が同社の内部ネットワークへと不正アクセスし、“身代金”を要求した事件。今回の配信延期は、そのサイバー攻撃やパッチ1.2の、作品全体に影響を及ぼす数々の品質改善および修正という幅広い実装内容を鑑みた結果によるものとしている。

 また発表によると、パッチ1.2はこれまでのアップデートよりも大規模なものを予定し、現在は3月後半の配信を目標としているという。同社はユーザーに対して「心苦しいお知らせとなりましたが、本アップデートをしっかりとお届けすべく引き続き取り組んで参ります」とコメント。さらなる詳細は続報にて発表するとしている。