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コーエーテクモゲームス、中国企業に対し著作権侵害で提訴

「真・三國無双」や「三國志」シリーズなどの音楽やゲーム画像を無断で利用

1月17日 提訴

 コーエーテクモゲームスは1月17日、中国企業の杭州绝地科技股份に対して、著作権侵害などの行為の差止めおよび当該行為から生じた損害の賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提起した。

 杭州绝地科技股份(以下、被告)は、「Bekko.com」というブランド名で、「我が天下」や「戦国布武~我が天下戦国編~」、「三国炎血伝」などのスマートフォン向けゲームアプリの配信および運営を行なっている中国企業。今回の訴訟は、コーエーテクモゲームスが開発し知的財産権を保有するゲームシリーズ「真・三國無双」と「信長の野望」、「三國志」、「太閤立志伝」の音楽やゲーム画像が、許諾を得ることなく被告のゲームアプリやWeb広告などに利用されていることから、著作権侵害などに該当するとして提起された。

 コーエーテクモゲームスによれば、被告のかかる行為はユーザーを誤認させ、パートナー企業の不利益となるだけでなく、ゲームの開発に携わるすべての関係者の努力を踏みにじるものとしており、到底看過できないことから本件訴訟を提起するに至ったという。

 また、コーエーテクモゲームスは、今後も著作権などの知的財産権の侵害行為に対して、引き続き厳格に対応すると同時に、多くのユーザーに満足してもらえるゲームを開発、提供できるよう努力していくという。

コーエーテクモゲームスより1月16日に発売された「三國志14」