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岡本真夜さんとスピードワゴンのお二人もお祝い! コーエーテクモ、「三國志14」完成発表会を開催
2020年1月16日 19:46
- 2020年1月16日発売
- 価格:
- 9,680円(税込、PS4通常版)
- 10,780円(税込、WIN通常版)
- 15,180円(税込、PS4 TREASURE BOX)
- 16,280円(税込、WIN TREASURE BOX)
- CEROレーティング:A(全年齢対象)
コーエーテクモゲームスから本日発売された「三國志14」。シリーズ35周年となるこのタイトルが完成したことを祝して「『三國志14』完成発表会」が都内の会場で開催された。会場にはコーエーテクモゲームスの代表取締役社長である鯉沼久史氏や同社ゼネラルプロデューサーであるシブサワ・コウ氏、プロデューサーの越後谷和広氏のほか、エンディングテーマを歌った岡本真夜さんや芸人・スピードワゴンの井戸田潤さん、小沢一敬さんのお二人も登場して、本タイトルと三国志についての思いを語ってくれた。
まずあいさつに立った鯉沼氏は、九州国立博物館で開催された特別展「三国志」が好評だったほか、今年公開される大泉洋さんが主演の映画「新解釈・三國志」が話題になっていることに触れ、「日本での三国志普及に一役買ってきた『三國志』シリーズは、トップを走り続けないといけないという責任もある。35周年記念作品として、これまでのノウハウとAIが融合した作品として、多くの人に楽しんでもらえる」と語った。
続いて登壇したシブサワ氏は「1985年に発売した『三國志』は、『信長の野望』の次にはどのような作品を作るかと考えてできあがったタイトル。劉備や曹操、孫権だけでなく、関羽や張飛など魅力的な人物が多い。そこで武将たちが織りなすストーリーを人間ドラマとしてゲームの中に盛り込み、初めてドラマ要素を歴史シミュレーションの中に入れたのが『三國志』。本作の新しい楽しみはAIの強化。武将の戦略をダイナミックに描く、エキサイティングな『三國志』がプレイできる。以前から遊んでいる人はもちろん、最近興味を持った人でも十分に楽しめる」と自信を見せた。
岡本真夜さんが15年暖めてきた曲がエンディングテーマに
そしてエンディングテーマ「旅人よ」を歌った岡本真夜さんが登場。衣装もどこか中国風だ。今回のオファーを受けて「とてもうれしかった」と岡本さん。「旅人よ」のメロディー自体は15年前に作ったそうだが、岡本さんがよく歌うポップス風とは違う雰囲気だったので、暖めていたのだそう。「ピタッとハマる環境作りができたときに出したいと思っていた」(岡本さん)。エンディングテーマのオファーがあったとき、「これだ!」と思って、このメロディーに三国志の内容を盛り込んだ詞を乗せた。「三国志は男の世界というか、戦っていく世界。曲の中で強い思い、自分の向かうべき場所にただ真っすぐに向かっていく気持ちを表現できたらと思った」(岡本さん)。曲の中には中国の楽器である「二胡」をアレンジとして取り入れている。
シブサワ氏も「メロディーがすごくきれいで心の中にすっと入ってくる。三国志の世界観にはまっていると思った。三国志は男の世界だが女性も活躍している。女性の優しさが表現されていてうっとりした」と語る。
井戸田さんと小沢さんも三国志の世界にはまる
引き続いて越後谷氏とスピードワゴンのお二人によるトークセッションが行われた。二人とも別々に三国志に関わる場所を訪れたことがあるそうだ。井戸田さんが行った場所は三国志の情緒を残したままの村で、イメージしたとおりの映像だったという。小沢さんが訪ねたのは“周瑜村”で、そこに住んでいる人みんなが周瑜の末えいだったのだそう。「周瑜の血を引いていて美男子ぞろい。何百年過ぎても名前が残って憧れられるのはいいですね」と小沢さん。
井戸田さんが三国志にはまるきっかけは、芸人仲間が三国志の話をしていたから。楽しそうだと思っていたところ、次の日にロケで学校に行ったら、そこに中国の年表が貼られており、日本で弥生時代だったときに、三国で争っていたことにロマンを感じ、古本屋に行って横山光輝さんの「三国志」を全巻買ったそうだ。そこからは三国志が好きになった。
小沢さんの場合は、小学校のときに三国志のマンガがはやっていたものの、「あまのじゃくなので水滸伝を買った」のだそうだが、誰としゃべっても話題が合わなかったので三国志を読んだそうだ。しかし「三国志には、少年マンガにある努力、友情、勝利といった内容が盛り込まれている」。だから面白いのだと指摘する小沢さん。
「三國志」シリーズについては、「武将のイラストがとても印象に残っている」という井戸田さんだが、越後谷氏によると中国や台湾でも似たようなビジュアルのものがイメージされているのだそうだ。なお小沢さんは「三國志」シリーズは「信長の野望」シリーズと合わせて小学校の時からプレイしているそうだが、「やれることがめちゃくちゃ多いので統一したことがほぼない」とのこと。なお好きな武将は、井戸田さんは関羽、小沢さんは周瑜だそうだ。
なお本作のポイントについて越後谷氏は、初代のときと同様に勢力を色別に分けたことをポイントとして挙げる。「視覚的に分かりやすいシステムになった。初心者は手ごわいと思われるかもしれないが、チュートリアルをしっかり使っているほか、それをクリアすると隠し武将をゲットして進められるので活用してほしい」(越後谷氏)。越後谷氏は小学生時代に「三國志」をプレイしていたそうだが、そのゲームを自分で作ることになるとは思わなかったと語る。「自分自身も色を塗って勢力が広がる様が楽しかった。最新のゲームでも実現したいと思ったので、このシステムができた」と越後谷氏。「登場する1,000人の武将は個性豊かに作っている。個人の能力で戦法も違うし、組織図も頭首によって違う。AIも力を入れて作っているので、武将らしい動きを見せるようになっている」(越後谷氏)。
そして自分は猛将なのか、軍師なのかを聞かれて小沢さんは「ただの兵ですね。猛将ほど体力がないし、軍師ほど頭を使えない。『行け-!』と言われて行く人ですね。黄巾党の」。井戸田さんは「関羽に憧れるがそれほどの能力はない。小さい張飛ですかね。毎晩お酒飲んでその日にしゃべったことを忘れたり。酒を飲み過ぎて部下に殺されるという」。ちなみに小沢さんの今年の目標は「生き延びるために人間ドックに行こう」だそうだ。
最後にスピードワゴンのお二人からメッセージ。井戸田さんは「三国志が好きですが、これまでゲームを余りやってこなかったので、これを機会にプレイしてみたい」、小沢さんは「『三國志』シリーズは昭和からある。令和になっても続いているのはうれしい。子供時代から大人になり、46歳のいまになってもゲームがある。このゲームと一緒に成長して死んでいきたい」と語った。
「三國志14」とのコラボレーションも登場
なお本作発売を記念して、「薩州 赤兎馬」を出している「薩州濱田屋伝兵衛」とタイアップして、本格焼酎「薩州 三國志」が2020年4月に発売される予定。また近畿日本ツーリストとコラボし、越後谷氏オススメの「三國志」スポットを巡る「『三國志14』中国古戦場ツアー」も2020年6月に開催される。詳細はおって公開されるとのことだ。
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