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「eスポーツは『有力な教育コンテンツ』」。全国高等学校eスポーツ連盟、北米教育eスポーツ連盟と活動提携に向けて基本合意契約を締結

11月7日 締結

 一般社団法人全国高等学校eスポーツ連盟(以下、JHSEF)と北米教育eスポーツ連盟(以下、NASEF)は11月7日、eスポーツを通じた次世代のための国際活動や情報交換の提携に関する基本合意契約を締結した。

 基本合意の内容は、日米の高校生に対して、eスポーツの体験的な活動を通じた教育と育成のため、知識やスキルの向上に対する目標やコミットメントを確立し、それらを効果的かつ効率的に支援するための協力的体制をつくることを目指すというもの。

 活動案としては、eスポーツを中心に設計された交換留学や海外研修、短期トレーニングなどの教育プログラムが実施されるほか、eスポーツや次世代に対する教育に関連するセミナーやシンポジウムの実施、日米間での教育者同士の情報交換や学術訪問、視察、共同研究が行なわれる。

 JHSEFの理事長である久保公人氏は基本合意契約を締結に対し、「この提携によってeスポーツを通じた国際コミュニケーションの機会や、学術研究の交換の場が設けられ、日本の教育現場におけるeスポーツの可能性が広げられることを期待しています」とコメントした。

 また、NASEFの事務局長であるジェラルド・ソロモン氏は、「eスポーツは『単なるゲーム』ではなく、『有力な教育コンテンツ』です。我々がこれまで取り組んでいるeスポーツと教育を融合させた新しい教育フレームワークの可能性を、日本の先駆的な教育者や生徒の皆さんと分かち合えることを楽しみにしています」とコメントした。

JHSEF 理事長 久保公人氏(左) / NASEF 副最高教育責任者 兼 クラブ活性化上級役員 Kevin T. Brown 氏(右)