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「バイオハザード RE:2」ファーストインプレッション
レオンに立ちはだかるゾンビと数々の仕掛け、そしてクリア後にはさらなるモードも!
2019年1月26日 00:00
- 1月25日 発売予定
- 価格:
- 7,800円(税別、PS4パッケージ版)
- 7,222円(税別、PS4/PC DL版)
- 8,148円(税別、PS4/PC DELUXE EDITION)
- 24,800円(税別、COLLECTOR'S EDITION)
- 7,280円(税別、Xbox One DL版)
- 8,180円(税別、Xbox One DELUXE EDITION)
- CEROレーティング:D(17歳以上対象)
- ※Z Versionは「Z」18歳以上のみ対象
カプコンは1月25日、プレイステーション 4/Xbox One/PC用ソフト「バイオハザード RE:2」を発売した。本作は1998年にプレイステーション用ソフトとして登場した「バイオハザード2」をリメイクした作品で、物語の舞台・ラクーンシティで起きたパンデミックを、レオンとクレア、2人の主人公を通して描いている。
往年のファンはもちろん、1998年当時を知らない人でも「バイオハザード2」が名作である事実は周知のことと思う。20年前に味わった恐怖とそこから抜け出したときのカタルシスは本作でも健在で、すでに多くの人が体験しているだろう。
そんな「バイオハザード RE:2」を筆者も触れてみたので、ネタバレにならない範囲で序盤のプレイレポートをお届けしたい。今回プレイしたのはレオン編で、警察署内から地下道へ抜け出し、最初の難敵であるG第1形態と戦うまでだ。また、特定条件で解放されるEXモード「The 4thサバイバー」にも触れることができたので、その内容も紹介していく。
恐怖だけじゃない。洗練された遊びやすさも魅力
本作の主人公の1人レオンは、ラクーンシティ警察署に配属されたばかりの新人警察官。もう1人の主人公であるクレアと一時は行動を共にするが、ゾンビの群れの襲撃に遭ってはぐれてしまい、単身警察署を目指す……というのが物語の冒頭だ。そしてこの警察署こそがプレーヤーにとって最初の難関、数多くのゾンビと一筋縄ではいかない仕掛けと対峙することになる。
まずゾンビについては、基本的にヘッドショットを狙えば倒せる。しかし生身の人間と違って何発も弾を撃ち込まないと倒れてくれないし、その後も這いつくばって足元からプレーヤーを苦しめる。そしてなにより、銃弾に限りがあるため重要なところで底を尽きるケースも有り得る。これは「バイオハザード」シリーズすべてに言えることだが、ときにはゾンビから逃げて、弾を節約することも大切だ。
ゾンビが出現する場所、タイミングも実に意地が悪く、プレーヤーを大いに苦しめる。死角から襲ってきたり、1度倒したはずのゾンビが時間を置いて再び立ち上がったり……。走って逃げようとしたら物音に敏感なリッカーに見つかってしまう、なんてこともあった。近くにゾンビがいるときはどこからともなくうめき声が聞こえるので、五感を研ぎ澄ませて注意をはらいたい。
これだけだといたずらに難易度の高いアクション・アドベンチャーのようだが、気軽に遊びたい人に向けたシステムも多数用意されている。その最たる例がアシストモードの存在だ。このモードにするとゾンビの体力が少なくなり、逆にプレーヤー側の体力はある程度まで自然に回復するようになる。ゾンビの体力が少ないということは少ない銃弾で倒せるわけで、全体的なリソースの節約にもなる。1度アシストモードにしてしまうと以前の難易度には戻せない点だけ留意してほしいが、物語の顛末を知りたい人にはうってつけだろう。
これ以外にも、マップ上には木材がアイテムとして落ちており、これを窓に取り付けることで外からゾンビが侵入してくるのを防ぐことができる。これにより、次から次へとゾンビが出現するのを最小限に抑えて探索と謎解きに時間を割くことができるのだ。
その探索、謎解きでは、入手したマップやアイテム、資料をくまなくチェックするようにしたい。マップ上には入手しそこねたアイテムが表示されるだけでなく、通行止めだった箇所には「なぜ通れなかったのか」がしっかり記されている。鍵を入手しても、「どこで使えばいいかわからない」といった事態にならないのは嬉しいポイントだ。
さて、警察署内でプレーヤーが行なうことは、地下通路を開くために3枚のメダルを集めること。なにげなく手に入れたアイテムとアイテムを組み合わせることで仕掛けを解く鍵となり、やがて新しい道が見えてくる。一部分を切り取るとオリジナルの「バイオハザード2」と似ているところもあるが、基本的に仕掛けを解除する方法とルートは一新されていると考えていい。残念ながらかつての記憶はあてにならないが、今一度新鮮な気持ちで楽しめる。
とめどなく現われるゾンビの群れ……「The 4th Survivor」はもうひとつの挑戦だ
本編をクリアし、さらにとある条件を満たすで解放される「The 4th Survivor」にも触れることができたので、こちらも内容を紹介していこう。
「The 4th Survivor」は、オリジナル版にも存在した隠し要素のひとつで、"第4の生存者"アンブレラ特殊工作隊隊員のハンクとなって、死地から脱出を目指す。基本的な操作方法は本編と同じで、さらに用意されたロケーションも本編で1度は見た場所ばかり。そういう意味では、ここまでで培った経験が大いに活かされるだろう。
しかしこのモードは、本編を凌駕する難易度となっている。その大きな要因が圧倒的なゾンビの数だ。本編だとせいぜい2、3体を同時に相手にするくらいだったが、こちらは4…5…6…と、数え切れないほどのゾンビが一斉に襲いかかってくる。また後半に行くにつれてゾンビ犬やリッカーも出現する。無事に切り抜けるのは至難の業だ。
さらに、使用できるアイテムの数もプレーヤーを悩ませる。スタート直後のアイテムを見てみると銃弾に回復薬、手榴弾が揃っているのだが、その代わり道中にアイテムは一切落ちていない。つまり、最初のアイテムを上手くやりくりして攻略する必要があるのだ。どのタイミングでどれくらいの銃弾を使っていいか、回復のタイミングは、手榴弾をもっとも活かせる場面は……悩む場面はいくらでもあるし、最適解は繰り返しプレイして掴んでいくしかない。
これとは別に「The 豆腐 Survivor」の搭載も発表されているし、本編にもさまざまな仕掛けが施されている。どちらか1人の主人公で1周して、ストーリーを確かめるだけで終わるのはあまりにもったいない作品だと感じた。プレーヤーごとで能動的に楽しみ方を探してほしいし、探す価値のあるゲームだと言える。
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