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【特別企画】「スマブラ」の準備は大丈夫? サンディスクの大容量microSDカードで快適なNintendo Switchライフを送ろう!
2018年12月7日 00:00
今年もやってきた年末の大作ゲームラッシュ。中でも注目を集めているのは12月7日発売のNintendo Switch用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(以降『スマブラ』)」。Nintendo Switchの大ファンである筆者も指折り数えて発売日を待っているビッグタイトルだ。
「スマブラ」をニンテンドーeショップで購入し、あらかじめダウンロードしておけば発売日の0時からプレイできるので、ダウンロード版の購入を視野に入れているユーザーも多いだろう。しかし、注意しなければならない点もある。それは「スマブラ」の容量である。大作タイトルだけあり、ダウンロードする際に必要な容量は14GBというかなりの大きさだ。Nintendo Switch本体の内蔵メモリは32GBしかないため、「スマブラ」1本だけで約半分も埋まってしまうということだ。
Nintendo Switchの内蔵メモリでは、「システム領域」をはじめ、「ゲームデータ」、「スクリーンショットの画像ファイル」、「録画した動画ファイル」、「セーブデータ」、「アップデートファイル」など、さまざまなデータが記録される。
「スプラトゥーン2」のような定期的にアップデートされるタイトルの場合だと、アップデートファイルだけで2.4GBもあったりする。遊んでいるだけで容量がどんどん圧迫されてしまう問題を解決するために頼れる存在なのが、外部ストレージだ。
PCやプレイステーション 4、Xbox Oneなどでは内蔵/外付けハードディスクやSSDに対応しているため、それらの外部ストレージを接続すればいいが、Nintendo Switchは現時点ではHDD/SSDに対応していない。代わりに用意されているのがmicroSDカードだ。
「スマブラ」の発売を目前に控え、筆者自身もNintendo Switchの容量不足に悩まされていた折、サンディスクから発売されている「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」と「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」に触れる機会をいただいた。
結論から書いてしまうと、今回の検証は、これまでmicroSDカードを利用してこなかった筆者の価値観を一変させてくれた。大容量かつ快適な読取り速度は、1度味わってしまったら使う前の生活には正直戻れない! さっそく、本製品の使用感をお届けしていこう。
Nintendo Switchライフに革命が起こる!
「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード」は「16GB」、「32GB」、「64GB」、「128GB」、「256GB」の5種類のラインナップが展開されている。読取り速度は最大80MB/秒。スマートフォンアプリの起動を高速化させる「アプリケーションパフォーマンス クラス1(A1)」にも対応。本製品の価格はオープンプライスとなっており、今回検証対象の128GBはネットで調べたところ、12月6日時点の実勢価格でおよそ14,500円(税別)前後で販売されている。もっともコスパの良いモデルだ。
そしてもう1つはその上位モデルとなる「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード」。ラインナップは400GBのみ。こちらもA1対応で、読取り速度はさらに速い最大100MB/秒となっている。高速かつ大容量だけあり、12月6日時点の実勢価格で38,800円(税別)前後という価格になる。
今回触れた2つの製品だが、やはり最大の魅力は圧倒的な容量の大きさだ。「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード」の128GBでもNintendo Switchの内蔵メモリの4倍の容量を備える。これだけでも結構な容量に思えるが、「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード」はその3倍以上、内蔵メモリ比で12.5倍もある400GBだ。使う前からでも凄さがわかる圧巻の数字だ。
本製品のもう1つのウリは高速の読取り速度。128GBモデルで最大80MB/秒、400GBモデルで100MB/秒となっているが、こういったものに精通していない筆者にはこの数字だけ見てもピンと来ない。自分で体感しないことには速さが全くわからないので、早速検証をしていきたいと思う。
検証に使うのはサンディスクよりお借りした「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」と「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」、筆者が個人的に長年愛用している「サンディスク microSDHC 32GB」、「ゲームカートリッジ」、「Nintendo Switch本体内蔵メモリ」の5つ。
まずは、Nintendo Switchを代表するRPGであり、その一方でNintendo Switchユーザー泣かせの大容量タイトルの代表格である「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(14.3GB)を、「スマブラ」にみたてて検証を行なってみた。対象のストレージにそれぞれゲームをインストールし、タイマーを使って手動で計測した。誤差を最小限にするためにそれぞれ10回ずつ計測し、その平均値を結果とした。
結果は以下の通りとなった。本体内蔵メモリがもっとも高速で、400GBモデル、128GBモデル、ゲームカートリッジ、そして私物の32GBモデルとそれぞれ数秒ずつ差が出た。たった2~3秒とも思われるかもしれないが、体感としては結構大きな違いがある。ゲームによってはこの結果以上に差が出るものもあると思うので、読取り速度の速いmicroSDカードでのプレイはかなりおすすめだ。
続いて筆者が持っているダウンロード専用タイトルの中で容量が大きい「シノビリフレ-SENRANKAGURA-」(7.4GB)と「戦場のヴァルキュリア」(6.8GB)の2タイトルでゲームの起動時間を調べてみた。全てのストレージにゲームをインストールし、タイマーを使って手動で計測していく。それぞれ10回ずつ計測し、それを基に平均値を割り出していく。
結果は以下の通り。本体内蔵メモリでの起動がもっとも早いのはある程度予想はできていたが、同じSanDiskのmicroSDカード同士でも「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」と「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」の方が私物のmicroSDカードよりも1~2秒も読取りが速いという結果となった。
3タイトルのゲームで検証を終えてみて、高速読取りをうたっているだけあり、「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」と「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」のロード時間の短さには目を見張るものがある。なにより、ゲームカートリッジよりも読取りが速いのでかなりの快適さを感じた。これはDL版の大きな利点である。
Nintendo Switchには、プレイしているゲームのスクリーンショットや動画を撮影する機能が備わっている。TwitterやFacebookと紐付けさせれば、Nintendo Switch上から簡単にプレイ動画などを投稿できる。冴えたプレイをしたときのちょっとした自慢にも使えるので、Twitter上にもよく動画が上げられている。
最後に検証するのは、ゲームプレイ動画のファイルを「本体からmicroSDカード」、「microSDカードから本体」へコピーする時間を計測。1GB分の動画データをコピーするのにそれぞれどのくらい掛かるのか気になるところである。
結果は以下の通り。グラフを見れば一目瞭然だが、私物の32GBモデルはコピーに3分46秒も掛かってしまったが、128GBモデルおよび400GBモデルは約1分程度。圧倒的な書き込み速度の速さを見せつけられた。
ありあまる大容量で快適なNintendo Switchライフを送ろう
検証の次は、大容量の400GBのmicroSDカードにこれまで購入してきたゲームをありったけ詰め込んでみたいと思う。筆者が普段使っている32GBのmicroSDカードは容量が圧迫してきて、今では“やらなくなったゲームを消しては新しいものを入れる”ということを繰り返して使っている。欲しいダウンロードゲームが発売されるたびに消去するソフトを探すというのは最高に面倒くさい。消去してからしばらく経ってまた遊びたくなった際には、再ダウンロードで1時間も待たされたりする。冷静に考えるとめちゃくちゃ時間の無駄なのである!
大容量microSDを導入すればそんな苦労とは無縁の快適なNintendo Switchライフを送ることができる。全てのゲームを再ダウンロードし、ホーム画面には40以上のゲームタイトルがズラリと並ぶ。筆者のmicroSDカードでは実現できなかったこの光景はまさに壮観。このゲーム機にこれだけのゲームが詰まっているという優越感がたまらない。microSDカードの空き容量を確認すると、まだ300GB以上も空きが残っていて頼もしい限り。これだけ大容量ならば「スマブラ」級の大型タイトルもバンバン入れることができそうだ。
これだけ容量に余裕があると、プレイ動画も録り放題だ。本体の録画機能で録った動画はそれほど高画質ではないので1ファイルにつき20MB程度と小さめなのだが、塵も積もればなんとやらで、気が付くと結構動画が溜まっていたなんてこともままある。いつの間にか容量がいっぱいで、スーパープレイを録画したつもりが録れてなかったなんていう苦い経験がある身としては、空き容量を気にせず動画を録りまくれるのは実に魅力的だ。
そしてこれは厳密にはNintendo Switchの話ではなくなるのだが、microSDカードを使って試してみたいことがあった。それはNintendo Switchのプレイ映像をキャプチャしたフルHD画質の動画データをパソコンにコピーするのにどのくらい時間が掛かるのかということ。
筆者は仕事の関係上、撮影機器を使ってNintendo Switchのゲーム映像を録画しながらプレイすることも多いのだが、この動画ファイルがとにかく容量を食う。そして、作業するために動画データをパソコンに移すのだが、それがえらく時間が掛かる。忙しいときはこのコピーの時間が歯痒くてしかたがない。常に付きまとっているこの問題がmicroSDカード次第で解決するのかを確かめてみたかったのだ。
コピーを試すために30分のゲーム動画を録画。たったの30分で動画データは5GBを越えている。いつも使っている録画用のmicroSDカードからパソコンにコピー。コピーに掛かった時間はいつも通りな調子で約15分。次は「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」でコピーを試してみる……すると掛かった時間はまさかのたったの約2分! 実に13分もコピー時間を短縮することができた。Nintendo Switch企画でまさかの予想外な感動に出会えた。やはり最新世代のストレージは速い! ということを痛感した次第だ。
今回、高速かつ大容量の「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」と「サンディスク ウルトラ プレミアムエディション microSDXC UHS-Iカード 400GB」を使ってみたが、これがあるのと無いのとではNintendo Switchを遊んだときの快適さが段違いだった。128GBや400GBもあればダウンロード版のゲームを躊躇なく購入できるのが素晴らしいし、ダウンロード版なら煩わしいソフトの入れ替えやゲームを買いに行く手間が省け、なおかつ「スマブラ」のようなビッグタイトルも発売日の0時からプレイすることができるので、1秒でも早く遊びたい人にはうってつけだ。
今回取り上げた読取り速度の速いmicroSDカードなら、カートリッジよりも圧倒的にロード時間が短くなるのでサクサクと快適にゲームが楽しめる。microSDカードの導入はゲームファンにとってまさにメリットしかない。
高速のmicroSDカードを使っていないユーザーには是非触れてもらって、この感動を共有してもらいたい。初めてmicroSDカードを導入するなら読取りスピードも速く、価格もお手軽な「サンディスク ウルトラ microSDXC UHS-Iカード 128GB」が個人的にはおすすめだ。将来を見据えてもっと大容量が欲しい! というコアゲーマーなら400GBも検討してみては如何だろうか。