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大画面&Joy-Con操作で生まれ変わる「すばらしきこのせかい -Final Remix-」を先行体験

「1人で2人プレイ」操作、正式続編の新シナリオに要注目!

9月27日 発売予定

価格:4,800円(税別)

 9月27日発売予定のNintendo Switch用アクションロールプレイング「すばらしきこのせかい -Final Remix-」。2007年7月に発売された、ニンテンドーDS用のオリジナル版をベースとした決定版だ。本作ではオリジナル版を高画質化、高音質化し、さらに新曲や新シナリオなどの新要素も加えている。

 「すばらしきこのせかい」はとにかく評価の高いタイトルで、DSの2画面を使ったバトル画面、プレーヤー独自のプレイスタイルを確立できるバトルシステム、「死神のゲーム」を軸として時に驚かされるストーリー展開、野村哲也氏による格好良くもかわいいキャラクターたち、さらに石元丈晴氏による洗練された楽曲群などなど、秀逸な点は数々挙げられる。いまだ多くの根強いファンを持つ「すばせか」が、また新たな表情となって帰ってくるわけだ。

 新シナリオがどのようなものなのか、高画質化&高音質化でプレイ感にどのような変化があるのかも気になるところだが、Nintendo Switch用にアレンジされた操作まわりの変化も「-Final Remix-」ならではの見どころではないだろうか。

 今回、発売に先駆けて「-Final Remix-」に実際に触れることができた。今挙げた気になるところを重点的にプレイすることができたので、さっそくご紹介したい。

【「すばらしきこのせかい -Final Remix-」トレーラー】

大画面で楽しめる「すばせか」がやってきた!

 まず「すばらしきこのせかい」の概要をざっと説明しておくと、本作は突如として「死神のゲーム」に巻き込まれた少年「ネク」を主人公としたアクションRPGだ。ネクは死神から出される様々なミッションをクリアしながら、シキやビイトなどの仲間たちと共に「死神のゲーム」の真相に迫っていく……。

 本作のNintendo Switchタイトルとしての最初のインパクトは、「『すばせか』が大画面で楽しめる!」という点だろう。本作のためにイラストやUIなどはすべて描き直されており、よりくっきりとした画質でネクやシキの会話などが楽しめる。Nintendo SwitchのTVモードで大画面にゲームを映せば、高音質化された音楽がより活きる。今までとは一味違う、新しい「すばせか」体験だ。

高画質化した「すばせか」。よりくっきりとした画質で会話、マップ、バトルなどを楽しむことができる。また音楽は新曲、アレンジ曲、オリジナル曲を含めて全92曲を実装。オリジナル曲とアレンジ曲は、メニュー画面から随時切り替え可能となっている

 また操作については、Nintendo Switchの画面を直接タッチする方法と、Joy-Conを使う方法の2種類がある。

 タッチ操作は、プレイ感はよりオリジナル版に近い。マップ移動では行きたいところをタッチして、バトルでは画面を「タップ」、「ドラッグ」、「スライス」することで様々な「サイキック」攻撃を繰り出せる。Nintendo Switchの携帯モード限定とはなるが、オリジナル版と近いプレイ感で遊ぶなら、この操作方法は最適だろう。

タッチ操作はオリジナル版のプレイ感に近い

 一方のJoy-Con操作は、Joy-Conのジャイロセンサーを利用した操作方法になる。使うJoy-Conは1つ。画面にはマーカーが表示され、Joy-Conの傾きに合わせてマーカーが移動する。このマーカーの動きとボタン操作を組み合わせて、ネクの移動やバトルを行なっていく。つまり、片手で完結する操作方法というわけだ。Joy-Conは左右どちらでもプレイでき、好きな方をコントローラー1に割り当てれば良い。たとえばだが、右のJoy-Conをプレイに使っておいて、左のJoy-Conをスクリーンショット撮影に専念させるという使い方が今回の取材では便利だった。

 この方法では、ネクがマーカーを追うように移動させられる。扱いとしてはAボタン(Joy-Con(L)だと右方向ボタン)を押している間=タッチ入力なので、バトルでの「ドラッグ」や「スラッシュ」はマーカーを動かしながらAボタンを押すことで発動できる。タッチ操作よりもやや複雑だが、慣れれば大画面での操作が癖になっていくだろう。

Nintendo SwitchならではのJoy-Con操作。画面にマーカーが表示され、マーカーの移動とボタン操作の組み合わせて移動やバトルを行なっていく

Joy-Con操作が特徴的! おすすめは「1人で2人プレイ」

 バトルシステムについては、もう少し詳しくご紹介したい。「-Final Remix-」で何より特徴的なのは、バトルでのパートナーの扱いだ。

 オリジナル版ではネクとパートナーが上下2画面に分かれ、同じ敵とのバトルを違う操作方法でプレイするという、今振り返っても珍しいバトルシステムを採用していた。1画面になった「-Final Remix-」では、バトル画面にパートナー専用のバッジが登場する。バトル中に特定の操作をする(シキの場合は敵をタップする)とパートナーが登場し、そのまま敵を攻撃してくれる。よりシンプルな形で、パートナーのサポートを受けられるようになった。

シキがパートナーの場合は、敵をタップするとシキが登場。敵をタップして攻撃するバッジを持っているときは、シキの攻撃が優先される

 またもう1つの特徴は、テーブルモードまたはTVモードの時、このバトルは2人プレイにも対応しているということ。先ほどJoy-Con操作で使うJoy-Conは1つとご紹介したが、もう1つを友達に渡せば、シキやビイトなどのパートナーが操作キャラクターになる。その場合、シキやビイトは常にバトル画面に登場し、ネクと同じように操作できる。

 使えるサイキックはパートナーによってあらかじめ設定されており、マーカーによる「ドラッグ」や「スライス」を駆使してネクとの協力バトルを楽しめるようになる。味方が増えることでバトル画面は自然と賑やかになるし、同じ敵を集中攻撃すれば攻撃力が上がっていく要素もある。2人が上手く連携することで、より盛り上がるバトルが楽しめるようになるだろう。

2人プレイモードでは、バトル画面にマーカーが2つ登場(水色がネク、ピンクがパートナー)。パートナーの操作方法はあらかじめ決められている

 2人で楽しめる「すばせか」という時点で目新しいが、もっと面白いのはこの「2人プレイモード」を1人でプレイする方法もあること。つまり、設定を「2人プレイ」にして1人でJoy-Conを2つ持ち、ネクとパートナーを同時に動かしてバトルする、ということだ。

 こうすると、「2人のキャラクターを同時に操作する」というオリジナル版バトルシステムの斬新さが帰ってきたような気持ちになる。画面に2つあるマーカーを同時に裁きながら、敵に向かって効果的なサイキックを繰り出していくことになるが、そもそもマーカーを見失ってしまったり、サイキックの発動操作が一瞬わからなかったり、初プレイでは大いに混乱した。しかし、この“混乱する感じ”がむしろ「すばせか」らしい。そういう意味でも、「1人で2人プレイ」は「すばせか」ファンに最もおすすめできる操作スタイルだ。

「すばせか」ファンに最もおすすめできる操作スタイル「1人で2人プレイ」。混乱必至だがそれが面白い

気になる新シナリオ「A NEW DAY」は正式な続編ストーリー!

 最後にお伝えするのは、「-Final Remix-」で登場する新規シナリオ「A NEW DAY」について。公式サイトでもすでに紹介されているように、新たな死神「ココ」が登場するシナリオだ。

 「すばせか」ファンにとっても最も注目なのは、このシナリオが本編の正式な続編ストーリーであるということ。どんなストーリー展開の中で、どんな活躍をネクたちはするのか。ファンなら思わず期待してしまうところだ。

 今回はほんの序盤を見ることができたが、どうやらネクは再度「死神のゲーム」に巻き込まれているらしい。しかも今回は「ハードモード」という通達がある。パートナーになるビイトと共に街に出てみれば、シブヤはマップ構成がシャッフルされていて、明らかに一筋縄では行かない雰囲気がある。

 さらにいきなり姿を現わした死神の「ココ」は、「何が起きているかわからない」と言ったり、「一緒に行っていい?」と言ったり、愛嬌たっぷりの言動で敵らしさを感じさせない。

 さらにさらに、ネクにはある「映像」が時々見える。そこには知らない女性がいるが、手には見覚えのある“黒い猫のぬいぐるみ”を持っている。このぬいぐるみってもしかして……! というところで体験は終了。この序盤だけでは、何が起こるか予想がつかない展開だ。

「A NEW DAY」で新たに登場する死神「ココ」。死神らしからぬ天真爛漫なキャラクター
トレーラーにも登場した女性。ネクが見る「映像」の一部のようだ
このぬいぐるみは……!

 今回の体験から感じたのは、「-Final Remix-」がただのリメイク作ではなく、Nintendo Switch用にしっかりと焦点を合わせたタイトルだということ。何より大画面用に絵を描き直しているし、Nintendo Switchならではの操作方法も手応えのあるものになっている。ここに新シナリオが加わることで、改めてプレイし直す機会にも、新たに「すばせか」を知る機会にもなっている。気になる方は、発売までの約1カ月をもう少し待っていただきたい。