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超絶進化を遂げたポストアポカリプス「Dying Light 2」プレゼンテーションレポート
技術と物語が大幅進化!自分の選択で世界が変わる。ゲームのすべてが変わる
2018年6月11日 13:56
米Microsoftは、米国時間の6月10日に開催した「Xbox 2018 Briefing」にてエクスクルーシブタイトルや初公開のタイトルなど多くの情報を発表した。
「Dying Light」といえば感染者(ゾンビ)がはびこる世界の中をパルクールで駆け抜けつつ、アイテムを探し、道行くゾンビを倒したり、時には回避しながらクエストを達成していくという、表現を変えるとパルクールが派手なオープンワールドのホラーサバイバルアクションゲームといった具合だった。
だが今回発表された「Dying Light 2」では、パルクールというアクションはそのままに、ゲームシステムが大きく変化した内容が発表された。
リードでもご紹介したとおり、前作にあたる「Dying Light」ではゾンビが蔓延る街が舞台になっていた。だがトレーラームービーやアナウンスを見る限り「Dying Light 2」では少し様相が異なるようだ。
ポストアポカリプス的な世界観はそのままだが、(最低でも見た目は)ごく普通の人間たちが街の中で生活している。だがその住人たちは1枚岩ではなく、複数の勢力に別れているのだという。
例えば法と秩序に重きを置く勢力が、水を独り占めする勢力から水を解放するミッションを請け負ったとする。ここでプレーヤーは2つの選択肢を選ぶことができる。依頼どおり水を解放することと、独り占めする勢力と結託して水を闇市場に流すことだ。
たったこれだけの2つの選択肢でゲームの舞台が大きく変わるという。水を解放すれば街は秩序が守られるが、悪党(展開によってはプレーヤーを含む可能性もある)にとっては生きづらい街になる。逆に独り占めする勢力と結託すれば、プレーヤーは大きな報酬を得ることができるが、街の治安が大きく悪化するといった具合だ。
本作ではこうした1つ1つの選択肢によって、世界が、ゲームのすべてが大きく変わるという。
ここまでの発表でも興味深いが、個人的に気になったのがプレゼンの最中に“夜”をアピールしていた点だ。前作の「Dying Light」では夜になると「バイラル」という強力なクリーチャーが出現したり、ゾンビが多く出現したりと、昼間に比べると異常なほど難易度が高くなり、特にキャラクターが弱い序盤は昼は華麗なパルクールを決めながら颯爽と飛び回るが、夜に追手から逃げ回る必要があるという、昼と夜を対象的に描くゲームだった。
今回発表された「Dying Light 2」のトレーラーではゾンビらしき描写はなかったものの、発表では「夜をやり過ごす」という表現があった。確かに言われてみるとトレーラームービーにも夜の演出はなく、やり過ごすという表現からは夜間に何かが起きることが推測されるが……この辺りは続報を待ちたいところではある。
プレゼンやトレーラーを見る限りではゾンビ相手にパルクールで立ち回るのが面白かった前作からガラリと変えてきたなという印象だ。とはいえ選択肢によって世界が変わっていくというのは非常に面白いアプローチだと感じた。無数に存在する世界でどんな物語が展開されるのか、そして夜には何が待ち受けているのか。個人的にはナンバリングタイトルなのでどこかでゾンビを絡めてくるのではないかとは推測しているが、発売日なども含めて今後の情報発表に期待したい。