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「レッド・デッド・リデンプション2」、公式トレーラー第3弾から見ることができる魅力的な「時代の終わり」

10月26日発売予定

価格:未定

 ロックスター・ゲームズはプレイステーション 4/Xbox One用オープンワールドアクション「レッド・デッド・リデンプション2」の公式トレーラー第3弾と、基本ストーリーを公開した。

 1899年、アメリカ。開拓時代が終わり、法執行官は無法者のギャングを一掃し始めた。降伏や屈服しない者たちは、次々にその命を奪われていった。

 西部の町ブラックウォーターで大掛かりな強盗に失敗した後、アーサー・モーガンとダッチギャングは逃亡を余儀なくされる。連邦捜査官と国中の賞金稼ぎに追われる中、ギャングたちが生き延びるためにはアメリカの荒れた土地で強奪、暴力、盗みを働くしかなかった。

 抗争に関わるほど、ギャングはバラバラにされる危機に見舞われる。アーサーは、自らの理想と自分を育ててくれたギャングへの忠誠、そのどちらかの選択を迫られる。

【「レッド・デッド・リデンプション2」公式トレーラー第3弾】

 ムービーでは、横倒しになった貨車のところで警告する男達のシーンから始まる。細かい彫刻が入ったリボルバーが大写しになり、今作のこだわりが垣間見える。本作は“無法者時代の終わり”を描く。ガンマンと無法者は、“神話”として、過去の者となっていった。

銃の細かい彫刻。本作のこだわりが垣間見える
緻密にい表現された西部の町。この世界を歩いてみたいと強く思わせる

 映像では町の描写も見ることができる。行き交う馬、土がむき出しになった道路、当時の人々の服装に、建物の質感……緻密なグラフィックスで描き出される西部の町は膨大な資料で裏打ちされたリアリティを感じさせる。劇場での派手なパフォーマンスはハッとさせられるような美しさがある。

 町を襲う強盗、建物の中の表現も非常に見事だ、強盗を行ない、馬車を襲う、無法者達の激しい行動の一端が垣間見える。合間には激しい格闘シーンや決闘シーンが挿入されるが、新しいゲーム性を予感させるものとなっている。どのような物語が展開するか、とても楽しみなムービーとなっている。

 ゴールドラッシュが火をつけた西海岸への開拓、大陸間横断鉄道の開通、バッファローの狩猟と、大きな農場主がカウボーイを使って長い距離を運搬する「キャトル・ドライブ」、法の目が届かない開拓地での保安官と無法者の戦い、追いやられていくインディアンに、南北戦争で敗れた者達の流入、無法者が名を上げ町を牛耳る……「西部開拓時代」は終わりを告げようとしていた。

 前作である「レッド・デッド・リデンプション」は1910年、今作より後の時代を描いていた。無法者達がアメリカを追われ、メキシコに逃げる中、主人公のジョンは「最後の無法者」として追われていったが、今作の舞台は1899年、主人公アーサーはギャング団の1人として、時代の変化に直面することになりそうだ。

 「西部劇」はアメリカのみならず、日本でも人気のモチーフであり、独特の“憧れ”を生む世界だ。誰も守ってくれるもののない、力ある者が弱い者を虐げる世界の中で、銃という自分の力をよりどころに「自分の信条」を貫くために戦う世界。そこには現代の我々と違う方があり、正義がある。リアルで、緻密に再現された世界で、1人のガンマンとして生きる。そんな楽しさが再び体験できるのだ。

 「レッド・デッド・リデンプション2」はオンラインマルチプレーヤーも注力されるという。「グランド・セフト・オートV」のオンラインモード、「GTA オンライン」は、発売から数年経っても定期的なアップデートが行なわれ。プレーヤーはロスサントスでの生活を謳歌している。「レッド・デッド・リデンプション2」のオンラインモードにも大きな期待がかかる。今後の情報も楽しみにしたい。