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「レッド・デッド・リデンプション2」、ゲームプレイトレーラーから見る革新性
共同生活、やりとりから生まれる関係……実感を伴った西部の生活
2018年8月10日 02:05
ロックスター・ゲームスは、10月26日に発売となる「レッド・デッド・リデンプション2(「RDR2」)」のゲームプレイトレーラーを公開した。6分以上のムービーに本作のゲームシステムがしっかりと紹介されており、必見のムービーとなっている。本稿では各要素をピックアップして紹介していきたい。
まず驚かされるのが「日本語のナレーション」。ロックスター・ゲームスのムービーではあまり例がないが、情報量がしっかり詰まった今回のムービーではぴったりはまっている。ゲームの舞台は1800年代後半、アメリカが最も強大な国家へと変貌していく時代だ。開拓地に人が押し寄せ、街ができ、開拓が進められていく。
本作は単なるオープンワールドではなく、インタラクティブでリアルな世界を目指しているという。アクション性、ゲームプレイ、ストーリー……全てに革新的な要素が込められている。マップは広大であり、荒野、森林、砂漠、街様々な場所が表現されている。
プレーヤーはアーサー・モーガン、無法者の集団、ダッチギャングの有能な幹部となる。ギャングの一団となり、“生活”を営んでいく。ギャングは様々な圧力から逃れ、キャンプで共同生活を営んでいく。睡眠、食事、ゲーム、会話……アーサーはキャンプの人々と共に暮らし、家族のような絆を結んでいく。
キャンプに食料や物資をもたらせば団結力を維持できる。他のメンバーと一緒に過ごすことで仲間達の秘密を知ったり、共に悪事を行なうチャンスも生まれる。キャンプだけでなく、プレーヤーの行動は周囲の人々に影響を及ぼしていく。
コミュニケーションは銃だけではなく、すれ違いざまの挨拶でも相手に様々な反応を導き出すことができる。相手を脅したり、ケンカを売ったり、保安官に許しを請うたり、目撃者を脅して口をつぐませることもできる。対立を激化して向こうに仕掛けさせたり、なだめて戦いを回避したりもできる。インタラクションの行動で、状況は様々に変化していく。プレーヤーの行動がアーサーの評判を変化させていくという。
そして戦闘である。リアルな肉弾戦、しっかりとした反動がある没入感たっぷりの銃撃戦、銃の種類での使い分けなども重要となる。銃と同じように重要なのが馬だ。馬との繋がりは深めていくことで関係が変化していく。戦闘時などパニックを起こしそうな状況でも信頼があれば言うことを聞いてくれるという。また馬には作業用など用途に適した種類も設定される。
「RDR2」では前作以上に野生動物、生態系の描写も力が入っている。狩るものと狩られるもの、死体あさりのスカベンジャー、野生動物は狡猾だが、狩りで仕留められればキャンプの資産となる。野生動物の皮を売れば、雑貨店や銃砲店、酒場などで使える金を得ることもできる。
今回はゲームプレイトレーラーの第1弾だ。これだけでもこれまでのゲームと大きく違う、自由度とリアルな感触を持ったオープンワールドであることが伝わってくる。人々と関係を育み、過酷な自然と、銃が左右する無法の世界を生きぬいていく、西部の生き様を実感できるゲームとなりそうだ。
第2弾のゲームプレイトレーラーでは、ミッション、アクティビティ、敵対ギャング、強盗、さらにデッドアイシステムのリニューアルが説明されるという。こちらも非常に楽しみだ。