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【特別企画】「World of Tanks Console」の魅力をディープに語り尽くす!
2017年7月17日 07:00
コラボ車輌/搭乗員/スキルなどなど、賑やかで飽きさせない豊富なコンソール版オリジナル要素
おそらくPC版のユーザーがコンソール版を試して見て一番驚くのは、コンソール版オリジナル要素の豊富さだと思う。
コンソール版では、毎週のようにコンソール版オリジナルの新車両が販売されたり、各種Opsの報酬として用意される。それはFatherland IS-3Aのように既存戦車にオリジナル塗装が施されたモデルだったり、「ガールズ&パンツァー」とのコラボ戦車Pz.Kpfw. IV Ausf. H Girls und Panzerだったり、Champion Panther/M10やVanquisher Sentinel AC IのようなOps専用モデルだったり、Tiger 131のように実在戦車の復元モデルだったりなど、実に様々なバリエーションがある。
もちろん、それらに加えてPC版と同じようにレア車輌の販売もあるため、いつもプレミアムショップは様々なプレミアム車両でギッシリだ(この豊富なプレミアム車両との向き合い方については、別稿のビギナーガイドで解説しているのでそちらも合わせてご一読頂きたい)。このオリジナル戦車の多さは明らかのPC版とは異なるポリシーで運営されており、戦車好きにはたまらない要素だ。
そしてオリジナルマップの多さも魅力のひとつだ。スコルピオーン山道、太平洋の島、アルデンヌ、リバティフォールズなど、PC版に存在しないコンソール版オリジナルのマップが定期的に追加される。つい先日も告知なしでいきなりカセリーヌ峠が追加されたぐらいで、その上でマップによっては季節や天候、昼夕夜のバリエーションがあり、さらに竜の峠や隠れ里、コマリン、港などPC版ではすでに削除されたマップもまだ現役で使われているため、マップのバリエーションが凄まじく多い。
ランダム戦で使われるローテーション対象のマップがあまりに多いため、運が悪いと「あ、このマップ1カ月ぶりだわ」というようなこともままある。たとえば、今回の特別企画のために、現状唯一台風が発生する「太平洋の島」で台風のスクリーンショットを撮ろうと500戦ほどプレイしたが1度も発生しなかった。筆者は悪天候や夜戦が好きなのでそれらになると当たりを引いた気持ちになる。まさに“レアマップ”である。
細かいところだとオリジナル搭乗員やオリジナルスキルというものもある。実在のアメコミとのコラボ戦車などに登場した搭乗員/スキルで、たいていはオリジナル車輌とワンセットになっている。アメリカンコミック「World of Tanks: Roll Out!」のリリースを記念して販売されたCromwell Snakebiteは、コミックの主人公Simon Linnetが搭乗しており、彼の固有スキル“Snakebite”は、レティクルの収束スピードが5%早くなるというもの。ハリウッド映画「Fury」とのコラボ車輌 Sherman Furyには、ブラッドピット演じる主人公Don "Wardaddy" Collierが専用グラフィックスで搭乗している。
日本発のコラボ車輌と言えば、なんといってもアニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボレーションで実現した「IV号戦車D型改[H型仕様]」(ゲーム内ではGirls Und Panzer Pz. IV H)だろう。2016年1月から4月いっぱいまで、PS4版のサービス開始に合わせて実施され、2017年4月にも再販されたばかり。コンソール版オリジナルの人気車輌であるため今後もひょっとしたら再販があるかもしれない。
惜しむらくは搭乗員が主人公の西住みほらあんこうチーム一行ではなく、無名の搭乗員が割り当てられているところ。もちろん、ボイスも男だし、オリジナルスキルもない。筆者はOpsで無料で獲得しておきながら文句を言うのもアレだが、ここは明確な不満点のひとつだ。もし今後コラボが継続されるのであれば、PC版のように搭乗員やそのスキル、ボイスまで盛り込んでもらいたいところだ、と書いていたら、新たな日本発コラボ「戦場のヴァルキュリア」コラボが発表され、エーデルワイスとネームレスにはオリジナル搭乗員と吹き替えボイスが入っているという! やればできるじゃないか!(なぜか偉そう)。というわけで実装が非常に楽しみだ。ちなみに、「戦場のヴァルキュリア」コラボ車輌は6月23日~7月10日までの期間限定発売となっているため、「戦場のヴァルキュリア」ファンはお見逃しなく。