【特別企画】

「Path of Exile 2」アーリーアクセスの詳細が先行体験会で明らかに!

アーリーアクセス時点で体験可能な大ボリュームのエンドゲームシステムも用意

 続いて紹介するのは前述でも少し述べたエンドゲームシステムについて。前作「PoE」をプレイしたことがある方にとっては常識と言えるかもしれないが、本作におけるキャンペーンモード(ストーリー)のクリアは始まりにすぎない。「PoE」の熟練プレーヤーは、キャンペーンモードはチュートリアル、と語る人もいるが、それは無限に遊べてしまうエンドコンテンツの存在を示すものとなっているのだ。

 今作「PoE 2」には、現時点で7つの広範なエンドゲームシステムが用意されているという。これには様々なバイオームの多数のエリア、より強力なクラフト、さらなるボス、ユニーク装備の発見などが含まれており、ゲームを進めるごとに徐々に新たな道がアンロックされていく仕組みになっている。また、各エンドコンテンツを進めていくにつれ、マップの報酬を増やしたり、コンテンツの仕様を変更したりできる特別なパッシブツリーへのアクセスが可能となることも明らかとなった。

 また、エンドゲームの中枢を担うシステムの1つとして紹介されたのは「アトラス」と呼ばれるコンテンツ。アトラスというのは、キャンペーンモードとは別に存在する無限に広がるマップのことで、中央にそびえ立つ寺院内でポータルを開くことにより、様々なエリアを探索できる。ポータルを開くには「ウェイストーン」と呼ばれるアイテムが必要で、このウェイストーンには出現モンスターのレベルを決定するティアが存在する。高ティアなウェイストーンほど、強力なモンスターが出現するエリアに入ることができるが、モンスターの種類や探索エリアのロケーションなどは完全にランダムとなるようだ。

 ポータルから進んだエリアを探索し、その区域に出現するモンスターを全て倒し、浄化を完了することで、さらにその先のワールドに進んでいくことができるのだが、一度戦闘不能になってしまうとそのエリアの進行は不可能となってしまうため、再度その先のワールドへ行くためには別のルートを探す必要があるとのこと。挑戦失敗がある種のペナルティとなり、なかなか緊張感のあるコンテンツに思えるが、道中では稀に豪華な報酬が入った「ストロングボックス」と呼ばれる宝箱が出現することもあるため、挑戦する価値は十分にあるという。

 なお、「ストロングボックス」には罠が仕掛けられていたり、開けた瞬間に強いモンスターが襲ってくることなどもあるそうで、これまたドキドキさせられる仕組みとなっている。かなりやりごたえのあるコンテンツとなりそうなので、腕に自信のあるプレーヤーはしっかりと準備を整えてぜひ挑戦していただきたい。

これがアトラスの中心にある寺院内。ウェイストーンを使用してポータルを展開していく
アトラスのマップだ。アイコンによってどのようなエリアになっているかがわかるようになっているが、出現するモンスターの種類やローケーションはランダム。また、建物などを発見していくと、周囲に様々な影響が発生したりするとのこと。1つのエリアに対して複数のルートが存在する
プレゼンではエンドコンテンツをモンクで進んで行く様子が紹介されたが、開発者であってもボス戦などは苦戦する様子も見られた。エンドコンテンツの難易度は高めで、歯ごたえあるプレイを楽しめそうだ

 今回の体験会は、上記で紹介してきたもの全てをフルでプレイできるというものだったが、プレイ時間には限りがあり、レベル1の状態でゲームをスタートして筆者がたどり着けたのはAct1の終盤手前まで。気になっていたアセンダンシーやエンドコンテンツは残念ながら実際に体験することは叶わなかったが、道中で登場するボスに何度もやられながら、アクション要素がたっぷり追加された歯ごたえのあるゲームプレイを楽しめた。

 各コンテンツの詳細などについては、公式のライブストリーミングなどでも明らかになっていくと思うが、日本語での詳細な情報が見つけにくいゲームとなっているので、今後も最新情報などをお届けできればと思う。

 「PoE 2」はPC版のほか、XboxやPS5といった家庭用ゲーム機でも同時リリース予定。さらに日本語にも対応しており、前作をプレイしていなかった方でも気になっている方は多いかと思う。興味のある方はぜひ12月7日4時からスタートするアーリーアクセスに参加してみてほしい。

Act1の途中でめちゃくちゃ苦戦したボス
何度もやられてしまったが、悔しくて諦めずにチャレンジした末、なんとか撃破に成功
今回のアーリーアクセスではボイスは英語のみだが、文字については日本語対応されている。開発中のため、たまに翻訳抜けなどがあったが気にならないレベルで、問題なくプレイできた