【特別企画】
「Path of Exile 2」アーリーアクセスの詳細が先行体験会で明らかに!
2024年11月22日 07:00
アーリーアクセスへの参加方法などが明らかに! アクセス権+特典付きのサポーターパックが販売
「PoE」の続編となる今作「PoE 2」は、既に発表されている通り最初からXbox、PS5でのリリースが確定。家庭用ゲーム機で手軽にプレイできることに加え、日本語にも対応するということで、日本国内のファンはもちろん、前作をプレイしていなかったという人も大きな期待を寄せていることだろう。9月に東京で開催されたゲーム展示会「東京ゲームショウ2024」で出展されていた「PoE 2」試遊コーナーは大盛況だったことも記憶に新しい。
そんな「PoE 2」だが、アーリーアクセスについては開催時期の発表はあれど、肝心の参加方法やその内容について詳細が公開されてこなかった。今回のアーリーアクセス体験会では、本作のプロデューサーであるジョナサン・ロジャース氏が実機でのゲームプレイを交えながらアーリーアクセス、さらにはエンドコンテンツについてプレゼンテーションを行なってくれたので、その内容について紹介していこう。
まず、アーリーアクセスへの参加方法だが、大きく分けて2通りあるとのこと。1つは、前作「PoE」をプレイしているベテランプレーヤー、いわゆる一定額を課金したことがあるプレーヤーに対してはアカウント登録してあるメールアドレス宛にアクセス権がプレゼントされるという。このアクセス権を受け取ったユーザーは、追加料金なしで「PoE 2」のアーリーアクセスへ参加が可能となるようだ。
もう1つは、アクセス権入りのサポーターパックを購入することで、誰でもアーリーアクセスへ参加することができるとのこと。サポーターパックは全部で6種類あり、それぞれ付属する特典が異なる。高額なサポーターパックを購入するほど貰える報酬は豪華になっており、ゲーム内で使用できる通貨も多く貰えるため、長くゲームをプレイしようと考えているプレーヤーにとってはかなりお得な内容となっているのだ。
各サポーターパックの詳細については以下の通り。なお、一部サポーターパックはアクセス権なしの特典のみが貰えるものとなっており、PC版以外のプラットフォームでは基本となる30ドルの「早期アクセスサポーターパック」以外はアクセス権は付属しないので注意してほしい。2つ以上のアクセス権については、友人などに譲渡することでパーティープレイを体験できるようになっているとのことだ。
早期アクセスサポーターパック
価格:PC・Xbox・プレイステーション/30ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 300ポイント
- アーリーアクセスキー×1
Lord of Ogham サポーターパック
価格:PC・Xbox・プレイステーション/60ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 600ポイント
- Lord of Ogham アーマーセット
- Lord of Ogham バックアタッチメント
- The Rust King ポータルエフェクト
- Iron Count's Zweihander Sword スキン
- Baby Crowbell ペット
- Lord of Ogham Kiwi ペット
- Commemorative Hillock Statue 隠れ家デコレーション
- Lord of Ogham サポーター フォーラム 称号/バッジ
- Lord of Ogham サポーター ソーシャルフレーム
King of the Faridun サポーターパック
価格:PC・Xbox・プレイステーション/100ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 1000ポイント
- King of the Faridun アーマーセット
- King of the Faridun バックアタッチメント
- Deshret's Blessing レベルアップエフェクト
- The Dreadnought 隠れ家
- Tyranny's End Spear スキン
- Faridun's Glory Bow スキン
- King of the Faridun Kiwi ペット
- Commemorative Vaal Oversoul Statue 隠れ家デコレーション
- King of the Faridun サポーター フォーラム 称号/バッジ
- King of the Faridun サポーター ソーシャルフレーム
Thaumaturge of the Vaal サポーターパック
価格:PC/160ドル Xbox・プレイステーション/150ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 PC/1,600ポイント Xbox・プレイステーション/1,500ポイント
- アーリーアクセスキー×1 ※PC版のみ
- Thaumaturge of the Vaal アーマーセット
- Thaumaturge of the Vaal バックアタッチメント
- Soulcore Weapon エフェクト
- Doryani's Idol Focus and Shield スキン
- Wand of the Thaumaturge スキン
- Royal Sacrifical Dagger スキン
- Thaumaturge of the Vaal Kiwi ペット
- Commemorative Dominus Statue 隠れ家デコレーション
- Thaumaturge of the Vaal サポーター フォーラム 称号/バッジ
- Thaumaturge of the Vaal サポーター ソーシャルフレーム
- Path of Exile 2 Tシャツ ※PC版のみ
Warlord of the Karui サポーターパック
価格:PC/240ドル Xbox・プレイステーション/220ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 PC/2,400ポイント Xbox・プレイステーション/2,200ポイント
- アーリーアクセスキー×3 ※PC版のみ
- Warlord of the Karui アーマーセット
- Warlord of the Karui バックアタッチメント
- Karui Totemcaller Rare Finisher エフェクト
- Ancestral Canoe クラフトベンチ
- Akoya's Felling Axe スキン
- Tukohama's Crusher Mace スキン
- Warlord of the Karui Kiwi ペット
- Commemorative Malachai Statue 隠れ家デコレーション
- Warlord of the Karui サポーター フォーラム 称号/バッジ
- Warlord of the Karui サポーター ソーシャルフレーム
- Path of Exile 2 パーカー ※PC版のみ
Liberator of Wraeclast サポーターパック
価格:PC/480ドル Xbox・プレイステーション/370ドル
【内容】
- ゲーム内通貨 PC/4,800ポイント Xbox・プレイステーション/3,700ポイント
- アーリーアクセスキー×5 ※PC版のみ
- Liberator of Wraeclast アーマーセット
- Liberator of Wraeclast バックアタッチメント
- Beacon of Salvation 隠れ家
- Window to Twilight ポータルエフェクト
- Throne of the Ruler マップデバイス
- Light of Divinity Sceptre スキン
- Deliverance Crossbow スキン
- Justice Flail スキン
- Redemption Shield スキン
- Liberator of Wraeclast Kiwi ペット
- Commemorative Kitava Statue 隠れ家デコレーション
- Liberator of Wraeclast サポーター フォーラム 称号/バッジ
- Liberator of Wraeclast サポーター ソーシャルフレーム
- Path of Exile 2 アートブック ※PC版のみ
- Twilight Order Foil 聖遺物の箱 ※PC、Xbox版のみ
アーリーアクセスではキャンペーンモードAct3までプレイ可能。6つのクラスと2つのアセンダンシークラスを体験できる
アーリーアクセスの体験範囲については、キャンペーンモード(ストーリー)のAct3までをプレイできるとのこと。ゲームスタートからAct3までのクリア時間は、新規プレーヤーの場合で約25時間ほどだという。
ジョナサン・ロジャース氏曰く、ストーリーは全6章までを用意しているが、本作におけるキャンペーンモードは特に重要視している部分となっていて、アーリーアクセスで全てを体験できてしまうのは勿体ないと考え、Act3までの制限をかけることにしたとのこと。4章から6章までを用意する代わりに、ボリューム感のあるエンドコンテンツを実装しているので、物足りないという人はそちらに集中してほしいとしている。
また、Act3をクリアすると、新たな難易度「Cruel(残酷)」が選べるようになるとのこと。この難易度を選択することで、全てのモンスターとボスがレベルアップする代わりに、新たな報酬も用意され、キャンペーンモードを俗に言う、“強くてニューゲーム”的な感覚で繰り返しプレイできるというわけだ。ただし、この「Cruel」難易度は正式リリースで4章以降が追加されると同時に撤廃予定とのこと。アーリーアクセスのみ体験できるものとなっているようだ。
なお、アーリーアクセス開始時には50のボスと400種類のモンスターが登場予定だという。これはゲーム全体の2割程度で、さらにリリース時にはコンテンツ自体も2倍となる想定とのこと。アーリーアクセスで極限までやり込んだプレーヤーでも、正式リリース以降はさらなる膨大なコンテンツを新たな気持ちで楽しめるかと思うので、歯ごたえのある「Cruel」難易度を周回プレイしながら装備を厳選し、キャラクターをとことん強化していくなど、アーリーアクセスを心置きなくプレイしていただきたい。
もうひとつ、アーリーアクセスで気になる点といえば操作可能なクラスについて。ゲームをスタートするとまずクラス(職業)を選択していくのだが、アーリーアクセスでプレイできるのは「モンク」、「ウォーリア」、「ウィッチ」、「ソーサラー」、「マーセナリー」、「レンジャー」の6つのクラス。ここまでは「TGS2024」での試遊時と変わりはなく、若干がっかりしていたところだが、今回は各クラスごとに2つのアセンダンシークラスを体験することができるようになっているのが大きなトピックだ。
アセンダンシーとは前作にもあったシステムで、ざっくり説明すると戦闘スタイルを自分好みに変更できるというもの。例えば、ウォーリアであれば、“ウォーブリンガー”と“タイタン”というアセンダンシークラスが存在する。“ウォーブリンガー”は、祖霊を召喚してダメージを吸収するバリアを張ったり、「ウォークライ」のクールダウンを無視することができるようになるといった、間接的な強化などを得意とする戦闘スタイルとなっているのに対し、“タイタン”は「アースブレイカー」という地震を引き起こす強力な攻撃を繰り出せたり、スタンした相手に与ダメージが40%増加する「サプライジング・ストリングス」というスキルが使用可能になるなど、力でゴリゴリ押していくタイプのスタイルとなっている。このように、各クラスごとで自分好みの戦闘スタイルを選択できるというわけだ。
アセンダンシークラスは最初から選択できるかというとそうではなく、ゲームを進めていくと挑戦できる試練をクリアすることでアクセス可能となる。試練は現時点で3つ存在することも明かされたが、今回のアーリーアクセスではその内の2つ「Trial of the Sekhemas(セケマの試練)」と「The Trial of the Chaos God(混沌の神の試練)」をプレイできるようになっている。
いずれの試練も、挑戦するにはゲームを進めていくと入手できる特別なコインやトークンといったキーアイテムが必要。今回お披露目された2つの試練は、基本的にモンスターや数々のギミックが登場する複数のフロアをクリアしていき、最奥で待ち受けるボスを倒すことでアセンダンシークラスが選択可能となるポイントを獲得できるようになっているようだ。
なお、アセンダンシーポイントはそれぞれの試練を組み合わせて獲得してもいいし、1つの試練を重点的にこなして獲得してもいいとのこと。難しかったり、自分のプレイスタイルに合わなければ苦手なコンテンツをスルーできるという、この手のゲームにしては斬新な設計になっていて、こういったユーザーファーストな施策が随所に取り入れられているのも「PoE 2」の特徴という印象を受けた。
また、この試練はクリアすることでアイテムや装備品といった戦利品も獲得できるようになっていて、各試練でしか手に入れることができないユニーク品なども存在するとのこと。最終的には目当ての報酬を目指して周回するエンドコンテンツとしても楽しめるものなっているようだ。
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