【特別企画】

米ディズニーランドで「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」を体験!

演出もつくりも超贅沢! 没入型SWアトラクションのすごさをレポート

【Star Wars: Rise of the Resistance】

2020年1月 オープン

 アメリカ、カリフォルニアのディズニーランド・パークに、「スター・ウォーズ」の世界をたっぷり体験できるテーマランド「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ(Star Wars: Galaxy's Edge)」がある。

 今回、ユービーアイソフトより8月30日発売予定(アーリーアクセスは8月27日から)のオープンワールドアクション「スター・ウォーズ 無法者たち」の体験会に関連して、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」を訪れることができた。

 本稿ではそのなかでも、最大級に感動したアトラクション「スター・ウォーズ: ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」の体験レポートをお届けしたい。

 なお「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」で体験できる「スター・ウォーズ」の世界と、「スター・ウォーズ 無法者たち」の体験については別稿でお伝えしているので、参考にしていただきたい。

「スター・ウォーズ」世界への随一の没入感を体験

 「スター・ウォーズ: ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は、レジスタンスの一員となって参加するライドタイプのアトラクション。ライドタイプといっても、ただ乗り物に乗って楽しむだけではない。それ以前の待機列も含めて、ストーリー仕立てで世界に没入させてくれるところがとても優れている。

 ゲストは当初、ブリーフィングルームに通される。そこでレジスタンスとしてのミッションを聞き、レイア将軍の待つ秘密基地へと輸送機で移動することになる。

ブリーフィングルーム。レイとBB-8が登場する

 ほかのゲストたちと一緒にブリーフィングルームを出て、輸送機へと乗り込むと、輸送機は地上から一気に宇宙空間へと飛び立つ。その様子は窓からも確認できるが、ここでトラブルが発生。ファースト・オーダーのスター・デストロイヤーに発見され、輸送機ごと拿捕されてしまうことに。

 そして輸送機の入口が開くと、艦内にストームトルーパーが一斉に並ぶ姿が。さきほどまでいた安全な地上から、一気にスター・デストロイヤーの内部に来てしまったことが鮮烈に演出される。本アトラクションのイメージとして使用されることの多いこの光景は、まさにディズニーらしい“マジック”にかかった瞬間のシーンだと言えるだろう。

黒いT-70 Xウイング。ポー・ダメロンの搭乗機であることを示している
レジスタンスとなったゲストたちが乗り込む輸送機。ここからマジックが始まる……!
宇宙空間へと飛び立つも、ファースト・オーダーにレジスタンスだとバレて拿捕されてしまう
扉が開くと、ストームトルーパーの列が目の前に広がる

 ファースト・オーダーの兵士が「降りろ」とぶっきらぼうな口調でゲストの移動を促すと、そのまま再度待機列に並ぶことになる。スター・デストロイヤーの中を進んでいくと、今度は他の兵士から「何名だ」「赤の上(赤のマークの上で待て、という指示)」と淡々と指示されていく。そして人数が揃ったところで、「監房に入れ」と言われる。

 普通に考えればアトラクションを楽しむための待機列だが、この場面では、ゲストは「監房入りを待つ捕虜」の扱いになっていた。待機列ごと演出に使用するスマートさに、筆者はとても感動してしまった。

ニコリともせず列を捌く兵士たち(完全に役に入っている)
監房にて。出口はどこにもない

 しかし、状況はシリアスである。監房に入れられると、はっきり言って壁しかない。目の前には恐るべしカイロ・レンも登場し、こちらを脅してくる。八方塞がりでどうなるのか……と思っていると、突然壁に光が走り出す。

 壁を削り出すような音が聞こえると、ガコンと壁のひとつが外れて、我々を逃がそうと画策してくれたレジスタンスが姿を現わす。「乗り込め!」と促されると、そこからついにライドに乗り、スター・デストロイヤーからの脱出作戦が開始となる。

 どうやって脱出するのか、そこで何が起きるかの詳細はぜひ実際に乗って確かめていただきたいが、起きる出来事はとにかく派手だ。ファースト・オーダーに捕まるまではじっくり進んだが、今度は怒涛のように事態が次々と展開していく。

ライドに乗ってからは、スリル満点の脱出アクションが連続する! セットのひとつひとつも見どころ満載

 戦闘力0のゲストが脱出するためには絶対に敵に見つかってはいけないと思うのだが、あっさりストームトルーパーに見つかるし、ブラスターで撃たれまくるし、カイロ・レンにも追いかけ回されるハメになる。

 ライド型アトラクションとして見ると、床を進む横移動だけでなく、エレベーターに乗って縦方向への移動があったり、ある場所にたどり着くと、ライドに乗ったまま「スター・ツアーズ」のような体を大きく揺さぶられる体験が始まったり、とにかくアトラクションとして唯一無二で、驚きと感動と楽しさが一気に溢れる時間だった。

 「スター・ウォーズ」の世界に入り込めるディズニーのアトラクションはいくつかあるが、ストーリーテリングやライドのつくり、「スター・ウォーズ」世界への没入感という点で、とても贅沢な内容と言えるだろう。「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」を訪れたなら、必見レベルでオススメのアトラクションだ。

圧巻です!