【特別企画】

Amazon Games新作「スローン・アンド・リバティ」先行体験

NCSOFT開発の超王道MMORPG。パーティダンジョンを体験

【スローン・アンド・リバティ】

9月17日 正式サービス開始予定

価格:基本無料(アイテム課金制)

 Amazon Gamesがパブリッシャーとなり、NCSOFTが開発しているMMORPG「THRONE AND LIBERTY(スローン・アンド・リバティ)」。6月にアメリカで開催されたゲーム展示イベント「Summer Game Fest: Play Days」にて触れることができたので、その模様をお伝えする。

 「スローン・アンド・リバティ」は、オープンワールド「ソリシウム」を舞台としたMMORPG。PCのほか、プレイステーション 5とXbox Series X|Sのクロスプラットフォームで展開する。基本プレイは無料(アイテム課金制)。オープンβテストが7月18日から23日まで実施予定で、9月17日に正式サービス開始予定となっている。

【THRONE AND LIBERTY:アナウンストレーラー】

 本作は最新世代機向けらしい美しいグラフィックスと、王道かつクラシックなMMORPGのシステムが合わさった内容が特徴となる。敵をターゲティングしながらスキルなどを発動し、敵から繰り出される攻撃やギミックは移動によって回避する。味方との協力マルチプレイや、大規模なPvP戦なども楽しめる。

あらゆる点で“王道”のMMORPGになるようだ

 体験では最大6人まで組めるパーティでダンジョンを攻略していった。“王道”と先ほどあえて書いた通り、本作は往年のMMORPGに通ずるような戦闘システムが採用されている。

 今回は魔法をメインに扱うキャラクターを使用した。戦闘時に使用できるスキルは12種類で、詠唱時間がかかる代わりに強力だったり、発動とともに後ろへ下がって敵との距離を取れるものだったり、様々な魔法を放てる。

 試遊ではXbox Series X版を使用したが、具体的にはコントローラーのRBを押しながらABXYボタンで4種類、RTを押しながらABXYボタンで4種類(切り替え可能で+4種類)を発動という操作方法になっていた。コントローラーでも、しっかりとプレイできた。

実際の戦闘画面。魔法を扱う場合は、敵との距離を適切に保ちながら魔法を撃ち込んでいくことが求められる

 また目新しい部分もある。本作は職業を選択するのではなく、持っている武器によって扱うスキルなどが決まり、2種類の武器を常時持ち替えることができる。

 加えて、特定の移動時は動物の姿に変身できるのもユニークだ。地上でのより素早い移動ならヒョウ、空中を飛ぶ場合はワシ、水中を進む場合はカワウソといった感じで、変身して移動する。どの動物に変身するかは、様々な種類の中から選ぶことができる。

動物に変身して移動するシーン。どんな動物になるかでプレーヤーの個性が出せそう

 敵との戦闘と移動を繰り返してダンジョンの最奥へと到達すると、ボスが待っている。ボスとの戦闘はギミックがあり、攻撃や仕掛けに対応しないと高ダメージを食らう。今回のボス戦では、「緑色の攻撃」はすぐに走って避けること、力を集中させ始めたら周囲にある複数の仕掛けを作動させることで、敵の行動を解除できるなどの攻略法が事前に伝えられ、これらに従うことで無事に倒すことができた。

 パーティメンバー6名で、わいわい言いながらダンジョンを進み、ボスに挑戦する。武器2種で役割を2つこなせるので、臨機応変に対応することも重要になるかと思う。王道のMMORPGが、最新のグラフィックスとシステムを伴ってやってきた印象だ。PCとPS5、Xbox Series X|Sという、コンソール機を含めた展開になっているところも興味深い。

 改めての紹介となるが、本作は9月17日正式サービス開始予定となっている。これに先駆けて、オープンβテストが7月18日から23日まで実施予定。気になる方は、ぜひプレイしてみるといいだろう。

ボス戦手前の休憩所で作戦会議をするシーン。火を囲んで座ることで体力と魔力を回復できる
今回挑んだボス。周囲の仕掛けは複数あるので、仲間と手分けすることがポイントとなっていた
事前にしっかり作戦会議したこともあり、無事討伐成功となった