【特別企画】

「アサクリ シャドウズ」、“一人重戦車型サムライ”弥助の戦闘アクションがすごかった

水遁の術が登場、奈緒江の忍アクションにも注目

【アサシン クリード シャドウズ】

11月15日 発売予定

価格  スタンダードエディション:9,790円(Xbox版のみ9,800円)

ゴールドエディション:15,400円
アルティメットエディション:18,150円(Xbox版のみ18,100円)
コレクターズエディション:34,980円

 11月15日発売予定(アーリーアクセスは11月12日より)の「アサシンクリード シャドウズ」には、奈緒江と弥助という2人の主人公が登場する。奈緒江は、伊賀にルーツを持つ忍。弥助は、巨大な体に恵まれた力強い侍だ。

 6月11日開催の発表イベント「Ubisoft Forward」に合わせて、今回「アサシンクリード シャドウズ」のデモ映像が公開された。プレーヤーは、どちらを操作するかを自身で選ぶことができる。今回は特に2人の対照的な戦闘方法に注目して、紹介したい。

弥助
奈緒江
ミッションではどちらを操作するかを選択できるようだ
この体格の差!

奈緒江は忍アレンジの効いたアサシンアクションに

 まず奈緒江は、「アサシン クリード」シリーズとしては比較的スタンダードなプレイ感になっている。忍らしい軽やかな身のこなしはもちろんのこと、フックを引っ掛けて高い壁を登ったり、クナイを投げて遠くの敵を倒したりなど、忍らしさがしっかりある。

 印象的だったのは、本作ではさらに“忍らしさ”に踏み込んでいること。たとえば、敵が部屋に入ってきて見つかりそうなとき、奈緒江は壁を登るのと同じ要領で、天井裏にスッと潜んで隠れるシーンがあった。

奈緒江は、いわゆる「イーグルアイ」が使える
影に潜みながらの移動が得意
フックのようなものを使って、壁を登ることができる
天井裏にスッと潜む奈緒江

 また池などがあれば、水の下に忍び込むことができる。そこから、竹筒を水面に出して空気を吸うといういわゆる「水遁の術」アクションも可能だ。障子越しに暗殺を決める、必殺仕事人的なシーンも見ることができた。

 戦闘面では、刀での戦いに加えて、鎖鎌を扱っていた。鎖鎌は鉄球を振り回して周囲の敵をなぎ倒したり、鎌をぐさっと刺して痛烈な一撃を与えたり、かなり強め。搦手と戦闘の両方で目標に近づいていくスタイルとなっている。

まさか「水遁の術」が見られるとは思わなかった
もちろん正面から戦うこともできる
鎖鎌をブンブン振り回す奈緒江。強力な攻撃手段となっている

弥助は正面突破が似合うパワー全振りの侍スタイルに

 一方の弥助は、想像以上に堂々と正面から攻めていくスタイルに仕上がるようだ。武器は、大刀など大型のものがメイン。今回は福知山城という城にいる、悪徳大名のハヤシを暗殺するというミッションだったが、弥助は壁などは登れないので、正門からのしのしと入っていく。

福知山の風景
弥助が犬と戯れるシーン
村人は弥助に道を譲り、一礼する

 奈緒江にとっては大型で手強い敵も、弥助からすると対等くらいの体格差であり、一撃の攻撃力が奈緒江よりも圧倒的に強い。また弥助は力が強いため、閉まっている扉などもタックルでぶち破ることができる。奈緒江なら迂回せざるを得ないところでも、弥助ならバーンと直進できる。こうした弥助の“筋骨隆々型サムライ”のスタイルは、奈緒江とはいい意味でまったく異なるプレイ感になるようだった。

 さらに言えば、弥助は火縄銃を使うことができる。ただでさえ近距離が強いのに、銃を持ったらほぼ反則なような気もするが、そこも含めて弥助らしさだろう。近距離に遠距離に強力で、敵が来たら全員を返り討ち。邪魔するものを潰しながらターゲットに向かってズンズン進んでいく、一人重戦車状態といった感じでプレイできるのが、弥助の醍醐味だと感じた。

 ほかにもデモプレイでは、丹波の福知山の村の風景などを見ることができた。本作には四季や天候変化の概念があり、美しい景色が移りゆく様子も魅力の一つになっているという。次の情報公開も、ぜひ楽しみにしたい。

とにかくパワーで押し込んでいくスタイルの弥助
壁は登れないが扉は壊せるというストロングスタイル
さらに火縄銃も使える。手が付けられない強さ
四季で変わる風景も見どころという