【特別企画】

東京ディズニーシー、「食べられるスプーン」レビュー

サクサク食感でおつまみにも良い。提供ケースにも秘密あり

【東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル】

開催期間:4月1日〜6月30日

 東京ディズニーシーにて、期間限定で「食べられるスプーン」が提供されていることをご存知だろうか。

 「食べられるスプーン」は、4月1日から6月30日まで開催されているフードイベント「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」で提供されているもの。

 本イベントは、東京ディズニーシー内の各店舗やフードトラックで、“食で世界を巡る”というテーマに沿ったメニューが各テーマポートごとに楽しめる。アルコールドリンクも各種揃っているので、大人ならではの楽しみ方ができるイベントとなっている。

ウォーターフロントパークではフードトラックと、食事などができるテーブルもある。夜にはライトアップされるので、雰囲気が抜群

 「食べられるスプーン」が提供されているのは、「ニューヨーク・デリ」と「フードトラック(ブルー)」の一部メニュー。今回メニューと合わせて「食べられるスプーン」を使って(食べて)みた。

 今回食べることができたのは、「ホタテ貝のマッシュポテト、シュリンプチップ添え」(800円)。舌触りのいい滑らかなマッシュポテトにホタテが入っているというもので、海鮮の風味にレモンのような柑橘系の酸味も効いていて、お酒にもじつに合う。

「ホタテ貝のマッシュポテト、シュリンプチップ添え」。「食べられるスプーン」が添えられている

 これを、添えられた「食べられるスプーン」を使って食べる。スプーンを持ってみたところ、感触は硬めのビスケットやクッキーに近い。マッシュポテトをすくうには十分の硬さで、使う分には一般的なスプーンと変わらない。口に含むと、ビスケットらしい、ザラッとした感触がある。

マッシュポテトをすくったところ。感覚は普通のスプーンと変わらない

 そのままマッシュポテトを完食したので、いよいよスプーンを食べる番だ。噛んでみると、思いのほか力をかけずに噛み砕くことができた。しっかりしているので、京都の八つ橋(生ではない方)くらいの硬さを覚悟したのだが、必要以上に硬いというわけではないようだ。

 味は非常にプレーン。サクサクとして食べやすい味で、食事の口直しにもなるし、そのままお酒のおつまみとしてもいい。不便さはとくにないので、おいしいしゴミは出ないしでなかなか良い体験だった。

おいしいのであっという間に完食。ここからが本番
カリッと食べてみる。プレーンなビスケットとしても食べやすい

 ちなみに「ホタテ貝のマッシュポテト、シュリンプチップ添え」は、容器の内側にフィルムが貼ってあり、ペリペリと剥がせるようになっている。食べ終わった容器のフィルムを剥がすと、きれいな容器の紙部分だけが残る。

 店舗のゴミ箱(今回の場合はニューヨーク・デリ)には紙容器用のリサイクルスペースがあるので、フィルムは通常のゴミ箱へ、きれいな紙容器は専用スペースに置くことで、ゴミ削減にさらに協力できる。

 なお、紙容器を出すときにもしゴミ箱の近くにキャストさんがいた場合、リサイクル協力のお礼として特別なシールがもらえる。キャストさんによるとシールはぜんぶで4色あるそうなので、食事とリサイクル協力をしつつ、集めてみてもいいだろう。「食べられるスプーン」と合わせて、ぜひ試してみていただきたい。

容器にはフィルムが貼ってあり、剥がせるようになっている
きれいな紙容器。持ち帰ってお土産としてもいいだろう
ニューヨーク・デリのリサイクルスペース
偶然キャストさんがいたので、リサイクルのお礼としてシールをもらえた