【特別企画】
7月31日までに乗りたい「スペース・マウンテン」再訪ガイド
東京ディズニーランドで41年。最後を飾るビッグイベントが開催中
2024年4月9日 14:45
- 【セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!】
- 開催期間:4月9日から7月31日
東京ディズニーランドのアトラクション「スペース・マウンテン」のスペシャルイベント「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」が、4月9日から7月31日まで開催されている。
「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」は、アトラクション「スペース・マウンテン」が7月31日でクローズすることに伴って開催されるスペシャルイベント。
開催期間中は、アトラクションの正面にイベント名でもある「The Final Ignition!」の文字が描かれたバナーが設置されるほか、現在の「スペース・マウンテン」のライドをモチーフにしたフォトロケーション「スペース・フォトプレイス」や、イベントに合わせた限定グッズやスペシャルメニューが販売される。
「スペース・マウンテン」といえば、東京ディズニーランド開園当初から運営されているアトラクションであり、それがクローズするということで、いまこそ貴重なラストフライトのチャンスとなっている。筆者も久方ぶりに東京ディズニーランドへ足を運んで「スペース・マウンテン」を堪能してきた。
本稿では、「スペース・マウンテン」にあらためて乗車したレポートと、クローズに向けたイベントを余すことなく楽しむための情報をお届けしたい。
「スペース・マウンテン」思い出のフォトスポットが登場
1983年に東京ディズニーランドが開園してから早41年、パークでは新たな施設やアトラクションがオープンしたりクローズしたりして、進化を続けてきた。そんななか、開園当初から現在まで活躍し続けるアトラクションがある。「スペース・マウンテン」こそがそのひとつだ。
正直なところ、筆者の東京ディズニーランドの思い出といえば、いつになったら順番がくるのかわからない、長蛇の列で途方もない時間を並び続けた子供の頃の思い出が真っ先に来てしまう。
並びながら、親にいつ自分たちの番がくるのかと問い続けているような飽きっぽい子供だったのだが、そんな記憶の中で筆者が今も覚えているのがこの「スペース・マウンテン」だ。
“夢と魔法の王国”というディズニーの世界のなかで、宇宙空間を高速で飛び回る「スペース・マウンテン」の内容は、筆者の目には異質に映っていた。薄暗いアトラクション乗り場から、星の光だけが見える闇の中を上下左右に、縦横無尽に高速移動していく体験にはひたすら興奮したものだ。
そんな現在の姿の「スペース・マウンテン」が7月31日を最後に幕を閉じようとしている。あくまでリニューアルとなるわけだが、その前に最後にもう一度体験してみたい。そう考えて東京ディズニーランドに向かうと、そこには筆者と同じようにクローズ前に体験しようと多くの人が集まっていた。
その人気は凄まじく、平日の午前中で待ち時間は80分と表示。取材した4月8日はイベント開催の前日(いわゆるスニーク日)で実質イベントは始まっていたため、その影響もあったかと思う。「スペース・マウンテン」については時間指定で優先的に搭乗できる「プライオリティパス」対象なので、待ち時間が気になるという方はあらかじめ「東京ディズニーリゾート・アプリ」をスマホに入れておくといいだろう。
「スペース・マウンテン」付近には今回の「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション」イベントに関連した数々の施策が行われている。
まず最初に目にするのが「The Final Ignition!」の文字が描かれたバナー。そして、アトラクション付近でゲストを出迎える「スペース・マウンテン」衣装に身を包んだキャストたち。フレンドリーに対応してくれるキャストたちからは、今回のイベント限定のオリジナルシールをもらうことができる。
そして「スペース・マウンテン」に向かって左手には現在の「スペース・マウンテン」のライドをモチーフにしたフォトロケーション「スペース・フォトプレイス」が新たに登場している。普段は撮影することができない、スペース・マウンテンのライドにのってる状態を写真に納めることができる。
子ども時以来の宇宙旅行は寂しさと大きな期待が混じる
ある程度周りを楽しんだあとは覚悟を決めてアトラクションへと向かった。スペースシャトル発射場を思わせるようなエスカレータを上がり、施設へと移動していく。
施設に入ると懐かしいコカ・コーラのロゴやパネルの出迎えと共に、近未来SFのような通路へと案内される。
さらに進むと巨大な宇宙船が佇むスペースポートへと到着。ここから宇宙旅行への旅に出発する。実はこれらの光景は筆者にとってあまり馴染みのないものだ。
それもそのはずで、スペース・マウンテンは2006年から2007年にかけて1回リニューアルされている。ロゴ、内装、キャストの衣装やスペースポートの宇宙船など、演出面においてかなり大掛かりな変更が加えられている。そのせいもあって、子どもの頃とはまた違う新鮮な気持ちでライドまでの移動を楽しむことができた。
そして、いざライドに乗車してみたら驚きの連発だ。子どもの頃の記憶だから大人になった今は“まぁ、こんなもんか”となるのではないかと心のどこかで思っていた。だが、それはあっさりと覆される。
まずはじめに、自分の思い出以上に中が暗い! 目を凝らすと星の光がかすかに見える程度で、ほぼ闇の中だ。そんな中を猛スピードで右へ左へ、上へ下へと縦横無尽に飛び回る。眼の前が真っ暗で自分がどこへ向かっているのかもわからないせいもあって、実際のスピード以上に速さを感じる。
予測不可能に暴れまわる動きには周りの乗客はもちろん、筆者も思わず声を出してしまうほどだ。大人になっても、いや、大人になったからこそ、自然と声が出てしまったのかもしれない。思い出に浸るどころかむしろ新鮮な気分で楽しんで、激しい宇宙の旅が終わりを告げた。
キャストの的確な指示のもと、凄まじいスピードで乗客が下船していくのだが、皆足取りが少しフラついているのがみえた。ライドから降りて出口へ向かうと、途中で大きなパネルが展示されている。2027年にオープン予定の新しいスペース・マウンテンエリアのイメージだ。
7月31日で現在の「スペース・マウンテン」はクローズしてしまうが、3年後の2027年に新しい形で「スペース・マウンテン」は帰ってくる。そこにいたキャストのお姉さんも一時的とはいえ「スペース・マウンテン」がなくなるのは寂しいとこぼしていたが、リニューアル後は一新されて戻ってくるので是非楽しみにしていてくださいと皆に明るく答えていた。
40年以上経った今でさえこんなにパワフルなのに、それが最新技術でリニューアルされたら、どんな体験となってしまうのか。筆者も2027年が楽しみでならない。
スペース・マウンテンのスペシャルメニューや限定グッズが盛り沢山
ライドを一頻り堪能したあとは、「スペース・マウンテン」のスペシャルメニューで一息つくことができる。
「トゥモローランド・テラス」では、パッションフルーツゼリーとレモンが入ったスパークリングゼリードリンクが登場。コカ・コーラの爽快感とバニラの甘い香りを楽しめる1杯となっている。さらに、パーク内の一部ポップコーンワゴンでは、イベントをイメージした特別デザインのレギュラーボックスが販売される。ドリンクと共に、ぜひとも手に取ってみてほしい。
特別デザインのレギュラーボックスのポップコーンはザ・ガゼーボ横、スウィートハート・カフェ前、トレジャーコメット横、ポッピングポッドの4箇所で販売されている。どこで買うかでフレーバーも変わるので、回ってみてほしい。
また、トゥモローランドにあるショップ「プラネットM」ではスペシャルグッズもラインナップ。「スペース・マウンテン」のキャストが着用していたコスチュームをアップサイクルしたワッペンバッジやクッション、「スペース・マウンテン」のライドのデザインをしたトミカなど、「スペース・マウンテン」の思い出を手元に置くことができるグッズが数多く並んでいる。
グッズの詳細についてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひともチェックしてほしい。
「スペース・マウンテン」最終日搭乗キャンペーンが実施中
そして最後に、「スペース・マウンテン」の最終フライト日、7月31日の優先搭乗権利が当たるキャンペーンが開催されている。
このキャンペーンは4月9日から6月16日の期間中、東京ディズニーランドに来園し、応募した方を対象に、抽選で250組500名を7月31日の「スペース・マウンテン」最終運営日の搭乗へ招待するものとなっている。
キャンペーン概要
応募期間:4月9日10:00~6月18日23:59
当選人数:合計250組500名様分
プレゼント内容:
・2024年7月31日の東京ディズニーランド 1デーパスポート [以下1組2名様分]
・当日の「スペース・マウンテン」優先搭乗(時間指定あり)の権利
・記念品
ご招待日:2024年7月31日
搭乗指定時間:7月31日当日10:00〜13:00(1回限り)
(指定時間を過ぎると優先搭乗の権利は無効となります)
※最終時間の搭乗ではありません。
※ご招待当日、優先搭乗の権利は、指定時間内の1回限りです。
※ご招待当日の入園受付時間は、午前11時までを予定しております。
※パークまでの交通費および飲食、宿泊費などはご自身でご手配ください
□スペース・マウンテン最終日搭乗キャンペーン~新たな未来へ!ザ・ファイナルイグニッション!~キャンペーンページ
東京ディズニーランドの歴史ともいえるアトラクションを体験できる最後のチャンス。このチャンスを逃すと次に「スペース・マウンテン」に乗れるのは3年後だ。過去に乗った方も、そうでない方も、このまたとない機会にディズニーランドで新しい思い出をつくりに行ってはどうだろうか。
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