【特別企画】
「BLUE PROTOCOL」新クラス「ビートパフォーマー」先行プレイレポート
新たなクラスはギターとアンプを駆使して戦う! パーティに1人は欲しいバフ・デバッファー
2024年4月12日 16:00
- 【BLUE PROTOCOL:新クラス「ビートパフォーマー」】
- 4月24日 実装予定
バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオが提供するプレイステーション 5/Xbox Series X|S/PC(Windows)用オンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)に、新たなクラス「ビートパフォーマー」が4月24日のアップデートにて実装されることが発表された。
ビートパフォーマーは「BLUE PROTOCOL」で新たに選択可能となる7つ目のクラス。楽器を武器としており、バフ・デバフを与えるスキルや、広範囲の敵への攻撃を得意としたサポータークラスだ。公式ではまだ簡単な概要しか紹介されていないこのクラスだが、今回メディア向けに用意された専用の環境でビートパフォーマーを先行体験することができた。本校では一足先にプレイしてみたビートパフォーマーの詳細についてお届けしていく。
なお、本記事で紹介している内容は実装前のもので、実装後は仕様が変わる可能性があるため注意してほしい。
アンプとヒートゲージを活用する独自の戦闘スタイル
ビートパフォーマーは楽器(ギター)を武器として戦うクラス。ギターを演奏することで攻撃や特殊効果などを発生させることができる。さらに、ビートパフォーマー独自のシステムとして、フィールド上に「アンプスピーカー(以下、アンプ)」を出現させることができる。このアンプはビートパフォーマーの戦闘をサポートしてくれるもので、出現させることで攻撃やスキルの効果を拡大することができる。
ここからは各スキルの基礎能力と、各種成長させた際の強化点を交えつつ紹介していく。
・G1:自身の攻撃やバフに連動して範囲攻撃、範囲バフが発生するアンプを設置する。長押しで狙った場所にアンプを設置することが可能
・G2:アンプの設置可能距離延長
・G3:アンプの持続時間延長
・G4:ハイスピリット状態の持続時間延長
ビートパフォーマーの攻撃やスキルの多くは自身やアンプを中心に発生するようになっている。そのため、戦闘時にはアンプを設置することが重要になる。アンプの有無でスキルの威力や範囲にもかなりの差がでるようになっているので注意が必要だ。
そして、ビートパフォーマーには「ヒートゲージ」と呼ばれるもう一つの特性がある。これはアンプによる攻撃をヒットさせることで増加するゲージで、満タン状態になると「ハイスピリット」と呼ばれる自身を強化した状態になることができる。ハイスピリット状態時は攻撃の威力や範囲、各種スキルの性能が大幅に強化される。
このように、ビートパフォーマーは「アンプ」と「ハイスピリット」によって独特なプレイスタイルをもつクラスとなっている。さらに、タクティカルスキルも攻撃、バフ、デバフ、回復と多種多様なものが揃っており、それらが「アンプ」と「ハイスピリット」によって変化するようになっている。今回のプレイではビートパフォーマーの各種スキルとその変化を確認することができた。
攻撃スキル
・G1:ギターを使った3連近接攻撃と遠隔攻撃の4連コンボ。近接攻撃時にアンプから範囲攻撃を展開し、4段目の遠隔攻撃はアンプヒット時に範囲攻撃を展開する。左右移動入力しながら攻撃すると2段目が自身とアンプを中心とした範囲攻撃に派生する。通常攻撃ボタンを長押しして離すと自身とアンプを中心とした範囲攻撃に派生し、ヒートゲージ最大時にはハイスピリット状態を発動しつつ範囲攻撃。ハイスピリット状態時は4連コンボの範囲攻撃の範囲が拡大し、与ダメージが増加。左右派生攻撃と範囲攻撃の範囲が拡大し、怯み効果が強化される
・G2:前移動入力で光属性の遠隔攻撃に派生、アンプ拡散ヒット時に光属性範囲攻撃が発生。ハイスピリット状態時はこの攻撃の光属性蓄積値が大きく増加する
・G3:後移動入力で一定時間、自身のヒートゲージが上昇するバフを付与する遠隔攻撃に派生、アンプ拡散ヒット時に範囲攻撃が発生。ハイスピリット状態時はこのバフが回避のスタミナ消費量減少バフに変化
・G4:光属性の遠隔攻撃にヒットしたエネミーに光属性耐性ダウン・小付与
・G1:ギターを叩きつけた後、スキルボタンの追加入力でフルスイングする近接攻撃。ハイスピリット状態時は与ダメージが増加する
・G2:1段目攻撃と2段目攻撃の怯み効果強化
・G3:フルスイング攻撃がチャージ可能になる。チャージすると与ダメージ増加
・G4:インターバル短縮
・α:攻撃ヒット時にヒートゲージ上昇量アップ
・β:フルスイング攻撃のチャージ時間が増加するが、ダメージがさらに増加
・G1:狙った位置にアンプを設置し、範囲攻撃を行う。スキルボタンの追加入力でアンプを中心とした継続ダメージエリアを設置が可能。ただしこのとき、インターバルが増加する。ハイスピリット状態時は本スキルの範囲攻撃、継続ダメージエリアの与ダメージが増加。使用時に移動入力することでステップが発生する
・G2:インターバル短縮
・G3:範囲攻撃の与ダメージ増加
・G4:範囲攻撃、継続ダメージエリア範囲拡大
・α:範囲攻撃、継続ダメージエリアの怯み効果強化
・β:アンプ設置時、アンプの方向にエネミーを引き寄せる
・G1:ロックな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心とした範囲攻撃を展開する。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で範囲攻撃を展開する。ハイスピリット状態時は与ダメージが増加し攻撃範囲が拡大する
・G2:インターバル短縮
・G3:範囲攻撃の与ダメージ増加
・G4:範囲攻撃の攻撃範囲拡大
・α:アンプから発生する範囲攻撃の範囲拡大
・β: 攻撃時の怯み効果強化
デバフスキル
・G1:狙った方向にスタンを付与する音波を射出する。アンプヒット時に同様の効果の範囲デバフを展開。ハイスピリット状態時はこのスタンの持続時間を延長する
・G2:スタン持続時間延長
・G3:インターバル短縮
・G4:スタン持続時間さらに延長
・α:スタンの持続時間が短縮するが、デバフ範囲拡大
・β: ヒットしたエネミーに属性耐性ダウン・中付与
・G1:狙った方向に拘束を付与する音波攻撃を射出する。アンプ拡散ヒット時に範囲攻撃を展開。この範囲攻撃にヒットした場合も拘束を付与。ハイスピリット状態時は与ダメージが30%ほど増加する
・G2:スキルボタンの追加入力で最大2回まで遠隔攻撃可能
・G3:スキルボタンの追加入力で最大3回まで遠隔攻撃可能
・G4:遠隔攻撃と範囲攻撃の与ダメージ増加
・α:遠隔攻撃と範囲攻撃の怯み効果強化
・β: 3回目の遠隔攻撃時に自身の前にアンプ設置
・G1:狙った位置にアンプを設置し、アンプを中心とした一定範囲のエネミーにスリープを付与するエリアを展開。ハイスピリット状態時はエリアの範囲が拡大。使用時に移動入力することでステップが発生する
・G2:インターバル短縮
・G3:スリープの持続時間延長
・G4:スリープエリアの効果範囲拡大
・α:スリープの持続時間延長
・β: インターバル短縮
バフスキル
・G1:アンプ拡散ヒット時などのヒートゲージ蓄積量が増加するバフを自身に付与する。ハイスピリット状態時はこのバフの効果時間を延長する
・G2:効果時間延長
・G3:インターバル短縮
・G4:効果時間をさらに延長
・α:発動時に自身にHP継続回復・中付与
・β:効果時間中、通常攻撃で発生するアンプからの範囲攻撃の与ダメージ増加
・G1:狙った方向に、ヒットした味方に被ダメージダウン・中、与HP回復量アップ・中を付与する音波を射出する。アンプヒット時に同様の効果の範囲バフを展開。ハイスピリット状態時はこのバフの効果時間を延長。使用時に移動入力することでステップが発生する
・G2:インターバル短縮
・G3:スキルボタン長押しでチャージが可能になる。チャージすると付与するバフの効果量増加
・G4:バフの持続時間延長
α:付与する効果にHP回復・中追加 / β: 音波を射出しなくなるが、自身とアンプを中心としたバフエリアを展開するようになる
・G1:自身とアンプを中心とした一定範囲の味方に与ダメージアップ・中を付与する範囲バフを発生させる。ハイスピリット状態時はこのバフの効果量が少し増加する
・G2:インターバル短縮
・G3:効果量増加
・G4:範囲拡大
・α:バフの効果時間延長
・β:範囲バフがヒットしたエネミーにダメージを与える
・G1:クールな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心に与ダメージアップ・中、被ダメージダウン・中を付与するバフエリアを展開する。これらのバフは効果が重複する。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で被ダメージダウンバフエリアを展開する。ハイスピリット状態時で発動するとバフの効果量が増加しバフエリアの範囲が拡大する
・G2:被ダメージダウンバフの効果量増加
・G3:バフの効果時間延長
・G4:与ダメージアップバフの効果量増加
・α:自身とアンプから展開する最終段のバフエリアが一定時間その場に残留する
・β:自身から展開するバフエリアが縮小するが、アンプから展開するバフエリアが拡大する
・G1:狙った位置にアンプを設置し、アンプを中心とした一定範囲の味方にスーパーアーマー、被ダメージダウン・中を付与するバフエリアを展開。ハイスピリット状態時はバフエリアの範囲が拡大。使用時に移動入力することでステップが発生する
・G2:インターバル短縮
・G3:バフの効果時間延長
・G4:バフエリアの効果範囲拡大
・α:付与するバフに属性耐性アップ・中追加
・β:付与するバフに救護速度アップ、移動速度アップ・中追加
回復スキル
・G1:ヒットした味方のHPを回復する音波を射出する。アンプヒット時、回復エリアを展開する。
・G2:スキルボタン長押しでチャージが可能になる。チャージすると本スキルのHP回復量増加
・G3:インターバル短縮
・G4:チャージ上限が増加し、さらにチャージが可能になる。チャージすると本スキルのHP回復量増加
・α:アンプから発生する回復エリアの範囲拡大
・β:アンプから発生する回復エリア範囲が縮小するが、回復量増加
・G1:エモーショナルな曲を奏でる演奏スキル。一定間隔で自身とアンプを中心とした回復エリアを展開する。最終段の回復エリアにヒットするとHP継続回復を同時に付与する。エリアが展開されるタイミングでスキルボタンを追加入力すると追加で回復エリアを展開する。ハイスピリット状態時は回復量が増加しエリア範囲が拡大する
・G2:回復量増加
・G3:インターバル短縮
・G4:HP継続回復の効果量増加
・α:アンプから発生する回復エリア拡大
・β: HP回復量が低下しHP継続回復がなくなるが、味方にHP吸収効果付与
「ブラストアーチャー」と「ビートパフォーマー」にはそれぞれ強みが存在
「BLUE PROTOCOL」にはサービス開始時から選択できるクラスのひとつとして「ブラストアーチャー」が存在している。ブラストアーチャーは武器に弓を使用する中・遠距離攻撃に長けたクラスで、ビートパフォーマー同様にヒールやデバフといったスキルを得意としたサポーター系のクラスだ。
今回新たに追加される「ビートパフォーマー」はこの「ブラストアーチャー」と同じサポーター系のクラスになるので、実際に両クラスでどのような違いがあるのか気になることだろう。ここでは攻撃、支援、回復能力について両クラスを簡単に比較していく。
攻撃
はじめに攻撃能力についてだが、これについてはブラストアーチャーに軍配が上がる。ブラストアーチャーにはビートパフォーマーとは比較にならないほどの攻撃スキルがある。さらに、敵の弱点に攻撃を命中させることでダメージが上昇するウィークアタックといった特性もある。
逆にビートパフォーマーは攻撃スキルが少ない。また、アンプを設置するという一手間が発生してしまうことから動き回る敵や、ソロでの戦いに対して苦戦する傾向にある。だが、パーティ戦においてはアンプによる広範囲への攻撃や、ハイスピリット状態による性能強化がある。状況次第ではビートパフォーマーの方が「パーティチェイン」のカウントやダメージを稼げる場合もあるだろう。
デバフ
デバフについてはどちらもともに甲乙つけがたい。ブラストアーチャーは属性蓄積値や状態異常を拡散することができる「レゾナンスショット」や、属性耐性ダウンや属性状態異常を強化できる「ダストフォース」など、他には無い強力なスキルがある。ビートパフォーマーの方は拘束やスタン、スリープなどの状態異常を与えるスキルが充実しており、いずれもアンプによって広範囲に影響を与えられるのが強みだ。また、「スタンウェーブ」はβにすることでヒットしたエネミーに「ダストフォース」よりも強力な属性耐性ダウン・中を付与することができるのも強い。
バフ
バフに関してはビートパフォーマーの圧勝だ。他作品でいうところのバード(吟遊詩人)職のように、音楽で味方を強化するスキルが数多く揃っている。特に「ソリッドゲイン」は広範囲の味方にスーパーアーマーや被ダメージダウン、さらにβにすることで移動速度アップ・中を付与できることもあって、かなりの強みとなっている。
回復
回復に関してはブラストアーチャーの方が一歩秀でている。ヒーリングアローによる瞬間回復や、リフレッシュエリアによる状態異常解除がパーティ戦においては強力なスキルとなっている。
ビートパフォーマーの回復スキルはブラストアーチャーのような瞬間的な回復量こそないが、広い効果範囲やリジェネなどの継続的に回復するといった特徴をもっている。1回の回復量は少ないが、継続して回復していくことで、最終的な回復量はブラストアーチャーを上回るようになっている。
どちらも固有の効果を発揮するスキルがあるため、サポーターとしての優劣を付けるのは難しい。だが、ビートパフォーマーに関しては実装後にタクティカルスキルのαとβを入手するのに時間がかかることから、しばらくはブラストアーチャーの方が優勢になるだろう。
「月下装」装備
ビートパフォーマー実装時にはクラスをイメージした装備「月下装」シリーズも追加される。この装備は「月下装の帽子」、「月下装の服」、「月下装のズボン」、「月下装の手袋」、「月下装の靴」の5つの部位で構成されており、4月24日のビートパフォーマー実装タイミングで実施されるマンスリーイベントの報酬として入手できるようになる。
ここまで各種スキルの説明や既存のブラストアーチャーとの比較などをしてきたが、新たなサポータークラスとして実装されるビートパフォーマーは、なかなかに面白いクラスとなっている。攻守ともに強力なバフを味方に付与することができるのはもちろん、ソリッドゲインのβによる移動速度アップ・中はミッションの周回やタイムアタックでは重宝するはずだ。
とはいえ、良いことばかりではない。今回実際に触れて感じたのは、アンプの便利さと、その不便さだ。敵味方問わずフィールド内を移動することが多い本作ではアンプの操作がとても忙しくなる。アンプを置かないと威力や範囲のメリットが無くなってしまうので、そもそも置かないという選択肢がない。そのため、戦闘では必ずアンプを設置するというステップが発生する。敵や味方の位置をしっかり把握したうえで設置する必要があるので、慣れるまでは苦労するかもしれない。だが、それに見合うだけのリターンはしっかりとあるので、支援職が好きな方はぜひともチャレンジしてみてほしい。
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