【特別企画】

「BLUE PROTOCOL」新クラス「ブリッツランサー」先行プレイレポート

新クラスは刻印と雷を操り、縦横無尽に駆け巡る槍使い

【BLUE PROTOCOL:新クラス「ブリッツランサー」】

8月16日 実装予定

 累計プレーヤー数60万人、最大同時接続者数20万人以上を記録したバンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオによるPC用オンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」(以下ブループロトコル)に新たなクラス「ブリッツランサー」が8月16日実施のアップデートで追加される。

 ブリッツランサーは「ブループロトコル」で新たに選択可能となる6つ目のクラス。槍を武器に突進攻撃や、空中からの投擲など、素早いアクションで戦闘を繰り広げるテクニカルなクラスとなっている。攻撃時には「刻印」と呼ばれるデバフ(弱体化)効果を敵に付与し、様々なデバフや追加攻撃を加えることができる。

 そんなブリッツランサーを筆者は一足早くプレイする機会を得たので、本稿ではその性能や、プレイする際の知識をゲームのスクリーンショットや動画などを交えながら紹介していく。

【『BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)』ブリッツランサー ティザートレーラー】

ブリッツランサー専用のシステム「刻印」

 ブリッツランサー最大の特徴は敵にデバフ効果を与えられる「刻印」にある。「刻印」は通常攻撃や一部のタクティカルスキルを使用する事で敵に付与することができ、付与後はトリガーとなる攻撃を行なうことでデバフ効果を発動することができる。付与できる刻印は全部で3種類あり、それぞれが異なるデバフ効果を敵に与える。また、3種類の刻印を全て付与した状態の時に発動することで、デバフ効果に加え、対象の周囲に範囲ダメージを与える「重刻・散華」を発生させることができる。

刻印のデバフ効果
・刻印・炸(はじけ):発動時の攻撃で敵が受ける被ダメージを増加させる
・刻印・虚(うつろ):敵の攻撃力を下げる
・刻印・絡(からみ):敵の移動速度を下げる

刻印・炸(赤)、刻印・虚(青)、刻印・絡(緑)。この状態の時にタクティカスキル(以下、Tスキル)やクラスアクションのリープショットで「刻印」を発動すると敵にデバフ効果を与えることができる
敵に3種類の「刻印」を付与後に発動すると「重刻・散華」が発生し、周囲に強力な範囲ダメージを与える

 3種類の「刻印」を付与し、発動と共に「重刻・散華」で敵にデバフと範囲ダメージを与えて戦うのが「ブリッツランサー」の基本的な戦術になる。

多彩なアクションを可能とするブリッツランサーのスキル

 「ブリッツランサー」は攻撃スキルに加え、自身のスキル威力やクラスアクションの強化など、多彩なスキルを持ち合わせている。また、多くのスキルが「刻印」の発動や付与に関係しているため、組み合わせ次第で戦い方に大きく影響する。そのため、スキルの組み合わせにはかなり頭を悩ませることになるだろう。ここでは今回の先行プレイで確認できた各種スキルをそれぞれ紹介していく。

 最初はクラス特有の通常攻撃と特殊アクションを担うクラスアクションから紹介する。

【テンペストスラッシュ】
ブリッツランサーの通常攻撃のクラスアクション。レベル12で習得できるG3にならないと通常攻撃で全種類の刻印を付与することができないので注意

 ブリッツランサーは通常攻撃や溜め攻撃、一定以上の高さからの強襲攻撃(ジャンプ攻撃)など特定の攻撃方法で敵にダメージを与えた際に「刻印」を付与することができる。今回のプレイでは以下の方法で刻印の付与が確認できた。

・通常攻撃上方向入力:刻印・虚
・通常攻撃下方向入力:刻印・絡
・通常攻撃ボタン長押しでの溜め攻撃:刻印・炸
・一定以上の高さからの強襲攻撃(ジャンプ攻撃):刻印・炸

 これらの攻撃を駆使することで、敵に3種の刻印を付与することができる。今回筆者がプレイしたところ、溜め攻撃(刻印・炸)で距離を詰めてから、通常攻撃上方向(刻印・虚)、通常攻撃下方向(刻印・絡)で少し距離をとり、最後にタクティカルスキルで刻印発動。または、通常攻撃上方向(刻印・虚)、通常攻撃下方向(刻印・絡)で距離をとった後に、溜め攻撃(刻印・炸)で接近し、スキルで刻印発動、などがやりやすかった。

【ブリッツランサーの通常攻撃による刻印付与例】
自分だけの組み合わせを考えるのも楽しい
【エスケープリープ】
【リープショット】
エスケープリープ使用時のジャンプ中に、クラスアクションボタンを追加入力すると槍を前方に放つリープショットを使用できる

 次はブリッツランサーのTスキルを紹介する。Tスキルには全部で9つの攻撃系スキルと、3つの自己強化スキルがある。それぞれインターバルの長さや、雷属性の有無、「刻印」の発動や付与など、特徴の違うスキルが集まっている。「ブリッツランサー」ではいかに「刻印」を付与し、発動していくかが重要となるため、「刻印」の発動と付与を同時にできる「クルーエルスラスト」や、インターバルの早い「ラピッドスピア」などがオススメのTスキルだ。また、「マークトリガー」や「プリペアモード」などの自己強化系のTスキルもうまく活用できれば、与えるダメージを大幅に上昇させることができる。今回、各スキルの動画を撮影できたので、スキル詳細と共に参考にしてみてほしい。

【「ブリッツランサー」攻撃Tスキル紹介】
【ラピッドスピア】
インターバル:8秒

・G1:4連続突きを放った後、最後に強烈な突き攻撃を行なう。最後の攻撃は刻印発動可能
・G2:攻撃中、スキルボタンを長押しすると8連突きになる
・G3:最後の突き攻撃の怯み効果強化
・α:8連突き後の、最後の突き攻撃のダメージ増加
・β:一撃目で刻印・虚を、5段階目で刻印・絡を付与する

【ラピッドスパーク】
インターバル:10秒

・G1:4連続で雷をまとった突きを放った後、最後に強烈な突き攻撃を行なう。最後の一突きは刻印発動可能
・G2:雷属性蓄積値増加
・G3:攻撃中、スキルボタンを長押しすると8連続突きになる
・α:最後の一突きの雷属性蓄積値が増加する
・β:最後の一突きヒット時、移動速度ダウン・中付与

【グランドパイル】
インターバル:13秒

・G1:真上にジャンプした後、エネミー目掛けて急降下し、着地と同時に地面から槍を突出させる攻撃を行なう。攻撃は刻印発動可能
・G2:インターバル短縮
・G3:攻撃範囲拡大
・α:攻撃範囲の中心部で2ヒットするようになる
・β:刻印が発動しなくなるが、攻撃範囲が拡大し、刻印・虚を付与するようになる

【グランドスパーク】
インターバル:13秒

・G1:真上にジャンプした後、エネミー目掛けて急降下し、着地と同時に、継続的に雷属性のダメージを与えるエリアを作成する。攻撃は刻印発動可能
・G2:雷属性蓄積値増加
・G3:エリア時速時間延長
・α:攻撃範囲拡大
・β:攻撃範囲が縮小するが、ヒット時に拘束付与

【アッパーダンス】
インターバル:15秒

・G1:前進しながら小アッパーで2回攻撃の後、大アッパー攻撃。大アッパー攻撃は刻印発動可能
・G2:大アッパー攻撃の怯み効果強化
・G3:大アッパー攻撃の怯み効果をさらに強化し、ダメージ増加
・α:刻印を付与しているエネミーに大アッパー攻撃をヒットさせた際、ダメージ増加
・β:大アッパー攻撃時に、大きく飛び上がる

【クルーエルスラスト】
インターバル:25秒

・G1:槍で一突きした後に柄で追撃を行なう。一撃目は刻印発動可能。柄での追撃で刻印・炸を付与
・G2:インターバル短縮
・G3:初段の与ダメージ増加
・α:インターバルが増加するが、追撃がヒットしたエネミーに刻印・炸、虚、絡を付与するようになる
・β:追撃がヒットしたエネミーに拘束付与

【スラストボルト】
インターバル:15秒

・G1:槍で一突きして雷を前方に発生させる。長押しでチャージ可能。チャージレベルが上昇すると雷の範囲が拡大、ダメージ、雷属性蓄積値増加
・G2:雷属性蓄積値増加
・G3:さらにチャージが可能となり、チャージレベル上昇に応じて与ダメージと雷属性蓄積値が増加
・α:射程距離延長
・β:最大チャージ時、ヒットしたエネミーに刻印・炸、絡を付与

【スタブインパクト】
インターバル:10秒

・G1:前方にエネミーを貫通する衝撃波を飛ばす。攻撃ヒット時、刻印・炸を付与
・G2:与ダメージ増加
・G3:弾速が上昇し、射程距離も延長
・α:衝撃波のサイズ拡大
・β:攻撃ヒット時、さらに刻印・虚を付与

【トルネードスピン】
インターバル:20秒

・G1:頭上で槍を回転させ、自身を中心として竜巻を発生。竜巻攻撃中はスーパーアーマー状態。スキルボタン長押しで、最大2回竜巻で攻撃を行なった後、薙ぎ払い攻撃を行う。薙ぎ払い攻撃は刻印発動可能
・G2:竜巻攻撃が3回攻撃となる
・G3:竜巻攻撃が4回攻撃となる
・α:攻撃範囲拡大
・β:竜巻攻撃が6回攻撃となる

【ハンティングゾーン】
インターバル:45秒

・G1:効果中、エネミーにリープショットがヒットすると、エネミーを引き寄せてダメージを与える衝撃波が発生するようになる。また、効果中はクラスアクションのインターバルがなくなり、さらに蹴上げ攻撃で刻印・虚を付与する
・G2:効果時間延長
・G3:インターバル短縮
・α:衝撃波の範囲拡大
・β:衝撃波の怯み効果強化

【マークトリガー】
インターバル:55秒

・G1:発動中、刻印・炸、虚、絡がそれぞれ発動した時の効果が強化される
・G2:効果時間延長
・G3:インターバル短縮
・α:各刻印発動時、発動対象にHPリーク状態を付与
・β:各刻印発動時、一定時間自身にスーパーアーマー付与

【プリペアモード】
インターバル:65秒

・G1:スキル使用後、発動した刻印の数をカウントする時間が発生。この時間の経過後、又は時間内にカウントが最大となった時に、各攻撃Tスキルの与ダメージが1度だけ増加する状態となる。与ダメージはカウントする時間内に刻印を発動した数に応じて増加
・G2:刻印の発動数をカウントする時間が延長
・G3:インターバル短縮
・α:さらにインターバルが短縮し、刻印の発動数をカウントする時間が延長
・β:Tスキルの与ダメージがさらに増加

 Tスキルをうまく活用すれば、戦闘中に「刻印」の3種類発動による範囲ダメージ「重刻・散華」を何度も引き起こす事も可能になる。今回、「ブループロトコル」のスタッフにブリッツランサーのコンボ例を見せてもらうことができたので紹介する。

【ブリッツランサーのスキル回し例】
動画内ではタクティカルスキルのαやβを使用しているためすぐに同じ動きはできないが、「ブリッツランサー」が最終的に可能となる動きの一例として参考にしてほしい

実際にブリッツランサーを使用して感じた強み・弱み

 今回の先行プレイではブリッツランサーを使用して、ソロとパーティー戦の両方を体験することができた。その際に感じた「ブリッツランサー」の強みと弱みをそれぞれ解説する。

 まず初めにブリッツランサーの強みだが、「刻印」によるデバフ効果が最大の強みだろう。デバフの効果自体はさほど大きいものではないが、刻印・絡による敵の移動速度低下と刻印・虚による敵の攻撃力低下はシンプルにパーティー全体の生存力の強化や戦いやすさへと繋がる。また、ブリッツランサー自体も攻撃力が高いので、1枠でサポートと攻撃力の両方を揃えることができるのは魅力的だ。パーティーに1人は欲しいクラスだ。

「重刻・散華」はそれぞれに判定があるので、敵の集団に複数発生させることができれば、範囲内の敵に大ダメージを与えることができる
ボスなどの大型エネミーにデバフを入れることで戦いを有利に進めることができる

 逆に「刻印」が弱みでもある。ブリッツランサーの「刻印」は誰が付与したかに関わらず、ブリッツランサーのプレーヤーであれば誰でも発動させることができる。そのため、パーティー内に複数の「ブリッツランサー」がいる場合、刻印を任意のタイミングで発動できなくなってしまう。こうなってしまうと「重刻・散華」や、刻印の発動を条件としている「プリペアモード」や「マークトリガー」を活かせなくなってしまうため、攻撃力が大幅に下がってしまう。アップデート後は特に多くのプレーヤーがブリッツランサーでプレイすることが予想できるので、同じ敵を攻撃しても問題ないスキル構成にしたり、離れた場所で戦うなどの工夫をして対処する必要がある。

新衣装「スタイリッシュ」シリーズ

 今回の先行プレイでは、8月16日に追加される新たな衣装、「スタイリッシュ」シリーズも公開された。この衣装は「スタイリッシュヘルム」、「スタイリッシュアーマー」、「スタイリッシュボトム」「スタイリッシュグローブ」「スタイリッシュグリーブ」の5つの部位で構成されており、8月16日のアップデート後に開催される「実装記念ログインボーナス」や「アドベンチャーボード」の課題をクリアすることで各部位を入手できるようになっている。ブリッツランサーの育成と合わせて、ぜひチャレンジしてみてほしい。

【スタイリッシュF】
【スタイリッシュM】

 8月16日に実施される「ブループロトコル」のアップデートではブリッツランサーやスタイリッシュシリーズの衣装だけでなく、新たなフィールドやエネミー、ミッションなども追加される。また、プレーヤーのフィードバックをもとにゲーム内機能の調整も予定されている。まだリリースされて間もないこともあり、追加コンテンツやバランス調整など、今後どのように変わっていくのかが楽しみなタイトルとなっている。

 今回のアップデートではブリッツランサー実装を記念した育成キャンペーンも開催されるので、本作が気になっている人はもちろん、途中でゲームから離れてしまった人も、今回のアップデートを機にぜひ一度プレイしてみてはいかがだろうか。