【特別企画】

高難度のランサー戦に挑む「Fate/Samurai Remnant」試遊レポート【TGS2023】

クー・フーリン参戦!「ゲイ・ボルグ」は決まるのか!?

【Fate/Samurai Remnant】

開発・発売元:コーエーテクモゲームス

ジャンル:アクションRPG

プラットフォーム:PS5/PS4/Nintendo Switch/Steam(PC)

発売日:
[PS5/PS4/Nintendo Switch版] 9月28日
[Steam版] 9月29日
価格:
[通常版] 9,680円
[Digital Deluxe Edition] 17,028円
[通常版 + フィギュア DX ver.] 41,680円
[TREASURE BOX] 17,380円
[TREASURE BOX + フィギュア DX ver.] 49,380円

 東京ゲームショウ2023のコーエーテクモゲームスブースにて、同社が9月28日発売予定(Steam版は9月29日)の「Fate」シリーズ最新アクションRPG「Fate/Samurai Remnant(フェイトサムライレムナント)」がプレイアブルとして出展された。

 本作は、江戸時代の日本を舞台に、願いをかなえる願望機“盈月(えいげつ)”を巡る新たな聖杯戦争“盈月の儀”を描いたアクションRPG。主人公の剣士「宮本伊織(以下、伊織)」がサーヴァントの「セイバー」と共に戦う姿を描いた、軽快かつ豪快なアクションと魅力あふれるキャラクターたちとの冒険を体験できる作品だ。

 今回の試遊では、「花と散りゆけ、野暮ふたり」と「業火に身を墜とす者」と呼ばれる2つのモードから1つを選択してプレイすることができた。

 「花と散りゆけ、野暮ふたり」は吉原を舞台に、実際にゲーム序盤のストーリー展開や、探索、「伊織」たちがどのようにバトルに巻き込まれていくかなどを体験できるモード。

 「業火に身を墜とす者」は本作の醍醐味であるマスターとサーヴァントによるコンビで戦うシーンを体験できるガチンコバトルのモード。

本作の雰囲気や、システムが気になる方は「花と散りゆけ、野暮ふたり」、アクションゲームに自身があり、ド派手な戦闘にチャレンジしたい方は「業火に身を墜とす者」をプレイするのがオススメだ。今回、筆者は「業火に身を墜とす者」をプレイしたので試遊レポートをお届けしよう。

2つのモードからいずれかを選択する

炎を操るランサー陣営との戦い

 「業火に身を墜とす者」では「Fate/Samurai Remnant」に登場する7つの陣営の1つであるランサー陣営の「地右衛門(ちえもん)」とそのサーヴァント「ランサー」との戦いをプレイすることができる。

ランサー陣営のマスター「地右衛門」
サーヴァント「ランサー」

 「地右衛門」と「ランサー」は両者共に槍を武器としたリーチの長い攻撃と、炎を纏った技を駆使したスタイルで戦闘を行なう。攻撃パターンも多彩で、自身の周囲に炎を吹き出す攻撃や、炎の壁で退路を塞いだあとに槍で突進してくる攻撃、槍を飛ばす攻撃など、遠近に隙が無い攻撃を行なってくる。

「地右衛門」と「ランサー」は自身の周囲に炎を起こす攻撃をしてくるため、迂闊に近づいて攻撃していると逆に痛い目をみてしまう
「ランサー」が炎の壁を出し、「地右衛門」が槍で突進攻撃をしかけてくる
槍を飛ばしてくる遠距離攻撃

 両者共にかなりの強敵だ。今回のモードの達成目標はマスター「地右衛門」とサーヴァント「ランサー」の両方を倒すこと。以前に先行プレイを体験している筆者なら大丈夫だろうと思っていたのだが、これがなかなかに手強い。

 本作ではマスターである「伊織」を操作して戦うのだが、基本的に「伊織」の攻撃はサーヴァント相手には通じない。そのため、今回のようなマスター+サーヴァント戦で「伊織」は相手マスターをメインに狙って戦う必要がある。だが、マスターのピンチには相手のサーヴァントがサポートに駆けつけるので、思うように攻撃させてもらうことができない。同様に、こちらがピンチの時もセイバーが助けに駆けつけてくれる。ヤバイと感じた時に相手の攻撃を受け止めてくれる「セイバー」がすごく頼もしい。

「伊織」への攻撃を水で防御するセイバー
「地右衛門」がピンチになると「ランサー」が間に割って入り攻撃を止めにくる

マスターとサーヴァントの攻撃タイミングが鍵

 相手にダメージを与えるコツは相手の攻撃に合わせること。相手マスターやサーヴァントが強力な攻撃をする際、身体が緑や赤に光る時がある。このタイミングに合わせて攻撃やサーヴァントの強力な技である「共鳴絶技」を使用することで、戦いを有利に運ぶことができる。

赤い光が出たら相手の大技がくる合図
相手が技を繰り出す前に「セイバー」の「共鳴絶技」をあてることができれば、技の発動を阻止できる
相手の攻撃を阻止すると、一定時間無防備にさせることができる
相手マスターを倒すことができれば、サーヴァントを弱体化させることができる

 今回、筆者は途中まで順調に戦えていたと思うのだが、終盤で回復アイテムが尽きてしまい、あと一歩及ばずにやられてしまった。このモードでは10分の制限時間があるため、テンポよく攻撃を当て続けないと相手マスターとサーヴァントの体力を減らし切れない。とはいえ、炎のカウンター攻撃があるので大胆に攻めにいけないのが難儀なところ。

あと一歩のところまで追い詰めたが「ランサー」の攻撃をモロにもらってしまい、無念

 今回は敗北してしまったが、マスターとサーヴァントが協力して戦うのをしっかりと体験できる試遊だった。製品版ではぜひともリベンジして雪辱を果たしたいと思う。

 ちなみに、今回のモードでは逸れ(はぐれ)のサーヴァント「クー・フーリン」もプレイすることができる。お馴染みの宝具「刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)」や、豪快な槍さばきなど、操作していて楽しいキャラクターとなっている。操作可能時間に制限があるのが実に口惜しい。本作では「クー・フーリン」以外の逸れのサーヴァントもプレイアブルキャラクターとして登場するそうなので、実に楽しみだ。

 国内最速で「Fate/Samurai Remnant」を楽しめるチャンスとなっているので、東京ゲームショウ2023にお越しの方は、ぜひともコーエーテクモゲームスブースでこの試遊台を体験してみてほしい。